都議選での自民の敗北考～

都議選で自民党が大敗した。
理由は　国政の場で続いた強行採決や　議員に不祥事や失言が多いという気のゆるみ　は許さない　という都民の声がとどいたから　といわれています。

多分　それもあったでしょうが、メインとは思えません。

地方選挙という自覚は　都民皆持っていたと思いますので、　民進党や共産党の言うように　国政への不満が原因で自民都議が負けたのではない　と思います。　

要は、自民都議団の　旧態依然とした　利権体質や　女性蔑視や　それを変えようとしなかった自民党の無策ぶりが　批判票となって　都民ファーストの会に票がいった結果でしょう。　事前の世論調査で　都民ファと自民の支持率は　五分五分であったのは　有権者が　小池対自民都議のやり取りを　投票直前まで　じっくり振り返っていたということでしょう。

小池都知事になってからこの一年で、たぶん石原前自民都議連会長が　悪かったのだと思いますが、　3年前の塩村議員への女性蔑視ヤジを引き継いだともいえる　小池新都知事への嫌がらせと蔑視と、　舛添前知事を引き継ぐ放漫な海外視察や　築地跡地売却を巡る利権疑惑や　政党復活予算を執拗にこだわる体質や　公明党を切ってまで守ろうとする議員報酬額への執着心が　下村自民都議連会長に変わっても　変わらずに、そのままずるずると　投票日まで続いて　負けたということでしょう。

東京都議会は　透明性をもって小池行政と対峙してほしいと思います。

自民党支持者ではありませんが　今回の都議選では　地方選故　自民党の外交、安全保障政策が批判されてはいないと思いますので、国内政策を主に見直すべく　内閣改造が図られるのを望みます。

民進党・共産党の支持者ではありませんが、森友学園問題では安倍夫人の口添え　加計学園問題では安倍首相の口添えが　臭いますので、　首相交代もいいのでは？　ただ　適任者は見当たりませんよね…