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2022-03-29 08:51:29 | be short


ウクライナ情勢を伝えるBloomberg News をそのままコピーしました。

・交渉の「最低限」目標設定-キエフ近郊イルピン奪還か 2022年3月28日 16:49 JST 更新日時 2022年3月29日 8:07 JST

ウクライナとロシアの代表団は29日にトルコのイスタンブールで対面形式での停戦交渉を再開する予定。ウクライナ側の「最低限」の目標は目下の人権状況の改善になるとクレバ外相は語った。バイデン米大統領は28日、ロシアのプーチン大統領は権力の座にとどまってはならないとした26日の自身の発言について、「道徳的な怒り」の反映だと釈明。米国がレジームチェンジ(体制転換)の政策を採用したわけではないと述べた。ウクライナ軍は首都キエフの西方に位置するイルピン市を奪還した。ゼレンスキー大統領がビデオ演説で明らかにした。ドイツは年内にもロシア産原油・石炭の購入を停止する可能性があると表明。一方、ロシアは天然ガスの買い手がルーブル建ての支払いを拒否するなら欧州には供給しないとした。ウクライナ当局者は通信インフラへの大規模サイバー攻撃は「中和された」と述べた。国際原子力機関(IAEA)は砲撃を受けたハリコフの核関連施設の核物質には損傷はないとウクライナから報告があったと明らかにした。

▽キエフ近郊のイルピンを奪還-ゼレンスキー大統領
ウクライナのゼレンスキー大統領は、首都キエフ近郊のイルピンをウクライナ軍が奪還したと恒例のビデオ演説で明らかにした。南部の港湾都市マリウポリはなお封鎖されていると指摘した。

▽人権状況の改善が「最低限」目標-ウクライナ外相
ウクライナのクレバ外相は、29日に始まるトルコ・イスタンブールでの2日間の対面形式の交渉では、人権状況の改善が「最低限」の目標であり、最大限の目標は安定した停戦合意だと語った。

▽停戦交渉仲介の実業家アブラモビッチ氏に毒物症状
ロシア人富豪ロマン・アブラモビッチ氏とウクライナ側の和平交渉担当チームの複数の幹部が、3月初めのキエフでの会合後に毒物の影響とみられる症状に苦しんだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

▽マリウポリでは5000人が死亡、市長発表
ウクライナ南東部のマリウポリでは、27日時点までで子供200人を含む約5000人がロシア軍の攻撃で死亡したと、ボイチェンコ市長が述べた。同市長によると、今月1日から攻撃が続き、全ての産科病棟を含む病院と住宅建物の90%がロシア軍の砲撃や空爆、ミサイル攻撃で損傷または破壊された。戦争前の人口のうち約17万人が市内にとどまっており、約14万人はロシア軍の包囲前、15万人は攻撃開始後にそれぞれ退避したという。ロシア軍が強制的に立ち退かせ行方が分かっていない市民も3万人に上ると、同市長は説明した。

▽アブダビ政府系ファンド、ロシアでの投資停止-ロイター
アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の政府系ファンド(SWF)、ムバダラ・インベストメントは、ウクライナ戦争を理由にロシアでの投資を停止する。ハルドゥーン・ムバラク最高経営責任者(CEO)が語ったとして、ロイターが報じた。ムバダラは世界最大級のSWFで、1カ月にわたるウクライナ戦争について公に立場を表明した中東のSWFは初めて。

▽G7、ルーブル建て支払い拒否で一致
主要7カ国(G7)のエネルギー担当相は、ロシアからの天然ガス購入契約を巡りルーブル建てでの支払いを求めているプーチン大統領の要求について、拒否することで一致した。

▽カールスバーグとハイネケン、ロシア撤退へ
デンマークのビールメーカー、カールスバーグとオランダの同業ハイネケンはロシア事業を売却し、同国から撤退する計画だ。

▽ポリメタル、ロシア事業と残り事業の分割を検討-FT
ロシアの貴金属採掘会社ポリメタルは、ロシア事業と国際事業を分割することを検討している。戦争に関連した制裁の影響からロシア外の事業を守る狙いがある。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が事情に詳しい関係者2人の情報として報じた。

▽クレディ・スイス、ロシアでの新規事業を停止
スイスの銀行クレディ・スイス・グループはロシアで新たな事業を追求することをやめ、同国へのエクスポージャーを減らしている。

▽ロシア、20億ドルのドル建て債償還を示唆
ロシアは来月償還期限を迎える国債の元利払いと2042年4月償還債のクーポン支払いを行う意向を示した。

▽ロシア紙ノーバヤ・ガゼータが発行停止
ロシア紙ノーバヤ・ガゼータは、「ウクライナでの『特別作戦』が完了するまで」発行を停止するとツイッターで発表した。同紙は28日、いわゆる外国のエージェントから得た情報を適切な表示なく掲載したとして、ロシア通信情報技術監督庁から2度目の警告を受けていた。

▽ロシア株、全株取引再開の初日は下落
ロシア株は取引対象がモスクワ証券取引所に上場する全株式に拡大されたが、MOEXロシア指数は2.2%安で取引を終え、先週の上昇分を打ち消した。ガスプロムやズベルバンクが大きく売られ、原油安でルクオイルも下落した。

▽ロシアの輸入、過去数週間で急減
ロシアのレシェトニコフ経済発展相は、ここ数週間に輸入が急減していると指摘し、政府は通関手続きの改革と新たなサプライチェーン構築で輸入を安定させる措置を講じると述べた。インタファクス通信が報じた。フィンランド中央銀行新興経済研究所は28日発表した2022-23年のロシア経済予測改訂版で、今年のロシアの輸入は半減し、国内総生産(GDP)は約10%縮小するとの見方を示した。

▽ロシア:ウクライナ体制転換計画せず-IFX
ロシアはまだ西側に全面的な制裁を科していないが、欧州の経済状況は既に著しく悪化していると、ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記が28日に述べた。インタファクス通信(IFX)が伝えた。

▽ロシア大統領府:バイデン氏発言は「警戒すべきだ」
プーチン大統領に関するバイデン米大統領の発言は「警戒すべきものだ」と、ロシア大統領府のペスコフ報道官が記者会見で語った。バイデン氏の発言をロシアは今後も注視し続けていくと述べた。

▽ウクライナとロシアの交渉、29日午前に開始
ウクライナとロシアがトルコで予定する交渉は29日午前10時に開始すると、インタファクス通信がウクライナ側交渉団の一員であるダビド・アラハミヤ氏の話として報じた。同氏は先に、交渉は28日に始まる可能性があると示唆していた。

▽中国:制裁がロシアとの通商関係に打撃を与えている
中国外務省が北京で28日に開いた定例記者会見で、汪文斌報道官は中国が国際的なロシア制裁を迂回しようとしているとの観測を否定する一方で、制裁措置が中国・ロシア間の通商関係に打撃を与えていると述べた。

▽英政府、ロシアのサプライヤー企業との契約打ち切りを指示
英政府は28日、公共セクターの購買担当チームに対し、ロシアやベラルーシ企業との契約について新たな指針を発表。指針では、政府省庁や病院を含む公共機関が「ロシアやベラルーシの企業と交わす全ての契約を直ちに特定し、影響を最小限に抑えてサプライヤーを変更できる場合には契約解除に向けた法的手順を模索するよう」勧告した。

▽ウクライナ、人道回廊の開放停止-「挑発行為」が理由
ウクライナのベレシチューク副首相は、人道回廊沿いで挑発行為が計画されているとの情報があったため、28日は回廊の開放を停止すると動画で説明した。民間人の安全な避難路を確保する合意にロシア側がたびたび違反しているとウクライナ側は主張しているが、戦争開始初期以来、人道回廊は大半の日で機能してきた。ウクライナ当局はマリウポリからの避難継続と北東部スムイ地方での回廊を期待していた。

▽ロシア外相、インドを今週訪問-ヒンズー紙
ロシアのラブロフ外相がインドの首都ニューデリーを今週訪問する。インド紙ヒンズーが匿名の複数の当局者を引用して報じた。プーチン大統領がウクライナ軍事侵攻に踏み切ってからでは、最高レベルのロシア高官訪問となる。同紙によると、両国の当局者はロシア産原油のインドへの販売や、国際銀行間通信協会(SWIFT)の国際決済ネットワーク外で石油などの購入代金をルピー・ルーブルで支払う方法に関して協議する見込み。

以上


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