さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

大英博物館9月

2006-09-11 14:31:52 | ポストカード
お元気ですか
今日は
大英博物館の古代エジプトを見てきました
王様や司祭らの権威を現した
石彫りのライオンに豹
また 雄牛は大きかった
ミイラとピラミッドに色々と教わりました。

ピラミッドの中にあったミイラは
大概は今から4、5千年前の人のもので
布でカチカチに巻かれていました
<こんなにガチガチでは映画に出てくるミイラのようには歩けませんね ホッとしました>
亡骸をミイラとして残したのは
司祭の先導も強かったのでしょうが人々が不滅の霊魂を信じ
霊魂はいつかは死体に戻り
生体へと甦ると信じていたからのようです
お墓には死者の書がミイラと一緒に納められていました
死者の書には
死者の心臓が秤にかけられ
正しい人間かどうかが調べられ
正しい人間は極楽へ
悪い人間は地獄へと向うという
死後の世界が描かれています
<霊魂や死後の裁判を信じる世界がまだ残っているとは思えませんが...どうでしょう?>
パンフレットに
ピラミッドを作った労働者は
奴隷ではなく賃金労働者であったこと
この公共事業的なピラミッドの建設によって王国の富が
一般国民に回りまわって
ひいては社会・経済システムを回転させ
エジプトの王制を長く存続させたとありました
ピラミッドとミイラは古代のロマンとして一緒くたに考えていましたが
<公共事業の有意義さという意味でピラミッドは現代に受け継がれているようですので>別々に考えた方が分かりやすいですね。

ちなみに
エジプト王制を滅ぼしたのは
死後の霊魂を司るとされた司祭を頂点とする官僚・特権階級で
彼らの前例主義の政治が社会や自然の変化に対応出来ず
国民から遊離し
自滅したとありました。

エジプト文明は色々なことを伝え教えているのですね
博物館を再認識しました
ではまた
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