「少女のころ智恵子に憧れたわ」
とその人が言った。
「智恵子は大きなお花を抱えて
光太郎に会いに行くのよ」
「なんのお花だったかしら?…でもね、そのお花を聞いて
光太郎のところに行ったのは
初夏だわって思ったの。
そう、今の季節よ」
「智恵子はきっとキレイな浴衣を着て
こうして大きなお花を抱えて
うれしくて駆けて行ったのだと思うの」
うふふっと微笑んでそう語るその人こそ
少女のように美しく眩しかった。
dolce-vitaが憧れてやまないその人の
美しさの一端を垣間見た気がした。
少女のころ、dolce-vitaも読んだのよ「智恵子抄」
でもdolce-vitaの中の智恵子は…
東京には空が無いといふ智恵子。
レモンをがりりとかじる智恵子。
お友だちの千鳥にちぃちぃちぃと名前を呼ばれる智恵子。
…😅🌀🌀🌀🌀🌀
久しぶりに…智恵子に会いたくなった。
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