Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

広島シティーオペラ 2014「蝶々夫人」@広島アステールプラザ

2014-03-20 02:13:00 | オペラ
広島シティーオペラ 2014
「蝶々夫人」
ジャコモ・プッチーニ作曲
@広島アステールプラザ

公演監督:押川貞生
音楽監督・指揮:須藤桂司
演出:もりてつや.
前川久仁子
合唱:広島シティーオペラ合唱団
管弦楽:広島シティーオペラオーケストラ

蝶々夫人:乗松恵美
ピンカートン:岡本泰寛
シャープレス:折河宏治
ゴロー:下岡寛
スズキ:井上美和
ケイト:筒井絢子
ヤマドリ:高垣恵一
ボンゾ:高橋信
ヤクシデ:尾崎志信

乗松恵美さんの蝶々夫人
「マダム・バタフライ国際コンクールin長崎で優勝
という経歴をお持ちなので
乗松恵美さんファンのdolce-vitaは
いつか観たいと楽しみにしてました

念願かなっての「蝶々夫人」

それはもう感動なのでした。

乗松恵美さんの歌声ってホントに大好きなんです
美しくて透明感があって…
声を聴いただけで美しさのあまり泣けてくるのは
麻季姫と乗松さんのお二人だけ

蝶々夫人という役柄もイケマセン〓
健気で一途な姿にもう涙が止まらないのであった

そして乗松さんの蝶々夫人を観て
蝶々夫人に対してちょっと見方が変わりました。

蝶々夫人は強い。
一途なのは愛に対してだけでなく
自分の信念に対して真摯で揺らがない。
武士が主君に仕えるように
夫と定めたピンカートンに忠誠を尽くす。
流されて死を選んだトスカと違って
自分の誇りを守るために武士のように自らの命を絶つ。
乗松さんの蝶々夫人は可憐な少女であり
静かに誇り高いサムライだった。
悲しかったけど清々しい「蝶々夫人」
感動でした。

衣装がまた素晴らしく
凛として華やかなお着物
結婚式のシーンの華やかさはまた格別デス
(ここの合唱がまた華やかでカッコよかった
蝶々夫人の所作もしゅっとしていて
一段と武家の女性らしい雰囲気なのでした。

もちろん他の歌手の方も素晴らしく
シャープレスの折河宏治さんは安定の存在感だし。
ゴローの下岡さん、この方が脇を固めてらっしゃると
舞台が明るくなりますね

息子役のお子さんがめちゃめちゃ可愛かったし

圧巻の蝶々夫人にただひたすら酔いしれました