Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

華麗なるオペラの世界 ミラノ・スカラ座 歌劇「カルメン」

2012-12-30 02:06:24 | オペラ
歌劇「カルメン」
作曲 ジョルジュ・ビゼー
ミラノ・スカラ座

指揮:ダニエル・バレンボイム
演出:エマ・ダンテ

ドン・ホセ:ヨナス・カウフマン
カルメン:アニタ・ラチヴェリシュヴィリ
エスカミーリョ:アーウィン・シュロット
ミカエラ:アドリアーナ・ダマート
モラーレス:マティアス・ハウスマン
スニガ:ガボール・ブレッツ
(2009年12月7日上演)

ドン・ホセがヨナス・カウフマン
エスカミーリョがアーウィン・シュロット
dolce-vitaが今観るならこのキャストで
と思い描くキャスティング
これは観ちゃうでしょ

このシーズン開幕公演に大抜擢されたというカルメンのアニタ・ラチヴェリシヴィリ
好きとか嫌いとかじゃなく、めちゃめちゃいい声してます。

カウフマンのドン・ホセはへなちょこぶりがハンパない
カウフマン、ちとやりすぎでは?
と注意したくなるくらいノリノリ
(でもキライじゃない

アーウィン・シュロットのエスカミーリョは
超エスカミーリョ
歌がどうのとかぜーんぶおいといて説得力満点
リーリャス・パスティアの酒場に華々しく登場し
カルメンのこと一目で気に入って口説く。言葉で目で
その目が超ヤバい
フェロモンハンパない
そしてカルメンに軽くフラレても自信満々余裕綽々
例えばアレキサンダー・ヴィノグラードフのエスカミーリョは
ただひたすら男前でカッコいい
ビジュアルもスマートで洗練されてて超カッコいい
アーウィン・シュロットは近年ビジュアル的にはちょっぴり斜陽だけど
超フェロモン系
去り際ギリギリまであ~んな目線を送られたら
カルメンだってネトレプコだって
好きになっちゃうよね〓
第3幕のドン・ホセとの二重唱なんて
身のこなしといいドン・ホセをあしらう余裕といい
顔がいいだけの田舎者のドン・ホセと
オトコとしての格の違いを見せつけるカタチとなっちゃった。
アーウィン・シュロットのエスカミーリョは決して優等生ではないけれど
逆らいがたいほど魅力的
超エスカミーリョ

もちろんヨナス・カウフマンは歌に演技に文句のつけようもなく
最初から最後まで満喫
「花の歌」の美しさったらないし
声質が暗いのもドン・ホセっぽく
どこをとってもBravo!です
カルメンの前でシャツをはだけたしどけない姿も
アーウィン・シュロットとは真逆の色香が漂います(*^^*)
(↑さあ、dolce-vitaはどっちがお好みでしょう)

今回のキャストは、モラーレスやスニガに至るまで
すらりとしてカッコいいデス。
オペラ歌手のイメージがどんどん変わってきました。


…ちなみに「闘牛士の歌」
聴いたタイミングが悪すぎぃ
LEGENDのディナーショーで
美しくもカッコいい「闘牛士の歌」を聴いたばかり
このタイミングでどんな「闘牛士の歌」を聴こうとも
ちっがーうっ〓
とストレスになるばかり
dolce-vitaの聴きたい「闘牛士の歌」は最早LEGEND versionだけなのだぁ
ああもう一度聴きたいっo(^o^)o