活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

ホットスポットに住んで思うこと

2011-07-17 23:02:45 | Weblog
私の住まいは千葉県でも局地的に放射線量の高い「ホットスポット」にある。週刊誌でも毎週取り上げられる県北西部の6市からなる、「東葛地区」がそれである。総人口はおよそ170万人の大所帯でもある。

福島原発から直線で200Kmの距離にありながら、内部被曝による健康被害を心配しなければならない毎日は憂鬱である。特に妊婦や子どもたちには深刻な問題となっている。また、甲状腺ガンや白血病を発症したとき、原発事故との因果関係を立証することの難しさも頭の痛い問題である。

すでに各地のゴミ焼却場では、焼却灰から基準を大きく上回るセシウムが検出され、灰の捨て場がないため、積み置きされたままだという。このことから当地では土壌汚染による、農作物への被害も懸念されているところである。福島県民ほどではないが、相当の危機感を共有している。

菅首相は浜岡原発の運転停止を求めたり、個人的に「脱原発」を表明したが、今すぐ列島上の全原発を廃炉にするべきだ。 それだけの覚悟がなければ、いますぐ首相の座を明け渡してもらいたい。

地震活動は相変わらず活発である。あちこちに頻発していることは不気味でもある。今や大地震はどこで起きてもおかしくない。このまま続ければ、同じ過ちを繰り返す確率は、かぎりなく高まることになる。

そして、世界の笑い者にならないため、廃炉して、国民の安全確保を最優先する選択しかないこと決断するべきだ。