Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編214. アカホシサンゴガニ

2015年10月06日 | diving
 画像は、アカホシサンゴガニである。このカニは珊瑚を外的から守っている。大きなハサミで珊瑚を食べようとするオニヒトデと戦う用心棒といってよい。いつもは珊瑚の奥深くに入り込んでいる。めくってみなければわからない。顔を見せて欲しかったと思いつつ、ハサミはちゃんと撮影できているところが私にとっては奇跡だ。
 昨日のブログで古いデジタル画像でも、モニターの最適化プログラムで今の画像と変わらないということに気がついたことが頭にあり、カメラバックに入れっぱなしになっていた初代EOS Kiss Digitalを取り出してみた。もうゴムの部分が劣化し、ボディは手に吸い付く感じてネトネトと手が黒く汚れるほどになっていた。多分汗や海岸の塩分を吸い込んだのだろう。こりゃ大掃除かはてまた廃棄か、その前に動くかどうか試してみよう。
 初代EOS Kissは、凛とした雑念を排除したようなスタイルが今でもグッドデザインである。これにシグマの18-125mmとキャノンの50mm/F2の2本のレンズを携え、全国を走り回るなど猛烈に忙しかった頃であった。表面のゴムのコーティングははがれシャッターは一度交換するぐらいに使用した。
 そんな旅の合間に数多くの論文を書き、数多くの外部の仕事をこなし、振り返るとある種幸せな時間だったのかも知れない。そんな時間を反芻する思い出のツールでもあるので少し磨くか。感染防止用の手袋とセームスキンをつめて明日は大学に持って行こう。というのも名古屋にはキャノンのサービスセンターがあるから。
 いや、思い切って廃棄するか。それに戸惑うぐらいの思い出のデジタルツールである。

沖縄県恩納村万座
ニコンCoolpix AW130
ISO200,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4.1/30
コメント
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