goo blog サービス終了のお知らせ 

Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

エッセイ908. 私達のフィリピン交通事情

2025年07月17日 | field work

 およそ公共交通機関の少ないフィリピンだ。先ず鉄道が皆無に等しい。したがって広域交通は路線パスだけである。もちろんマニラからバギオにゆく観光路線のバスなどは快適だが、それ以外だと普通のバスが多い。私達はビガンからマニラへ10時間近くかけて乗車したこともある。
 近距離だと、画像手前にあるトライシクルである。暑いから歩く代わりに使う事もあるし、少し遠い街も国道を大型トラックや乗用車の隙間を縫って走る。それはちと怖い体験である。そして冷蔵庫やマットレスなども屋根に乗せて走る。便利というか無謀というか・・・。
 また近隣の足としては、運行区間が比較的定まっている画像奥のオレンジ色のジムニーがある。料金は安いので通勤通学の足には、ほとんどこのジムニーが使われる。もちろん路線図はないだろう。あっても古いかもしれない。
 そのほかに私達がブラカンからマニラの空港へ移動するときには、レンタカーを予約する。料金は高いが行動の自由がきくし、時間も早朝や深夜と迎えにきてくれる。特にセブ航空などの日本-マニラ便になると到着が深夜近くになり、ホテル泊まりを余儀なくされるがレンタカーだと来てくれる。マニラからブラカンまでだと5,000-6,000pesoである。高くても使い勝手がよい。というか、ブラカンから空港までバスやLRTやタクシーの荷物を持ちながらの乗換に比べたらはるかに楽であり、私達にはこの一択しかないというのが悲しい。
 そしてLRT以外はすべて民間であるというのもこの国の特徴だ。自動車交通に依存するあたりは、アメリカ合衆国と似ている。
 このあたりが私達が体験するフィリピンの交通事情だ。

トップ画像:フィリピン・ブラカン
機材:FX30、Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エッセイ907. 思わぬ減量 | トップ | エッセイ909. 雑貨屋の雑 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

field work」カテゴリの最新記事