Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編215. 白化現象

2015年10月07日 | diving
 WEBの解説を引用しよう。
 サンゴは褐虫藻という植物プランクトンと共生、栄養分をこの褐虫藻からもらっている。しかし、海水温が30度を超えると、サンゴから褐虫藻が抜け出し、サンゴが栄養を充分にとれずに死んでゆく。このときサンゴの骨格が白く透けて見えるので「白化現象」という。白化した状態が2週間以上続くとサンゴは死滅する。沖縄のサンゴは、地球温暖化による海水温上昇で、サンゴが死ぬ「白化現象」が頻発し、危機的状況になる。
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 従って画像は、サンゴの珍種ではなく、テーブルサンゴが死滅した状態なのである。黒潮や対馬海流という言葉をご存じだろうか。遠く太平洋を回り東南アジアから沖縄を経由して本州にたどり着く海流である。沖縄のサンゴの海で育った多種多様な魚類は、この海流に乗って本州へ回遊し、さらには沖縄をマグロやカツオが通過し、そして日本の沿岸漁業が成立しているわけだ。
 いわば地球温暖化で沖縄のサンゴが死滅すると、当然日本の沿岸漁業にも影響を与えることになる。地球生態系のシステムが変容しつつある昨今である。ダイビングで潜っているときは水温28°と極めて危ういところでバランスしていたようだ。

沖縄県宜野湾市
ニコンCoolpix AW130
ISO125,焦点距離5mm,露出補正0,f/2.8.1/250
コメント
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