帰り道で高校帰りの小春とであった。
小春「おじさんの行動は読めるから、合うなと思っていたら入船町の生協であっちまったか・・・。」
「まあ、天気の良い陽はいつも地獄坂でスケッチをしてから生協で買い出しをしてから帰るからね。」
生協の入口は2階だから、ここの少し広まったスペースから目の前の申し訳ばかりの街路樹の新緑が眩しい。
「どう、高校生活は・・・」
小春「高校生になると一気に初体験ばなしばかりだよん。」
「それじゃ、中学と変わらないではないですか・・・。」
小春「もう、そこそこの彼氏でいいから捕まえたら勝ちよ。あとは先輩の話を実践して・・。だってねえ、友達の芙美香の話ね。さっそく彼氏を捕まえてセックスする場面までいったんだって。それで二人っきりになれて彼氏は後から芙実香の乳房をなでて、その膨らみがいいなんていって、もり上がっていったの。そんで入れようとしたら彼氏のコックが萎んだママなの。」
「最初からエンターテイメントのようにはゆかないってば・・・。」
小春「そんで芙実香もあせったの。『ええーつ、そんなシチュエーションは聞いてない!!』だって。それでどうやってたっけ・・・、なんてスマホつついてさぐったりしているわけ。そんでね芙美香は恥ずかしがり屋だから部屋を真っ暗にしていたんだって。なんかそれって夢の中みたいだよ。」
「そうなると触覚だけだよね。人間は7割の情報を眼から集めるっていうからさ、真っ暗というのが興奮しない原因だよね。」
小春「やっぱ、見せて興奮するタイプ!?。私ソレ、ユウ君ト初セックスの時見せたモン。」
「・・・、うぅーーん、いろいろある高校生活の始まりですか・・・。」
小春「じゃあ、ユウ君家のご飯の用意しなきゃ・・・。」
「中学時代と変わらないね。」
小春「私達の中も(*^▽^*)」
そういって小春はユウ君ちへ向かった。
・・・
まだ陽が落ちるまで随分時間が長くなった小樽である。