Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

エッセイ730.幸せの基準

2024年06月21日 | field work

 NIKKAが冬の日本からフィリピンへ戻った。暑いとこぼしている。日本では、さむくて寝ていたがフィリピンでは暑くて寝ていたか?。日本の真夏と真冬を経験したから、まあこれで怖い物は無いだろう。
 そう思っていたら、NIKKAがこんな画像を送ってきた。なんだフィリピンで牡蠣のパーティーかよ。顔なじみの親戚達ばかりじゃないか。それに子供達も多い。先日帝王切開だと騒いでいた弟の嫁の子供も大きくなった。
 それにしても今の日本では先ず見ることが出来ない親戚達とのパーティーだ。そうか、いまの日本でなくなりつつある言葉に「親戚」という言葉だということに気がついた。親戚がいれば沢山の子供達もいる。それが人口成長を続けるフィリピンだ。
 ふと私が京都で暮らしていて、親戚が増えたという経験は皆無である。そればかりか、知り合いが亡くなった、京都との縁が薄くなった、と次第に人脈の包囲網が縮まってゆく話題が多い。そんな根暗な人生はつまらない。
 そこだな、子供が増える、親戚も増える、そうやって世代を繋いでゆく国家と、寂しく収斂してゆく国家との違いは・・・。
 やはり頭数が多ければ、問題も起きるし苦労も多いが、それでも寂しい暮らしをするよりは、はるかに幸せだ。幸せの基準を日本は、捨て去ったのだ。
 こうなるとNIKKAをまた日本へ呼ぶのも気がひけるが、まあ在留カードの更新があるから、こざるを得ない。夏になったらフィリピンへゆこうか。旅の気分が沸々と立ち上がる。

コメント
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