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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング357. 小説:小樽の翆288. 少し不揃いのリンゴ

2021年01月06日 | drawing

 

 小樽は山間の都市といってもよいから、海から吹雪くと、吹きだまりにドンと雪が溜まってゆく。冬の最盛期だ。

それだけ、室内で過ごすという内向きの生活になる。アチキも、暢気に郊外の雪原にゆくという気分ではない。おそらく、そこは吹雪いているから何もみえないだろう。

相変わらずテレワークで仕事をかたづけると、午後は暇になる。今日は冷蔵庫からリンゴを集めて着彩する。そんな冬の時間のつぶし方があってよかった。

そんなことをしていると、すぐに夕方になり、冬は時間のたつのが早くて調度よい。その分夜は長いのだが。

今日は、翆とフィットネス・スタジオで待ち合わせだ。

雪道を歩いてゆき、フィットネス・スタジオの暖かさに、心安らぐ。

こんな寒い日に着替えるのも面倒だが、ヱイヤッという気分でユニフォームに着替え、1時間のエアロビクス。身体が温まってきたので、その後はマシンで15分のジョギング。有酸素運動と心肺機能の強化で汗をかき、シャワーを浴びたら、身体が軽くなり、元気を回復する。こういう爽快感って、絶対に冬に必要な感覚だと思う。

そうしないと、家でお酒飲んで寝てしまうという過度の自堕落な生活へ墜落してしまう。その結果メタボという体型にしてくれる。ならばここは過度の脂肪を落とし規則正しい生活を志向するフェアネスの精神で。

そういって除雪で幅が半分になった雪道を、デッサンのモチーフで使った不揃いのリンゴをかじりながら身の丈に合った飯屋でディナーだ。雪道でスッパイ味覚のリンゴ・・・フェアネスの空気のようだ。

・・・

夜の小樽は、相変わらず雪が降っている。

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