Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

EOSな日154. 旅の余韻

2018年07月17日 | Kyoto city

 旅の余韻に2つある。

 1つは、規則正しい日常生活のなかですみやかにもとに戻る場合。ああっ。もう少し旅の余韻に浸りたかったと思うまもなく、旅から帰ると近所のスーパーへ買い出しに出かけたりしているうちに旅は記憶のなかへしまい込まれる。

 もう一つは、ダラダラと旅の余韻が残っている場合である。体は眠く動かないし、意識が旅のなかをまださまよっている場合とである。

 今回は後者の場合だ。それは幸せな方ではあるが、Macが動かないこともあり日常が始まらないし、まして連休続きだったからなおさらである。

 そんなこともあって隣で祇園祭などをしていても、いまだに沖縄の空気を引きずっている。

 それもようやく山鉾の巡行が今日で終わり少し街も静かになるとおもいきや、1週間後に後祭がある。天気図では日本列島の上に高気圧が停滞しているため、京都市内は毎日38度を超える暑さであり、等圧線から外れている沖縄の最高気温30度がうらやましい。

 過去にその山鉾巡行を撮影するぞと意気込み、御池通の真ん中で脚立に乗り炎天下の中を2時間撮影したことがある。私の経験では、ここはベストアングルの一つ。今は人が多くお巡りさんがうるさいから無理。そこで2時間炎天下にさらされたら体の水分が蒸発しきって、倒れる手前でかき氷屋に飛び込んだ。

 まあ一応地元のお祭りだから、そんな画像に差し替えよう。辻回しをしているのは鳥鉾、引き手の傘が朱色で鶏の鶏冠かな(笑)、後ろは菊水鉾。

 おいおい!、そこの腕章つけたカメラマン!!、邪魔だ!!!。そんなところから余所者引き手アルバイターのアップなんかとったっておもろうないやろ。引き手はみんなアルバイターと職人、街の人間は袴姿で列の先頭を歩いている。

 それにしてもカメラマンて、なんでも特攻隊みたいに突っ込む。そんな近接アングルで超広角レンズで撮っても使える写真にはならんぜ。なんか素人くさい連中達だな。腕章はしかるべき理由があれば私でも手に入るが、人前で特別なことをしているぞと格好をつけたいんでしょうね。お祭りってそんな珍奇なのがしゃしゃり出てくるのよ。

 そして、このブログをアップさせる午前8時には四条通に山鉾が整列し、午前9時に巡航が始まる。御池通で長刀鉾のお稚児さんが鉾を下りるまでは宗教行事、その後はお遊びとなる。それは囃子のテンポが違うのである。従って画像は、お遊びの状態の山鉾というわけだ。

 さて昨日は朝、祝日だから沖縄に送る郵便物を中央郵便局へ持参するという雑事で、往復したらもうそれだけで汗だくになり即シャワーで午睡する始末。そんなわけで心は、京都よりも涼しい沖縄のままです。

 昨日も京都市都心の最高気温39度、那覇市31度・・・。

 

2005年7月17日、京都市御池通

EOS Kiss Digital,F3.5-5.6/EF100-400mmL

ISO400,焦点距離105mm,露出補正-1/3,f/5.6,1/1250

 

コメント
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