Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ZEISSの風32. ウチナーの人達

2018年07月16日 | Okinawa

 夜表通りに出ると自分の平常時の体温より高い街の気温が温泉にでもつかっているようだ。祇園祭宵山のあたりは、おそらく40度は超えているだろう。この祭が京都市内の気温を押し上げている。こちらは暑くて、エアコンをきかせた屋内からでられず祭どころではない。

 さて那覇市内のスナックでの会話

「7年前にうちのママが循環器系の手術をしたんだわさ」

「ウチナー(沖縄県民)の先生だから手術が下手なのよ」

「でっ、最近また具合が悪いというのでこの間病院で検査したら、内地から来た先生が臓器が3カ所くっついている、こんなことあまりしないけどなぁー、といわれたんだわ」

「でっ、また手術なのよ、うちが看病しているんだわ」

 ウチナーの先生は下手なんだと聞きつつ・・・。

 そういえば、私がダイビングを始めた頃タマタマが痛む。水中はバイ菌だらけだし、以前旅先で急性尿道炎になった経験があるから用心のために那覇市内の総合病院にいったことがあった。

 いかにもウチナーという風体の先生がやってきて、なんもないよというそっけない診断。こちらは場所が場所だけに女医よりはウチナーの男の先生で十分さ。まあ痛み止めなどもらって帰った。そういえばダイビングのインストラクターが、新しいウェアは堅いからこすれることもあるよ、といっていたことを思い出した。実はインストラクターの指摘が正しかったのだが。

 ダイビングをしているから、耳と鼻のケアには気を使っている。本土に帰る朝、耳がすこし変調をきたしているので、気圧の低い飛行機に乗る前に那覇市内の耳鼻咽頭科にでかけた。でっ、地元では信頼されているためか患者はそこそにおり、でてきた先生が80代。耳と鼻に管を差し込みエアを通過させて、通った、通ったと喜んでいる。看護師さんが先生の説明を翻訳してくれて鼻薬もらって帰ってきたけど。看護師さんに支えられている地元の名医なのだろう?。

 沖縄で医者というのは、あまりピンとこない。つまり沖縄の人は、あまり病気をしないのではないか。やはりこの土地の食生活に要因があるかもしれない。

 その食事が野菜に豚肉・・・つまりゴーヤの類いにテビチの類いですか。それが健康の秘訣らしいのだが・・・。

 でっ、こちらは毎日豚肉ばかりだと飽きるんですね。だから沖縄料理系以外を探すわけ。例えば東京系の天丼屋とかモスバーガーなんかへ出かけたりして。そしたらスナックのママが、沖縄へ来てそんなの食べているの?、と軽蔑の眼。

 確かに東京系の天丼屋は、さっぱりした味というのが下馬評で列ができていたけど、結局サッパリ上がっておらず後で胃がもたれた。

 かよいつめた三笠食堂にも少し飽きた。なにしろ食卓にマーガリンがおいてあって、ウチナーはマーガリンをご飯にかけて食べているんだから。

 さて夜の食事処を開拓しなければ。ダイビングをする前日は、お酒を飲まないから定食屋になるが、それが意外に見当たらない。居酒屋と沖縄料理屋とコンビニは沢山あるのだが。

 

那覇市松山

SONYα6000,ZEISS Vario-TessarE4/16-70mm

ISO3200,焦点距離24mm,露出補正-0.3,f/8,1/60

コメント
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