みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#15 The Days of Vengeance, NO.15

2024年05月29日 | 報復の日々

p80~
St.John's Commission
King of Kings 
Part One: The Son of Man
The Days of Vengeance
David Chilton

◇◇

黙示録1:17—20

20節

7つの星と7つの金の燭台の秘儀について、イエスはヨハネに説明する。

この7という数字はコード番号ではない。これは重要。

聖書的抽象表現の場合、お互いの関係において物事を配置する。

星と燭台という表現は定義ではなく、天使と教会を別の観点から説明した言い方。

それは何か隠されているようなものであり、一連の手がかりに従って最終的にあることを発見するというようなものではない。

単に、知っているか、知らないかだけの真理。

その人に啓示されているかどうかによる。

ここでイエスが言っていることは、「お互いに関係することが2つある。お互い異なる点はあるが、等しく現実である。」

言い換えるなら、実際に存在するものによって抽象的ことばを理解するのではなくて、等しく実際的なものの2つのことばは単純に交換可能であると述べることによって理解する。

(注)やや難解な個所
星⇔天使、燭台⇔教会、という相互に関連する2つのことばは実際に存在するが、片や抽象表現であり、クリスチャンなら何を言い表しているか分かる。

ヨハネは、燭台の意味を理解できないこと(つまりノンクリスチャン)に関心はない。

燭台が教会と理解できる人たち(すなわち、私たちクリスチャン)にのみ関心がある。

燭台に関する事々、すなわち花嫁、町、教会、24人の長老、144,000人、無数の人たちに関心があり、これらの意味合いを聖書の他の箇所から知っていることが前提となる。

お互いに関連するこれらのことは、同じことの別表現。

7つの星は、7つの教会の天使たちに対応する。

天使と星は、聖書においてしばしば連結している。

cf: Jud. 5:20; Job 38:7;Isa. 14:13; Jude 13; Rev. 8:10-12; 9:1; 12:4

ヨブ38:7
そのとき、明けの星々が共に喜び歌い、神の子たちはみな喜び叫んだ。

ユダ1:13
自分の恥のあわをわき立たせる海の荒波、さまよう星です。まっ暗なやみが、彼らのために永遠に用意されています。

黙示録8:10-12
第三の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が天から落ちて来て、川々の三分の一とその水源に落ちた。 
この星の名は苦よもぎと呼ばれ、川の水の三分の一は苦よもぎのようになった。水が苦くなったので、その水のために多くの人が死んだ。 
第四の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれたので、三分の一は暗くなり、昼の三分の一は光を失い、また夜も同様であった。  

ここで、教会の天使たちは、スバル(プレアデス)座(星団)と関連している。

すでに承知と思うが、天使たちと星々は、統治と規則と関連する。

cf: Gen. 37:9; Jud. 5:20; Dan. 8:9-11; 10:13, 20-21

創世記37:9
ヨセフはまた、ほかの夢を見て、それを兄たちに話した。彼は、「また、私は夢を見ましたよ。見ると、太陽と月と十一の星が私を伏し拝んでいるのです。」と言った。 

ダニエル8:9-11
そのうちの一本の角から、また一本の小さな角が芽を出して、南と、東と、麗しい国とに向かって、非常に大きくなっていった。 
それは大きくなって、天の軍勢に達し、星の軍勢のうちの幾つかを地に落として、これを踏みにじり、 
軍勢の長にまでのし上がった。それによって、常供のささげ物は取り上げられ、その聖所の基はくつがえされる。 

2-3章で、7つの教会に対して語りかける場面にいて、主イエスは各教会の天使たちに向けて話していることは明らか。

それぞれの教会の生活や管理について、教会の天使たちに責任があるとキリストとは考えている。

そして、預言の後半において、私たちは7人の天使が反逆的な地上に裁きを降り注ぐのを見る。

cf. Rev. 8-9, 16

これらは皆同じもの。

7つの星々と復活と支配の星団は天使たちのことであり、教会の統治に対応する。