みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#11 The Days of Vengeance, NO.11

2024年05月19日 | 報復の日々

p71~
Jesus Christ, Transcendent and Immanent 超越性と内在性
King of Kings 
Part One: The Son of Man
The Days of Vengeance
David Chilton

◇◇

黙示録1:9-16


「裁き」に関する聖書の最も基本的なイメージのひとつは、栄光、つまり雲。

他の3つは、霊、日(の光)、声。

これらはエデンの園において言及されている(Gen. 3: 8)。

啓示を受けるために、ヨハネは栄光の雲の中へと引き上げられようとしていた。

神の声は、啓示の書に書き記して、7つの教会に送るようにヨハネに指示する。

振り返り声を見ると、主イエスキリストがおられた。

突然、ヨハネは聖所にいた。

7つの金の燭台を見る。

7つの燭台の中央に、人の子のようなお方がおられる。

地上の聖所では、ひとつの燭台に7つのランプが付いている。

ヨハネは、中央に立つお方がおられる、お互いに連結している7つの燭台を見る。

ここで記されている抽象表現は、20節以下で議論される。

イエスはひとつの燭台であり、7つのランプを束ねる。

キリストは光に取り囲まれている。

13~16節におけるキリストの描写は、旧約聖書的表現のブレンド。

栄光と雲、主のみ使い、年を経た方(The Ancient of Days)、人の子。

以下のダニエル書の記載を参照すると分かりやすい。

ダニエル7:9—10
私が見ていると、幾つかの御座が備えられ、年を経た方が座に着かれた。その衣は雪のように白く、頭の毛は混じりけのない羊の毛のようであった。御座は火の炎、その車輪は燃える火で、 
火の流れがこの方の前から流れ出ていた。幾千のものがこの方に仕え、幾万のものがその前に立っていた。さばく方が座に着き、幾つかの文書が開かれた。 

ダニエル7:13—14
私がまた、夜の幻を見ていると、見よ、人の子のような方が天の雲に乗って来られ、年を経た方のもとに進み、その前に導かれた。 
この方に、主権と光栄と国が与えられ、諸民、諸国、諸国語の者たちがことごとく、彼に仕えることになった。その主権は永遠の主権で、過ぎ去ることがなく、その国は滅びることがない。 

ダニエル10:5—10
私が目を上げて、見ると、そこに、ひとりの人がいて、亜麻布の衣を着、腰にはウファズの金の帯を締めていた。 
そのからだは緑柱石のようであり、その顔はいなずまのようであり、その目は燃えるたいまつのようであった。また、その腕と足は、みがきあげた青銅のようで、そのことばの声は群集の声のようであった。 
この幻は、私、ダニエルひとりだけが見て、私といっしょにいた人々は、その幻を見なかったが、彼らは震え上がって逃げ隠れた。 
私は、ひとり残って、この大きな幻を見たが、私は、うちから力が抜け、顔の輝きもうせ、力を失った。 
私はそのことばの声を聞いた。そのことばの声を聞いたとき、私は意識を失って、うつぶせに地に倒れた。 
ちょうどそのとき、一つの手が私に触れ、私のひざと手をゆさぶった。