みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

この地を統治せよ

2019年04月29日 | 創世記
創世記1章28節
神はまた
彼らを祝福し
このように神は彼らに仰せられた
生めよ
ふえよ
地を満たせ
地を従えよ
海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ

◇◇

この地(球)を統治せよ

と書いてある。誤訳はなさそうだ。

ごちゃごちゃ余計な妄想はせずに、そのまま受け入れたい。




Coffee Break, #335 2 Romans 8

2019年04月14日 | コーヒーブレイク
ローマ書8章5節
肉に従う者たちは
肉に関する事々に没頭する
しかし
霊に従う者たちは
霊に関する事々に

◇◇

上の訳において、「没頭する」と訳した単語はφρονέωで、意味は

φρονέω:
phroneō
fron-eh'-o
From G5424; to exercise the mind, that is, entertain or have a sentiment or opinion; by implication to be (mentally) disposed (more or less earnestly in a certain direction); intensively to interest oneself in (with concern or obedience): - set the affection on, (be) care (-ful), (be like-, + be of one, + be of the same, + let this) mind (-ed, regard, savour, think.

「思いを訓練する」が原義であるが、「没頭する」「愛着を抱く」「夢中になる」といった意味もある。intensively to interest oneself inとあるので、ここでは「没頭する」を採用した。

我々の外なる人の体力には限界があり、知力にも限界がある。

故に、一方に没頭すれば、他方は疎かになる。

肉的な事々に没頭しない者たちのみが霊的な事々を享受できる。

命の御霊の泉から水を飲むことのできるのは、霊的な事々の取り扱いを愛する者たち。

この単語のもう一つの意味として、to exercise the mindがあるのはそういうことではないかと理解したい。




Coffee Break, #333 Ephesians 4

2019年04月07日 | コーヒーブレイク
エペソ4章26節
怒れ
しかし
罪を犯すな

◇◇

外なる人と内なる人が分離されると、外なる人が熱心に仕事をこなし、フルに活動しながら、内なる人は全く動じないことを実感する。

一人は動き回るが、もう一人は神の御前で平安を保っている。

外なる人は外界に気を取られるが、外界の事々は外なる人で止まり、内なる人へ達することはない。

神を知る者たちは、外なる人を外界へと適応させ、内なる人を神の中に留める(術を心得ている)。

外なる人と内なる人は決して混じり合うことはない。

外なる人が外界の小事に忙しなく反応していても、内なる人は神の御前で平然としている。

かくして、外なる人と内なる人が分離されている者は、限られた時間を極めて有意義に生きることができる。

外なる人と内なる人が分離されていない者は、外界の影響をまともに受けて、彼の全存在が右往左往する。

内なる人が外なる人の後追いをしていると、この世の仕事に支障を来たすようになる。

外なる人が仕事に精進し、多くの重要な業績を世に残す一方で、内なる人は神の御前で動かない。

これがキリスト者的実業家のあるべき姿ではないか。