みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#19 The Days of Vengeance, NO.19

2024年06月14日 | 報復の日々

p86~
Recapitulation of Covenantal History
The Letters to The Seven Churches  
Part Two: The Seven Letters 
The Days of Vengeance
David Chilton

◇◇

黙示録2-3


契約の歴史の要約


以前に、7つの教会は抽象的に教会史の7つの時代を表すという誤謬について論じた。

7つの教会とは、教会史(旧約聖書教会史)の7つの期間と関連するという別の見解もある。

アジアの7つの教会を記述するために用いられるイメージは、エデンの園から紀元1世紀の状況に至るまでの年代に従って進んで行く。

1.エペソにある教会(2:1-7)。

パラダイスということばが、この箇所全体を通して明らかにされる。

キリストはご自分が創造主であることを宣言する。

7つの星を持つ。

神が、裁きのために (Gen. 3:8)、エデンの園を歩き回ったように、評価のために燭台の間を歩き回る。

アダムがエデンの園を守り、妻エヴァを敵であるサタンから守ったように (Gen. 2:15)、エペソ教会の天使は、敵から教会を適格に守るように奨励される。

しかし、エペソ教会の天使は、アダムのように、最初の愛から離れてしまった。

それ故、裁きのために、キリストは彼のもとへ行き、そこから燭台を取り除いてしまうと脅した。

ちょうどアダムとエヴァをエデンの園から追放したように。

にもかかわらず、エデンの園の門は、誘惑者に打ち勝つ者たちのために開かれている。

打ち勝つ者のために、私は、わが神のパラダイスの中にある命の木から食べることを認めよう。

2.スミルナにある教会 (2:8-11)。

家長(アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフ)とエジプトにいるイスラエルの子らの状況が、このメッセージのことばに反映されているように思われる。

キリストは、イサクの命 (Gen. 22:1-14; Heb. 11:17-19)において、そしてヨセフの命 (Gen. 37:18-36; 39:20- 41:45; 45:4-8; 50:20)において予示された贖罪の業、すなわち「死んだが、生き返った」者と、ご自身を記述する。

同様に、奴隷の家からのイスラエル救出において予示された贖罪の業として、ご自身を宣言する。

スミルナ人が一見貧乏であり、実際には富んでいるという状態は、約束の地において、異邦人として生きた家長たちの経験と類似する (Heb. 1 1 :9)。

イサクを迫害したイシュマエルに似ている(Gen. 21:9; cf. Gal. 4:22-31)。

誹謗中傷による扇動のために投獄の危険に晒されていることは、ヨセフの人生に似ている(Gen. 39:13-20)。

勝利の前の10日間の艱難は、解放の前の10の疫病を経るイスラエルの話しを投影する。

 

 

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