みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#8 The Days of Vengeance, NO.8

2024年05月13日 | 報復の日々

p64~
Greeting and Doxology
King of Kings  
Part One: The Son of Man
The Days of Vengeance
David Chilton

◇◇

黙示録1:4-8


しかし、初代教会はこの逃避主義の教えを知らなかった。

代わりに、彼らは主の支配という聖書教理を教えられた。

イエスキリストは、万物の主であり、地の王たちの支配者である(5節)と。

このことがローマによる迫害にお墨付きを与えた。

クリスチャンは2つのことを絶対視していた:すべての神々に対する死を覚悟の闘い、そして、すべての敵に対するキリスト教信仰の完全勝利。

それ故、ヨハネはイエスキリストに対する賛美の頌栄を高らかに歌い上げる(5、6節)。

He loves us, and washes us from our sins in his own blood, and hath made us to be a kindom and priests unto God and his Father; to him be glory and dominion for ever and ever. Amen. 

私たちは祭司の王国として建て上げられ、御国は開始した。

私たちはキリストとともに支配している。

エペソ1:20—22
神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、 
すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。 

7節:この書の主題を宣言。

再臨ではなく、イスラエルを裁き、新しい王国としての教会を建て上げるための来臨。

主は雲に乗ってやっている、とは裁きに関する典型的抽象表現。
cf. Gen. 15:17; Ex. 13:21-22; 14:19-20, 24; 19:9, 16-19; Ps. 18:8-14; 104:3; Isa. 19:1; Ezek. 32:7-8; Matt. 24:30; Mark 14:62; Acts 2:19

雲とは御座の啓示(ナホム1:2—8)。 

約束通り、イエスは背教のイスラエルに対する怒りの裁きのために、雲に乗り、現世代に対抗するためにやって来る(Matt. 23-25)。

cf;John 19:34, 37、Mark 1:44; Luke 17:22; John 3:36、

マタイ24:30
地上のあらゆる種族は、悲しみながら、人の子が大能と輝かしい栄光を帯びて天の雲に乗って来るのを見るのです。 

「悲しみながら」とは、全イスラエルの悲痛と恐怖を意味する。

イエスは、単に裁きのためだけではなく、贖いへと向かうための裁きのために来臨する(イザヤ 26:9)。

主である神が、全歴史の永遠かつ不変の源であり目的であること(ローマ11:36)、アルファでありオメガであること(イザヤ44:6)を世が知るために、歴史的裁きに際してイエスは雲に乗り来臨する。

イザヤ44:6
・・わたしは初めであり、わたしは終わりである・・