《芒種》

本日は二十四節気の「芒種」。
昔は田植えを開始する時期でした。
芒種の「芒」は、芒(のぎ)のある穀物である稲や麦のことで、稲の早苗を植え付ける季節を意味してます。

明日は、道楽の瑞相庵にて初夏の茶事を催しますので、準備にかかっております。
夏日が続いておりますんで、ちょっと早いんですけど、葉蓋と洗い茶巾のお点前にしようかなぁと考えてます。

日本人は万葉の昔から、季節がもたらす趣を敏感に感じ取り、日本独自の感性や美意識を培ってきました。

茶の湯では、亭主のこまやかな心情を理解し、主客が連帯感を持ち、共にふかぶかとした情緒を感じながら、心を汲み交わすことができれば、本当に幸せなことと存じております。