京料理 道楽のブログ

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【酉(とり)の市】

2009-11-13 | Weblog
昨日は、東京浅草の鷲(おおとり[大鳥])神社で『酉の市』がありました。
11月の酉の日に境内で市が立ち、熊手(くまで)を求めて、よおけの人々で賑わいます。縁起もんの熊手は「福をかきこむ」、酉は「福をとり(酉)こむ」とされ、商売繁盛を祈願します。こっちでいうと「えべっさん」の感じでしょうか。
11月最初の酉の日を「一の酉」、次を「二の酉」と言います。「三の酉」まである年もあり、今年の「二の酉」は、24日です。
『酉の市』は、江戸時代より行われてまして、当時の『酉の市』は一里(約4km)にわたり、ござや敷物が敷かれて、仰山の博打の賭場(とば)が立ちました。博打が認められてたわけでもなく、幕府は死罪を含めた厳罰をもって、取り締まりに努めました。このお役目は、「鬼平」こと長谷川平蔵も勤めた火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)です。
ぼくも東京にいた頃、『酉の市』に何度か足を運んだことがあって、ニュースで映像を見る度に、場の活気が蘇り、懐かしさが込み上げてきます。