《風花(かざはな)》

今朝、家を出ると吐く息も白く、凍(い)てつく冷え込みの中、雪がゆっくり風にのってヒラヒラと、まるで花びらのように舞っていました。
今朝のような‘底冷え’の日にちらつく雪を「風花」と呼びます。なんと日本的で美しい言葉でしょう。
身体全体がかじかむくらい板場も冷たく、お客様には身体が温もる献立を考えて料理いたしました。