京料理 道楽のブログ

道楽の新着情報や、日常のちょっとした一言を書き込んでいきます。

《藻塩めん》

2010-02-12 | Weblog
ぼくは、料理に数種類の塩を使うてますが、中でも蒲刈島の藻塩(もじお)を最も多く用いております。
その藻塩を使用した『海人(あまびと)の藻塩仕込み 手延藻塩めん』を頂戴たので、早速茹でて「ざる」でいただきました。
「そうめん」と書いてありましたけど、うどんの細麺というカンジです。なめらかな口当たりとしっかりしたコシ、ほんのり甘みがあり喉ごしがよく、薬味も要らないくらいの頗る美味しい麺でした。

《梅干し》

2010-02-12 | Weblog
梅干しは、古くは平安時代の『医心方』に薬効が記され、上杉謙信をはじめとし武士の健康の源であり大切な兵糧として重宝され、戦中戦後の苦難と欠乏の時代に日本人を支えてきた食べ物なんです。
梅干しには、クエン酸・リンゴ酸・フマール酸などの成分が含まれ、その薬効は、疲労回復・食欲増進・整腸・殺菌などの作用があります。
家庭では保存食として漬けおき、風邪をひいたら湯にといて飲み、食あたりには梅酢を飲み、頭痛の時には梅肉をこめかみに貼り付け、夏場の食欲不振や夏バテ防止に食べ、疲れた時や妊婦さんのつわりにも効果があるなど、いろんな場合に助かりました。
特に日の丸弁当は非常に美しく、梅干しは現在の日本の礎を築いた源とも言えるでしょう。
今の若い人達にも、お日さんの香りがする梅干しを、ぜひ食べて欲しいなぁと思います。