京料理 道楽のブログ

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《節分》

2010-02-01 | Weblog
節分は季節の変わり目の前日、立春立夏立秋立冬の前日のことですが、近年は立春の前日のみを言うようになりました。
2月3日が節分で、2日・3日あたりに京都の社寺では節分行事が盛んに行われます。
この日京都では、家で麦飯と鰯の塩焼きを食べる慣わしがあります。鰯は七輪で焼くと、脂が落ちて煙りが充満して臭いが家中立ち込め、この臭いで疫鬼は退散します。鰯を食べた後は、その頭を柊(ひいらぎ)の枝に刺して玄関口に置きます。そうすると鬼は柊のトゲトゲと鰯の臭いで家に入ることが出来ないという理由(わけ)です。
自分の齢(数え年)より一つ多く煎った豆さんをたべると一年間無病息災で過ごせるとされてます。豆さんは枡に入れて神棚とお仏壇にお供えしてから家人がいただいて「豆まき」をします。
節分祭は、吉田神社・平安神宮・八坂神社・北野天満宮・上賀茂神社・下鴨神社・伏見稲荷大社・聖護院・毘沙門堂・廬山寺・六波羅蜜寺・鞍馬寺・壬生寺…等々各社寺で趣向を凝らし独自のかたちで行われますので、今年はどこに行こうかなぁと考えながら楽しみにしております。