京料理 道楽のブログ

道楽の新着情報や、日常のちょっとした一言を書き込んでいきます。

東寺(とうじ)さん

2009-07-10 | Weblog
東寺は平安遷都後、羅城門を挟んで西寺(さいじ)とともに朱雀大路を真ん中に、東国と左京、西国と右京それぞれの守護のために建てられました。
嵯峨天皇は、中国より帰って真言宗を開いた空海に東寺を与えました。
空海大僧都(くうかいだいそうず)と聞くと雲の上のお方という感じがしますけど、弘法大師(こうぼうだいし)と言えば親しみがあります。1380年に大師堂ができて庶民が毎月の誕生日に参詣に集まるようになり、そこで商いが生じたのが今に伝わる「弘法さん」です。
東寺の砂利道を歩いてますと観音様がありまして、囲む石柱の角に『正面鞘町角 道楽楼』と刻んであるのがございます。
道楽楼が、賀陽宮(かやのみや)様にお引き立て賜っておりました頃より、東寺さんに通っていたそうです。

象鼻杯

2009-07-10 | Weblog
宇治の三室戸寺では、紫陽花がおわり、100種程の蓮の花が美しく咲いてきました。
今朝は三室戸寺で『蓮酒』が振る舞われました。蓮の長い茎を口にくわえ、葉っぱの茎と繋がってるところに穴をあけ、日本酒を注いでもろて、思いっきり吸うて苦い蓮の汁と一緒にお酒をいただきます。一生懸命吸うてもあんまり出て来ませんけど、これをいただきますと、暑い夏を無事健康に乗り切ることが出来るということです。