書道家Syuunの忘れ物

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日本相撲協会「八百長メール事件」の伝統とは

2011-02-02 22:39:32 | 世の中妙な??事ばかり

日本相撲協会「八百長メール事件」の伝統とは

相撲の八百長というのは、週刊誌で騒がれて何度も出て来て周知であったから、今回の「八百長メール事件」ではやはりそうかと言う感が強い。
週刊誌の方は、2007年の「週刊現代」が提訴されて一審で「4,290万円の賠償と記事の取り消し広告」。2010年10月に最高裁上告棄却で賠償額が「3,960万円に減額」された2審判決が確定したという。(読売新聞・夕刊)
週刊誌の名誉毀損損害賠償額も膨大だが、今回の「八百長メール事件」が真実としたら最高裁まで行って裁判官は、皆目は節穴だったと言う事になる。
それで、その時「どういう落とし前」をつけるのかとも思うが、こういうところは「それとこれとは別」と逃げるのが常套手段だろう。
事実こんな風に言っている。
「理事長は今回の問題を『過去には一切なかったこと』と強調、過去の疑惑が蒸し返されないようくぎを刺した。」(産経新聞)こんなことは、多分誰も信じないだろうけど。
そもそも、裁判官というのは日本相撲協会などの公益社団法人は悪いことをしないという思い込みがあって、個人やマスコミの言うことを信用しないことが多い。
強い物には巻かれろと言うのが、裁判官でも通用することがある。
相撲の八百長というのは大昔から何やら八百長臭いところがあって、千秋楽で「あと一勝で勝ち越し」と言うところでは必ず勝って勝ち越すことが多かった。
だから、「この勝負、勝ち越すのだな」と思うと間違いなくそうであったし、相撲の相手が「やる気なし」という場面もあった。
最近、「ガチンコ相撲」が多くなってやる気がないような相撲(無気力相撲)は見なくなったが、過去の取り組みだと八百長臭いものはずいぶんあったように思う。
こういう八百長相撲があったとすれば、そう言う相撲を経験したり耳にすることぐらい当たり前だろうから、相撲協会の理事などは間違いなく知っている筈である。
只、今もしているのかどうかと言う点が現役ではないから判らないだけなのかも知れない。

相撲というのは、国技、そして伝統と言うものを引きずる。
その伝統というものは、昔の宜い加減な「ごっつあん」の丸儲けから、賭け事まで何でも引きずっているのだろう。
要するに、伝統というのは良いことも悪いこともあるわけだ。
こういう伝統を引きずるのを公文俊平・多摩大学情報社会学研究所所長は「宗教文明」という。
この公文先生は、宗教文明についてその特徴を以下のように述べている。
○「自由」よりも「規律」が大事。
○宗教文明圏の背景にある基本的な価値観は、「伝統を維持」していくことが大事。
○伝統というものは放っておくと緩んでくるから(崩れてくるから)「復古」つまり昔に返ることが大事。
○過去こそ黄金の時代。過去に聖人か現れて‥‥
こんなことらしい。

この「宗教文明」の基準から見れば、相撲には賭博、賭け事や八百長なども全部は持っていたと言う事になる。
何と言っても伝統なのだから。


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