書道家Syuunの忘れ物

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Good-bye ミッキーマウス

2006-10-17 01:32:50 | 日記

Good-bye ミッキーマウス

これは、20年ほど前に読んだ小説の名前だ。Mickey Mouseなんて言うから、漫画か、おとぎ話かと思ったら「戦争小説」だった。
戦場でのMickey Mouseとは、英雄だ。
舞台はBattle of Britainの時代、二次大戦の欧州・英国の空中戦。だからMickey Mouseは、撃墜王を表し戦闘機乗りの話。Battle of Britainでは、日本のように優秀な戦闘機乗りを使い捨てにしたのとは違って、徹底的に救助して再度戦線に投入した。
お陰でBattle of Britainを乗り切ったと言う話だ。但し、戦闘機乗りは、○○より寿命が短いと言われていたのも確か。
主人公は、海軍中尉の撃墜王と自他共に認める人物。予備役だったが、現役の時戦争になったから、「現役」扱い。丁度編隊長(大尉)が戦死したので、今度自分がなると思っていたのだが‥‥新規に米国本国から着任したのは、士官学校出の大尉だった。



こんな小説は、つまらんと思うようなのだが戦争小説というのは、極限の生活だ。だから何か色々なヒントが思い浮かぶ。
主人公は、新任の編隊長なんてたいしたことはないと高をくくっていた。ところが、熟練のパイロットだったためにしばしば「舌を巻く」。
当然二人は、撃墜王争いに邁進する。しかし、ロンドンのイギリス娘争いにも負けてしまう。
ある時、この大尉の父親に書類を届けるということを頼まれたとき、父親が非常に高い地位にいることに驚く。即ち、輸送船のコンボイの輸送計画の総指揮官だった。海軍准将のち☆二つ(少将)‥‥但しPartTime‥‥予備役。元は、経営コンサルタントだったとか。
そして、話は突然終わる。
大尉の戦闘機が帰還して、滑走路に滑走中突風に煽られて「でんぐり返り」。まあ普通は、ヤレヤレと戦闘機の下から這い出してくる。ところが出てこないのだ。体か機体に挟まって出られない。
大尉は、中古機と言われるようなボロボロの戦闘機に乗っていた。
一方、主人公は米国から新鋭機が送られてくると、真っ先に乗り換えていた。新鋭機ならそんなことはないのに旧型機だから機体がゆがんでしまった。
結局、出血多量で戦死。
主人公は、期間満期で除隊。後「大尉」の愛人(妊娠中)の英国人と結婚。
米国で、大尉の父親に資金を出して貰い会社を経営。

こんなあらすじなんだか、「なるほど」と思ってしまった。
それは、一般人が突然‥‥予備役と言いながら‥将軍になってしまうことだ。第一次大戦Evil(イープル)を舞台にした、「鬼将軍」の主人公カーズン中佐も突然臨時の師団長の少将になる。
こんな事は、日本では起こらないなあ‥‥
Eisenhower(アイゼンハワー)‥通称アイクも陸軍省の准将止まりで退役の予定だった。
それと、命を預ける古い乗り物は危険だということ。
分かり切った事が分からないのが今の世の中なんだな。
だから
読売新聞10/14版「五郎ワールド」編集委員 橋本五郎
「指導者責任を考える」→→博報堂最高顧問・近藤道生氏の本「国を誤りたもうことなかれ」を紹介した中で、「生きて敵の捕虜になってはいけないという『戦陣訓』で‥‥無益な死を遂げたかと、戦争指導者を‥‥糾弾」とある。近藤氏は多分短期現役主計将校だから海軍さんだ。
「無益な死」と言ったて、当時どこの国も捕虜なんかとらなかった。八路軍しかり、共産ゲリラしかり当然米軍もだ。生き残ったのは、運が良かったか、情報を売り渡した見返りだ。Lindbergh准将の日記を読んでみるがいい。日本人民間人・軍属を空港に集めて、火炎放射器で焼き殺した事実が述べられている。当然幼児も一緒だ。


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