書道家Syuunの忘れ物

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Dell Graphic Pro・ Inspiron 17 7000レビューとゲームも出来る省エネ型(超低電圧版のCPU) の秘密

2014-02-03 11:53:51 | 日記


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概要及びレビューの目的
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レビューをするDell Graphic Pro のInspiron 17 7000シリーズ(プラチナ・タッチパネル)とは、どういう性格のパソコンなのか。今回はこのスタイリッシュなパソコンの特性を種々の検証ソフトで調べてみた。
このInspiron 17 7000は、「Dell Graphic Pro」であるから、NVIDIA® GeForce® GT 750M 2GB DDR5というグラフィックカードが使われている。
このGeForce® GT 750Mというのは、ゲームをするには最低限の要素を持つと言われてそこそこゲームが出来てしまう。
その一方で、Core™ i7-4500Uという省エネ型(超低電圧版のCPU)のためにどういう挙動をするのかをOCCTで検証する。
又、この超低電圧版のCPUは、バッテリーの持ちが良くなるはずでこのバッテリが使える長さを「Microsoft Assessment Console Battery run down with energy efficiency diagnostics」で検証した。
尚、レビュー機は販売店からの貸出品で、貸し出されたときに前の使用者によってインストールされたソフト、ファイルなどがあり、PC設定もオリジナルと違っていた。
それでWindows 8の機能であるPCリフレッシュを使い、インストールされたソフトや設定をオリジナルに戻して検証した。
(PCのRecoveryはしないというのが大方の約束なので・・・)


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Dell Graphic Pro Inspiron 17 7000シリーズ
(プラチナ・タッチパネル)
 17インチ大画面高性能ノート(タッチパネル対応)の仕様
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●OS--Windows 8 64ビット
■CPU--第4世代インテル® Core™ i7-4500U プロセッサー (4M キャッシュ,動作周波数1.8 GHz ターボ・ブースト利用時の最大周波数 3.0 GHz・ 2コア/4スレッド)(Launched)Haswell(最大メモリーサイズ16GB)
■マザーボード-:
●メモリ-16GB(8GBx2) 2 DIMM DDR3L メモリ (1600Mhz)(実機はMicron製)
■HDD-1TB SATA HDD (5400回転)(WD)
●ドライブ--トレイロード式 内蔵DVDスーパーマルチドライブ
●グラフィックカード;NVIDIA® GeForce® GT 750M 2GB DDR5
■ディスプレイ;17.3 インチ Truelife フルHD タッチパネル ディスプレイ (LEDバックライト採用、1920 x 1080)
●カードリーダー : マルチメディアカードリーダーデジタル(SD)メモリカード
セキュアデジタルカードHigh Capacity(SDHC)、SD拡張容量(SDXC)、UHS(50 MB/秒)対応
●LAN;インテル® デュアルバンドワイヤレス-N 7260 2x2 AGN + Bluetooth 4.0
■電源;58 WHr, 4 セルバッテリ (内蔵)
●マカフィー® リブセーフ (12ヶ月間更新サービス)、12ヶ月間マカフィー® アンチセフト付き
■USB 3.0×4(1個はPowerShare対応)、HDMI(v1.4a)出力×1、ヘッドフォン/マイク入力ジャックコンビネーション、ケンジントンセキュリティロック、AC電源入力、1.0 MPワイドスクリーンHD Webカメラ
■Adobe® Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 11, デジタルデリバリー
(Web掲載モデルは。最新版Ver12に更新されている。)
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■Aluminum液晶バックカバー (シルバー, 非タッチ構成用)
●寸法(仕様書による)412.4×27.7×269.4mm
※タッチディスプレイを含めた最小重量(3.29 kg)

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その他の詳しい情報はこちらりPDF(Dell Webサイト)を参照。








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Dell Graphic Pro Inspiron 17 7000シリーズの外観
(プラチナ・タッチパネル)
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Inspiron 17 7000シリーズは、タッチパネルであって非常に輝度が高く綺麗な液晶である。
又、筐体(きょうたい)もアルミ素材を多用したいわゆる「銀パソ」である。
筐体の厚みは、カタログデーターだと27.7mmとある。突起物がない部分を計ったところ写真の通り約25mmであった。



ノート型パソコンとしては、大きく重いものであるので、部屋から部屋へ持って行くのは可能としてもいわゆる据え置き型である。









キーボードは、Inspironシリーズ共通と思われる仕様でバックライトにもなっている。
以前のInspironシリーズでも述べたように英語版から日本語キーボードになったために、右端の「Enter」「Back space」が小さくなりキーボードには慣れが必要である。
かつテンキーボードと隣接しているために、「NumLock」キーを押してしまうことがある。




又、日本語キーボードで多用するFキーはFnキーを同時に使わなければならず、直接入力をするためにはBIOS設定が必要である。
その他多少気になったのは、据え置き型と言うことで液晶モニターをつなげることも多い。その場合、筐体の都合もあるがHDMI端子だけなのが惜しい。

その他、大型ノートなので過不足というものはほとんどない。












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Dell Graphic Pro Inspiron 17 7000シリーズの
基本性能(プラチナ・タッチパネル)
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Inspiron 17 7000シリーズのCPUには、Core™ i7-4500Uという省エネ型(超低電圧版のCPU)が使われている。
■この影響については、バッテリーの駆動時間に関しては概論で述べた様に「Microsoft Assessment Console Battery run down with energy efficiency diagnostics」で述べている。
■Core™ i7-4500Uの挙動に関してはOCCTで検証して、Adobe® Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 11がどれだけ有効に使えるかを検証している。

■起動時間に関しては、「Microsoft Assessment Console Boot performance(Fast Startup)」によって検証して、おおよその起動時間を想定して検証している。

グラフィックカード;NVIDIA® GeForce® GT 750M 2GB DDR5
■このグラフィックカードに関しては、ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」のBenchmarkその他で検証している。




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Dell Graphic Pro Inspiron 17 7000シリーズ
(プラチナ・タッチパネル)起動時間測定
Microsoft Assessment Consoleによる
★Boot performance(Fast Startup)
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Inspiron 17 7000シリーズの起動時間は、コールドスタートで18.581秒だった。




Microsoft Assessment ConsoleによるBoot performance(Fast Startup)では、5.289秒であったので起動に18秒というのは妥当であろう。
又、グラフィックカードを搭載するこの手のノート型パソコンとしてはBoot performance5.289秒というのは一般的な数値である。



■Suspend継続時間は、2.928秒で立ち上がりは早い方である。



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Microsoft Assessment Consoleによる
★Battery run down with energy efficiency diagnostics
( エネルギー効率診断を含むバッテリーの寿命テスト)
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Battery run down with energy efficiency diagnosticsは、ソフトが満充電になったのを確認してから実行される。
そして、電池残量が5%になったところで終了する。
今回は、5%到達後に直ぐに電源が切れたようで次のタスクが始まっていない。
従い、Battery run down with energy efficiency diagnosticsの数値だけで予測した。
これによると連続約6時間の起動が可能で、省エネ型(超低電圧版のCPU)の効果が現れている。



デル株式会社
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Dell Graphic Pro Inspiron 17 7000シリーズ
(プラチナ・タッチパネル)
NVIDIA® GeForce® GT 750M 2GB DDR5
グラフィックカード性能
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■HeavenBenchmark
FPS 12.4
Score 311
以前に
NVIDIA GeForce GT 750M(10)
NVIDIA GeForce GT 740M(6.4)
という数値が検証した数値がこんなものなので、かなり性能が上がっている。


■ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」のBenchmark







標準品質(ノートPC1980*1080)・6647・・・とても快適
高品質(ノートPC1980*1080)・4622・・ 快適
最高品質(1980*1080)・・・3395・・・やや快適

HeavenBenchmarkが思ったより高かったのと呼応して、FF14のBenchmarkも多少高かった。
Dell Graphic Pro Inspiron 17 7000シリーズのNVIDIA® GeForce® GT 750M 2GB DDR5は割合性能が良いようだ。






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OCCTによるDell Graphic Pro Inspiron 17 7000シリーズ
(プラチナ・タッチパネル)
筐体冷却性能とインテル® Core™ i7-4500U プロセッサーの動作
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■OCCTによる検証は、筐体性能とCPU動作を確認するために1時間オートで検証したものと約30秒(28秒)間動作したものの結果を見てみた。

28秒作動させたものは、ターボブーストにより急激にCPUのクロック数が上がっていることが分かる。
これに伴い、CPUの温度上昇とメモリー使用量が上昇している。
そして、30秒で一挙にCPUのクロック数が定格の1.8 GHzに戻りそのまま稼働している。




そのために、CPUの温度はあまり上がらず放熱効果が弱いと思われるようなInspiron 17 7000シリーズの筐体でも充分であることが分かる。








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Dell Graphic Pro Inspiron 17 7000シリーズ
(プラチナ・タッチパネル)を使ってみての感想
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Inspiron 17 7000シリーズは、思ったよりグラフィックカード性能(NVIDIA® GeForce® GT 750M 2GB DDR5)がよい。しかしながらデスクトップ用のNVIDIA® GeForce®GTX650に及ばない。従って、ゲーマーパソコンとしては力不足である。
このパソコンには、Adobe® Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 11がインストールされて使える仕様になっている。(デジタルデリバリー)




ここでAdobe® Photoshop ElementsでRAW現像するのには過不足ないとしても、Adobe Premiere Elementsで高度な動画編集(レンダリング)は荷が重いかもしれない。
その理由は、2コア/4スレッドであり超低電圧版のCPUであるために負荷が大きくなると定格の1.8GHzでしか機能しないからである。
このことは、OCCTの結果で分かるように、長時間ハードな作業でも発熱は低いが性能的には落ちることになる。
又、ハードウェアエンコードはNVIDIA® GeForce® GT 750Mぐらいでは事実上使えない。
                     
但し、近年のAdobe Premiere Elements 11は詳細編集を主に行う設定ではなく、インスタントムービーやクイック編集(簡易編集)をしやすい設定になっているのでこの程度ならストレスなく可能かもしれない。


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このクラスのタッチパネルは快適で、Windows8に慣れない人でも使いこなすことができる。重作業にはあまり向かないかもしれないが、簡単な画像編集などを含め、液晶も綺麗なのでDVDを見たりするのには良いかもしれない。
デル株式会社 デル株式会社

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