朝日新聞社説は、「新人材バンク―選挙目当ては論外だ」と何やら朝日風の政局の斜め読みの論調だが‥‥‥
産経、毎日などの通り一遍の論説にない部分を突いている。
その一つは、
「あっせんを一元化しても、役所の予算や許認可の権限を背景にしなければ天下りさせるのは難しいからだ。受け入れる企業や団体も、本人の能力というより役所の見返りを期待している。」
それはそうだ、確か公共事業の受注を止めてしまった会社は天下りの受け入れを止めた話を聞いたことがある。
昔、金融機関も田舎の信金など、役員室の片隅に立派な椅子とデスクが置いてあることがある。ここの机は実際は使われることもなく、小生も使っていることは見たことがなかった。
要するに、天下り官僚役員用の机だ。
名簿上存在するが、出勤してこない役員というやつ。
「採用時に出世コースを分けるキャリアとノンキャリアの制度を改め、人事を能力・実績主義に切り替える必要もある。」
ただ、この様に言うのは易しいが実際、JRで「学士」というキャリアを廃止した結果「学歴偏重」になったのは実に面白いことだ。
「有能な官僚機構が国政の運営に大切であることは、私たちも異論がない。だからこそ、優秀で使命感のある官僚をどのように採用し、育て、やりがいをもって仕事をする環境を整えるか。省益優先をやめさせ、公益・国益にそった仕事をさせるか。ここは公務員制度改革の原点に立ち返り、考え直す必要がある。」
このことは、誠にごもっともなことであるが、課長補佐級の余計な仕事作りは別として、上級公務員ほど仕事をしないという現状をどのように変えさせてゆくかが問題だろう。
現在の中央省庁の官僚組織では仕事が出来る有能な人間ほど出世はせず、又将来の行く末を見て止めてゆく現状だ。
その良い例が、薬害エイズだったことよく知られているではないか。
従い、物事の問題が起きないように、事前安全の精神を身につけた人物を出世させるべきなのだ。
そして、実は天下りのための必要もない公益法人が多い事が問題だろう。
ここの収入は、全て補助金という税金であり、結局天下り官僚を国の税金で70歳まで高額な給与を支給している。
この様な不要な組織の統廃合はより急速に行うべきだろう。
そして、官製談合を見ても判るように、例え新人材バンクを作ってみたところで、無駄な公益法人がなくならない限り、公益法人による別組織の「人材バンク」が作られて骨抜きになる事も予想されるものだ。
但し朝日新聞が主張する。
「夏の参院選に向け、とりあえず新バンクで公務員をたたいてみせて、世論の耳目を集めよう。そんな下心があるとしたら論外だ。」
‥とはいいがかりだろう。
何といっても新人材バンク構想は、10年前からの提言であるからだ。
今でもむしろ遅すぎたと言うべきだろう。
産経、毎日などの通り一遍の論説にない部分を突いている。
その一つは、
「あっせんを一元化しても、役所の予算や許認可の権限を背景にしなければ天下りさせるのは難しいからだ。受け入れる企業や団体も、本人の能力というより役所の見返りを期待している。」
それはそうだ、確か公共事業の受注を止めてしまった会社は天下りの受け入れを止めた話を聞いたことがある。
昔、金融機関も田舎の信金など、役員室の片隅に立派な椅子とデスクが置いてあることがある。ここの机は実際は使われることもなく、小生も使っていることは見たことがなかった。
要するに、天下り官僚役員用の机だ。
名簿上存在するが、出勤してこない役員というやつ。
「採用時に出世コースを分けるキャリアとノンキャリアの制度を改め、人事を能力・実績主義に切り替える必要もある。」
ただ、この様に言うのは易しいが実際、JRで「学士」というキャリアを廃止した結果「学歴偏重」になったのは実に面白いことだ。
「有能な官僚機構が国政の運営に大切であることは、私たちも異論がない。だからこそ、優秀で使命感のある官僚をどのように採用し、育て、やりがいをもって仕事をする環境を整えるか。省益優先をやめさせ、公益・国益にそった仕事をさせるか。ここは公務員制度改革の原点に立ち返り、考え直す必要がある。」
このことは、誠にごもっともなことであるが、課長補佐級の余計な仕事作りは別として、上級公務員ほど仕事をしないという現状をどのように変えさせてゆくかが問題だろう。
現在の中央省庁の官僚組織では仕事が出来る有能な人間ほど出世はせず、又将来の行く末を見て止めてゆく現状だ。
その良い例が、薬害エイズだったことよく知られているではないか。
従い、物事の問題が起きないように、事前安全の精神を身につけた人物を出世させるべきなのだ。
そして、実は天下りのための必要もない公益法人が多い事が問題だろう。
ここの収入は、全て補助金という税金であり、結局天下り官僚を国の税金で70歳まで高額な給与を支給している。
この様な不要な組織の統廃合はより急速に行うべきだろう。
そして、官製談合を見ても判るように、例え新人材バンクを作ってみたところで、無駄な公益法人がなくならない限り、公益法人による別組織の「人材バンク」が作られて骨抜きになる事も予想されるものだ。
但し朝日新聞が主張する。
「夏の参院選に向け、とりあえず新バンクで公務員をたたいてみせて、世論の耳目を集めよう。そんな下心があるとしたら論外だ。」
‥とはいいがかりだろう。
何といっても新人材バンク構想は、10年前からの提言であるからだ。
今でもむしろ遅すぎたと言うべきだろう。