明峯教授の勤めている低温科学研究所は、その北大の一隅にあった。かつて雪の研究で有名だった中谷宇吉郎先生がいたころは、構内のほぼ中心に、赤い煉瓦の建物であったが、その後手狭になって、いまの白い四階建ての、瀟洒(しょうしゃ)な建物に移ったのである。 (渡辺淳一・「流氷への旅」より)
バンクーバーの会議に出席していたJAMSTECのOさんから、低温研を舞台にした渡辺淳一の小説があることをお聞きいたしました。渡辺淳一といえば、野口英世を題材にした「遠き落日」などで有名ですが、帰国後、早速上記小説を読んでみました。
その瀟洒な低温研の研究本館は、実際は4階建てではなく3階建てです。小説が書かれた当時から既に33年が過ぎ、建物は老朽化が進んでいます。
話は変わりますが、今晩日本ハムファイターズが25年ぶりにリーグ優勝しました!
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