福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

そばにいれば 何も欲しくない

2007-06-22 09:16:02 | 四季折々

中学生の頃、クラスの歌があり、毎朝のホームルームの時間にみんなで合唱。毎月、歌が変わり、その選択は生徒たちが行うと言うもの。ある月の歌が、山口百恵の『青い果実』。

 ?そばにいれば そばにいれば 誰もこわくない?
 ?そばにいれば そばにいれば 何も欲しくない?

毎朝繰り返し歌い続けていると、飽きて来ると言うもの。2週目あたりから、みんなの歌い方に変化が生じ、全体として妙な方向に。

 ?そば 煮れば そば 煮れば 誰もこわくない?
 ?そば 煮れば そば 煮れば 何も欲しくない?

こんな具合で。箸が転んでも笑い転げる思春期の遊び心が、無意識にクラス全体でハーモナイズした結果なのでしょうか。

このところ、札幌は暑い日が続いています。日射しも強く、外に出れば、まぶしく感じられます。このまま夏に突入でしょうか? とても暑い夏になりそうですね。

暑い日のお昼は、やはり、「ざるそば」でしょうか。札幌に赴任するまで知りませんでしたが、ここ北海道はそば粉の生産地です。内地の方は、そばと言えば信州と思いがちですが、内地で市販されている「信州そば」でさえ北海道産のそば粉が用いられているのだそうです。

Photo_67低温研から徒歩圏内にも、おいしい「おそば屋さん」があります。「なみ喜」というお店で、笠原先生と週に一度はお世話になっております。ここの「ざるそばとトリ天のセット」がお薦めです。そば独特のザラッとした食感がナカナカ。最後は、そば湯で〆。

Photo_68そばには、地方ごとにバリエーションがあります。新潟の小千谷や長岡地方には、「へぎそば」と言うのがあり、そばのつなぎにフノリを用いています。大汗をかいた夏の日、カツオだしの麺つゆにきざみネギとわさびを入れ、冷たいへぎそばをつるつるとすするのは爽快です。普通のそばに比べて、つるつるしているので、とても喉ごしが良いのです。蛇足ですが、フノリに含まれている何か(フノラン?)が、メタボ対策になるとか、ならないとか。

フー、今日も暑いですね。蒸し暑い日のお昼、
「そば 煮れば 何も欲しくない」。
(↑ちょっと、無理があったかな?)