ゆっくり攻めるか!? それとも 一気に行くか!? 

九州でクルザーボートの製造を手がけるU氏
はじまりは1本の電話でした。

「デイトナのお勧めの仕様に乗せて欲しい」

勿論、僕は2つ返事でOKですので、早速DAYTONAまで来ていただき試乗してもらいました。
実はこの時点でU氏が愛車のZ34に望むものは今まで以上の加速感でしたが、試乗していくうちに少し考えが変わり

「やっぱ車って五感で楽しむモンだよな」

僕にそう言うと一気に排気系をカスタムするか、ゆっくりじわじわとカスタムするかを悩みだし、その答えは翌日に持越ししました。


翌日

僕がU氏に電話を入れると考えは固まったようで、まずはYパイプとサクラムサイレンサーを手始めに。
それから様子を見ながら進行して行こうと言う方針で決まりましたので、早速取り付けを行いました。

はじめに書いたようにU氏はクルーザーを製造、販売しています。 しかも、ごく一部のセレブ層向けへのカスタムメイド・クルザーの設計製造販売をお仕事にしています。
つまりはファイバーのプロでもあると同時に、クルーザーの排気管を作る溶接のプロでもあります。
SACLAMを見るU氏はやはり見るところが一般の方とは異なり、チェックポイントはその材質や溶接面など。 はじめて見るSACLAMのその製法にとても関心があるようで、マフラーを手にとるとじっと見つめていました。


次の瞬間 U氏が口を開き

「これは溶接が綺麗だね とても上手いよ。 しかも、このクオリティでこの金額だったら安いよ。」

同じように今度はSACLAM Y-PIPEを手に取り内部をじっと眺めています。
「フレキシブル部が2重構造になっていて排気が流れる部分はストレートになっているのが最大の特徴ですよ」と僕がU氏に説明すると

「それは海の世界では当たり前だね。  
だけど陸の乗り物 しかも一般市販車のアフターパーツでココまで手を入れている商品があるとは思わなかったよ」


そういうと、まだエンジンもかける前 サクラムサウンドを聞く前から
「次はオイルもプラグも 全部DAYTONAで交換するからな。 また来るよ ありがとう」

音を聴く前からすべてを悟ったかのようなU氏は、そう言い残し帰っていかれました。

人により判断基準はまちまちです。
・人気があるものが好きな人
・安い(高い)ものが好きな人
・話題性があるものが好きな人
・好きな人がつけている物が好きな人

本当に色々です。
U氏にとっての判断基準は 当然ながら自分が造るクルーザー これが全ての基準です
自分が一から十まで手がける職人だからからこそ、妥協も出来ない部分もあるだろうし逆に関心できる部分があるのかもしれない。
U氏が自分が造るクルーザーに自信があるように、僕もDAYTONAが手がけるフェアレディZには絶対の自信があります。 

その僕が選んだマフラーはSACLAMなんです!
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