ルーティーン メンテナンス

デイトナでほぼ丸裸からくみ上げてったセミレストア号がルーティンメンテナンスで入庫してくれました。
といっても大きなトラブルなどではなく、消耗品の点検交換とパワステが不調とのことですのでパワステの修理です。


レストアから3年経過しまして、少し外装に傷が目立つ以外にはほぼ問題もなく、良い状態をキープし続けています。 オーナーの愛情がたっぷり注がれたZ32 
羨ましいほど美しい!


パワステはポンプが弱くなっていたのでO/Hを行いました。 
油圧配管等には異常はありませんので、このまま復活です。 そして油種類の定期交換を行い、仕上げにエンジンルームをスチーム洗浄して油、埃を取り除き完成です。
オーナーさんが愛車を引き取る時 自分では気がついていないかもしれませんが、すっごく嬉しそうに目をウルウルさせながら愛機を眺めてるんですよね。 
その姿を見るのが大好きな「やまもと」 またメンテナンスに来てくださいね!


さて こちらも気がつくと、ほぼセミレストアの領域に入ったK作さんの最終型Z32
今回ルーティンメンテナンスのほか仕様変更などなど・・・

エンジンもミッションも足も何もほとんど取り替えて、しかも今回ルーフに飛び石傷があるということでルーフ全体をペイントしましたので、今までも側面をペイントしたりと時間はかかりましたがこれで全塗装も完了! 仕上げにガラスコーティングです!
これでセミレストアの仲間?に入りました。


今回は各部メンテナンス意外にATS カーボンLSD ver DAYTONAの導入です。
K作さんは高速移動も多いですが、ワインディングでスカッと走るシーンも好んでいますので、重量級ボディのZ32でもターンインしやすいようにコントロール性を高めた仕様のver DAYTONAです。 
トルクフルのZ32を操る力 デイトナ流 駆動力を楽しんでください


そして先に導入していましたが、ブレーキキャリパーはフロントF50ブレンボでリアは純正キャリパーでしたが、このままでも制動バランスは問題ないと思いますがルックスが悪かったのでBCNR33ブレンボをO/Hして装着です。
この赤具合が良い具合に効いてるので、パット見 イタリアの車みたいに見えます。


そしてそして 僕のお気に入りプラズマを導入!!
Z33,34はプラズマダイレクトと言いまして、点火コイルをそのまま交換するタイプですが、Z32はコイルは純正のまま点火ハーネスにプラズマを流すタイプになりますので、このプラズマブースターを装着したらいいだけです。 効果はまったく同じで、価格は10万円近く安い・・・ これはどう考えても買いでしょう!


NGKイリジウムプラグも同時に交換しましたが、とにかく吹け上がり方が違う!
プラズマのマルチスパークのおかげで、軽く吹け上がってくれますのでタコメーターを見るのも楽しいです。 
こちらは明日納車予定 早くK作さんの感想が聞きたいです。

そんなこんなで、最近Z32のメンテナンス業務が本当に多いです。
ベースは確かに古くなっていますが、デイトナが今まで蓄積した経験や最新の機材、パーツで以前は出来なかったけど今ならできることも多いです。
オリジナルコンディションをキープするのもカスタムするのもオーナーの自由です。 
ただ、真剣に車と向き合ってくれるオーナーさんの力にほんの少しでもなれたら と「やまもと」は常に思っていますよ!

■セミレストア1号(紺色)
・PSポンプ オーバーホール
・nismo コンペティションオイル 0w30 交換

■セミレストア2号(黒色)
・ATS carbon LSD ver DAYTONA for Z32
・Brembo キャリパー交換
・OKD プラズマブースター取り付け

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