取った駒を活かす将棋の素晴らしさもネットで教わったものです。そこに日本の真髄を見せつけられて驚いたものです。
この真髄を会得していた将棋の名人がGHQの奴等を前に堂々とまくし立てた話題は痛快ですね。
とは言え、これも正しい国家観と歴史観を持っていて初めて出来ることでしょう。
それを持たない政治家や官僚達にこんな芸当が出来る訳はない。
ねずさんが詳しく書いてくれています。これも何度読んでも考えさせられます。
外務大臣や外務省の人達にこの話を知って貰いたいものです。
ねずさんの学ぼう日本より 2021/11/23
名人に香車を引 いた男・升田幸三
・・・略
「われわれのたしなむチェスと違って、
日本の将棋は、
取った相手の駒を自分の兵隊として使用する。
これは捕虜の虐待であり、
人道に反するものではないか」
おいでなすったな、と思った。
たぶんこれをいってくるだろうと、覚悟しておった。
「冗談をいわれては困る。
チェスで取った駒をつかわんのこそ、
捕虜の虐殺である。
そこへ行くと日本の将棋は、
捕虜を虐待も虐殺もしない。
つねに全部の駒が生きておる。
これは能力を尊重し、
それぞれに働き場所を与えようという思想である。
しかも敵から味方に移ってきても、
金は金、飛車なら飛車と、
元の官位のままで仕事をさせる。
これこそ本当の民主主義ではないか」
こういうと、一気にまくし立てたようですが、一区切りごとに通訳が入って時間がかかる。
その間、こっちはまずいビールをグイグイ飲む。
「あなた方はしきりに民主主義を振り回すけれど、
チェスなんてなんだ。
王様が危なくなると、
女王を盾にしても逃げようとするじゃないか。
古来から日本の武将は、
落城にあたっては女や子供を間道から逃がし、
しかるのちにいさぎよく切腹したもんだ。
民主主義、民主主義と、
バカの一つ覚えみたいに唱えるより、
日本の将棋をよく勉強して、
政治に活用したらどうだ。」・・・中略
升田名人からのヒアリングは、単なる放言という枠を超えて、日本人による日本の独立を果たす一翼を担ったといえるのかもし れません。
昨今、いろいろな分野で「マニュアル化」などが叫ばれ、なんでもかんでもマニュアルを作り、マニュアル通りにやることが「正 しいこと」とされるような風潮があります。
しかし碁や将棋には、マニュアルなどありません。
常に相手があり、相手の動きの先を読んで、戦いを制する。
現代日本人は、うわべだけの数値や出来事を単に「評価」することに馴れ、出来ごとの裏側にある深い「洞察」や「思考」といっ たものを、忘れているような気がします。
名人の碁や将棋にみるように、ここで「飛車」を取られても、最後に「王手」がかかるという、深く長い「読み」。そうしたもの が、すくなくとも戦前や戦後の一定の時期までは、確実に、日本にあった。
すくなくとも、そうした「読み」に対する訓練があったなら、多くの日本人が「子供手当」などという露骨な利益誘導に釣られ て、ろくに考えもせずにミンス党などに政権を渡すことはなかったのではないか。
日本にいま必要なことは、単に現象面に捉われた対処療法だけでなく、政治の根本を見直すもっと抜本的な根治療法なのではない かと思います。
やはり、日本人がこれ以上劣化しないように教育とマスメディアの改革が急がれます。
これ以上劣化を許せば日本の消滅は確実でしょう。それだけは何としても避けたい。
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