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NAS電池

2011年09月17日 | エネルギー 環境

  第4296回で東北電力に採用されることになったナトリウム二次電池の採用が 広がってきているようです。

  SankeiBizより

  電力不足に備え「NAS電池」 大容量蓄 電 武田薬品など導入

  武田薬品工業や東北電力などが大容量の蓄電ができるナトリウム硫黄(NAS)電池システムの導入を相次いで決 めた。いずれも電気器具メーカーの日本ガイシ(名古屋市)から納入し、電力不足の事態に備える。

 NAS電池などの蓄電池は、太陽光や風力の発電で得られたエネルギーをいったん蓄えて放出できるため、天候に左 右されず電力を安定供給することに役立つ。太陽光発電などを後押しする再生エネルギー特別措置法の成立もあり、企業 の導入が拡大しそうだ。

 NAS電池は標準型で1台2000キロワットの出力があり、6時間連続して使用できる。リチウムイオン電池や ニッケル水素電池といった他の蓄電池に比べて容量が大きく、導入費用が安い利点がある。事業化して商品を供給してい るのは、世界で日本ガイシだけだ。

 武田薬品は来夏までに大阪工場(大阪市)への新規導入と、主力の湘南研究所(神奈川県藤沢市)での増強を決め た。医薬品の製造には温度や湿度の管理が重要で、電力を安定確保する手段が必要と判断した。

 東北電は、約5万人の1日の使用電力量を賄える計8万キロワットのNAS電池を能代火力発電所(秋田県能代市) に設置する。原発停止で低下した供給力を底上げするためで、夜間にためた電力を需要が大きい昼間に使う。

 消費電力が大きいスーパーコンピューターなどの実験機器を抱える東京工業大学も2000キロワットを設置する。

 東北電力の大量採用が契機になったのでしょうか。どんどん採用が増えればコストダウンも可能になりそうです。大 量生産によるコストダウンが進めば、太陽光発電など再生エネルギーにとっても追い風になります。こうなると一社だけ というのが足を引っ張ることになるかもしれません。参入企業がもう少し欲しいところです。
  いずれにしても、安価な蓄電池が実現されるのなら大歓迎です。

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