団塊の世代のつぶやき

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炭素繊維

2011年09月15日 | 日本的経営の崩壊

  第3089回第3444回などで取り上げたカーボンファイバーによる車の軽量化への動きが いよいよ本物になるのでしょうか。

 SankeiBizより

  東レ、炭素繊維でEV試作 重量846キ ロ 鋼板型より4割超軽量

  東レは9日、炭素繊維をふんだんに使った次世代型の電気自動車(EV)「TEEWAVE(ティーウエー ブ)AR1」を試作したと発表した。車体の基本構造に炭素繊維を樹脂で固めて成形した複合材料を採用。車体重量は 846キログラムと、鋼板主体の従来型のEVに比べて4割以上軽量化し、衝突時の安全性も高めた。

 試作車は2人乗りで、屋根のないスポーツカー。最高時速は147キロ。東レ単独で約3億円を投じ、英国やドイツ などで試作作業を行った。この日の記者会見で須賀康雄常任理事は「炭素繊維でどれだけの乗用車をつくれるか、極限を 試すための実験」と狙いを述べた。

 4人乗りの屋根付きに換算すると、車体重量は従来型のEVの約3分の2となる。車体の基本構造に使われる部品点 数も約20分の1に削減した。軽量化で電力消費量が減るため、二酸化炭素(CO2)の排出量は約9%削減できる。ま た、衝突エネルギーの吸収量も約2.5倍となり、高い衝突安全性が発揮できるという。

 今後、自動車メーカーと組んで共同開発を進め、自動車各社に採用を働きかける。炭素繊維は鉄に比べて価格が大幅 に割高でコストの低減が避けて通れないが、田中千秋副社長は「2015年以降には普通車の価格帯で、こうした自動車 の実現を目指していきたい」と語った。

  太陽電池と同じでコスト高が普及のネックになっているというか太陽電池以上にコスト高が激しいようです。
  民間企業が長い間こつこつと努力して作り上げてきたと言う面では太陽電池と同じですね。日本にはこうした素晴ら しいものがあるのにそれを政治の世界が足を引っ張っていると言えば言い過ぎでしょうか。何度も書いているように、太 陽電池だって世界のエネルギー大国になれる可能性だってあったのに今では世界の後塵を拝することになってしまってい ます。今や生き残れるかどうかの瀬戸際に立っているといっても良いのじゃないでしょうか。
  この炭素繊維は太陽電池ほど製造が簡単ではなさそうなので同じ過ちを犯すことは無いのかもしれませんが、それ だって国ごと売っぱらってしまいそうな民主党によって台無しにされるかもしれません。
  何とか生き残って車の世界を変えてもらいたいものです。

日本頑張れ!