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団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

木の架台

2014年12月24日 | 太陽光発電

  第 5570回徐々 に増えるバイオマス発電」でも 書いたように、世界有数の森林 資源を残してくれた先人の恩に 報いるためにも林業を復活させ ることこそが日本の進むべき道 だと思います。
  と言うことで、もう一つ
第 5471回の 「木の架台と炭酸ガス排出量」などで何度も取り上げて来たメガソーラーの木の架台の記事が目に 止まりました。  

  タ イナビニュースより  20141215

  兵 庫県【播磨科学公園都市太陽光第1発 電所】を稼働

  企業庁メガソーラープロジェクト 保有土地などの有効活用

  12月11日、兵庫県の企業庁が運営するメガソーラー「播磨科学公園都市太陽光第 1発電所」が完成し、運転を開始した。

  兵庫県南西部の学園都市、たつの市にメガソーラーが建設された。これは、県の企業 庁によるメガソーラープロジェクトの1つ。再生可能エネルギーの普及拡大と、上工水道事業や地域整備事業が保有する ダムや土地などの資産を有効活用することを目的としている。

  6万平方メートルの敷地には、2万2,000枚の太陽光パネルが設置された。発電能力は5MW、年間発電電力量 は約500万kWhと予想されている。これは一般家庭約1,400世帯分の年間使用量に相当する。

 

  県内産の木材を架台に採用 リアルタイムデータも公開

  最大の特徴は、太陽光パネルの架台である。一般に、架台は金属製のものを使用する 場合が多いが、同発電所では県内産の木材を大量に活用した、木 製架台を採用した。地域林業の活性化と、水害の防止にも役立つと期待されている。

  …以下略

   参考:企 業庁メガソーラープロジェクト「播磨科学公園都市太陽光第1発電所」の発電開始について

  画像木 製架台を見ると、珍しく裏側から撮っているので構造が分かり易くて良いですね。これなら、おおよその構造の 想像がつきやすい。
  第 5159回の「メガソーラーに木製架台」の画 像と両方を見ると同じようにコンクリートの基礎の上に組んでいるようです。どちらも同じ兵庫県ですね。兵庫 県は水上などメガソーラーでは先進県ですね。それに比べて、相変わらず我が香川ではため池の話題は無いようです。
  最近は選挙の集票場の不正ばかりで情けない限りです。

  話がそれてしまいましたが、バイオマス発電やこうした木の架台など少しずつ森林資源の活用の話題が増えてきているの は良い傾向じゃないでしょうか。森林利用で雇用も増えれば一挙両得でしょう。
  もういい加減マネーゲームから実業の世界に目を向けるべきでしょう。

  昔の堅実な日本に帰りま しょう!

全量買い取り前提が崩壊

2014年12月22日 | 太陽光発電

  第 5528回の「発電しない業者を排除」などで取り合て来た買い取り中断で電力会社が受け入れ可能の算定をし ていたものの発表があったようです。
  中身は厳しいものがあるようです。いよいよ見直しは避けられないようです。  

  SankeiBiz(サンケイビズ)より   2014.12.16

 電 力7社、太陽光発電の受け入れ可能量は58%どまり 全量買い取り前提が崩壊

 再生可能エネル ギーの買い取り中断問題で経 済産業省は16日、受け入れ可能量を調査していた大手電力7社のうち中国電力を除く6社で、太陽光の認定量が受け入 れ可能量をすでに上回っているとの算定 結果を発表した。7社合計の受け入れ可能量は認定量に対し58%にとどまった。

 経産省は、電力会 社が太陽光事業者に発電量を抑えるよう求めやすくする方針。再生エネを全量買い取るとした固定価格買い取り制度の前 提が崩れることになる。

 算定結果による と、調査した電力7社管内の太陽光の認定量が計4054万キロワットあるのに対し、受け入れ可能量は計2368・6 万キロワットだった。


  再 生エネ受け入れの限界露呈 電力5社、順次再開も「計画の半分」   2014.12.17

   送電線の容量不足などを理由に、九州電力など大手電力5社が停止してきた再生可能エネルギーで発電した電力の新規買い 取りが16日、年明けにも順次再開する見通しとなった。

  再生エネの5社の受け入れ可能量は国が認定した計画を大幅に下回ることから、経済産業省は太陽光の発電量を機動的に 抑える仕組みを固定価格買い取り制度 に導入する方針だ。これを受け、電力各社は買い取り手続きの再開に向けて検討に入った。ただ、早期に受け入れ量を大幅に 増やすのは困難なため、事業者の新 規参入は厳しくなる可能性が高く、買い取りをめぐる混乱が収まるかは不透明さが残る。…中略

  固定価格買い取り制度は、再生可能エネルギーの事業者が発電した電気を国が決めた価格で一定期間、大手電力会社が購 入する制度で、2012年に始まっ た。電力会社は買い取り費用を電気料金に上乗せしている。太陽光は設備の設置が比較的容易で買い取り価格が優遇されてい たため、参入する事業者が急増し今 回の事態につながった。

  経産省が算出した受け入れ可能量のデータは、政府が掲げる再生可能エネルギーの導入拡大に向けた基礎資料にもなる。 政府内で今後本格的に検討されるエ ネルギーミックス(電源構成比)の策定にあたり、現実的な再エネの導入割合をどの程度と見込むかについても今回のデータ が活用される可能性がある。(塩原 永久、大柳聡庸)

  これで日本の太陽光発電は終わりでしょうね。何とも勿体ないことになりそうです。確かにこの条件では電気代も高くな るので続けることは無理がありそうです。
  しかしながら、コストさえ合えば太陽光発電は一気に進むことは分かったのですから、設備が増えても電力会社の受け入 れ能力を上げれは将来は原発も廃止して再生可能エネルギーで全ての電気を賄う道も見えてきたのじゃないでしょうか。
  そうであるなら、やはり、太陽光発電の火を消すことなく将来に向かって進めて行くべきじゃないでしょうか。

  やはり、地球は太陽が全 て!

我が家の太陽光発電

2014年12月21日 | 太陽光発電

  例 月我 が家の太陽光発電、12月分、11月10から12月9日までのデータです。28日分で前月より5日少な く、前年と同じ稼動日数です。

   8月の異常気象から毎月の発電量も前年比で変化がありましたが、今月になって、やっと、前年と殆ど 同じ数字になりました。異常気象と言いながらも1年経ってみると結局は殆ど変らないことになるのは通年道理のようで す。来年はどんな年になるのでしょうか。
  天候はそれ程大きな変化はないでしょうが、我が日本は今日の選挙次第で大きな変化が起きるのでしょうか。来年は いよいよ余命3年作戦の年です。平穏と言うより、激動の年になるのかも。日本を取り戻す為なら激動もしかたないで しょう。

   さて、買電です。

去年 11月、買電、 562(225,337)kWhで 10,216 円 1kWhの 単 価、約18.18円

今年 11月、買電、 562(210,252)kWhで 10,506円 1kWhの 単 価、約18.69円


去年 12月、買電、 728(262、466)kWhで 12,507 円 1kWh の単価、約17.18円
 
今年 12月、買電、 741(222,519)kWhで 12,707円 1kWhの 単価、約17.15円


   さて、売電は。

去年 11月、売電、264kWhで12,672円   1kWh単価、約48.00円
  
今年 11月、売電、358kWhで17,184円  1kWh単価、約48.00円



去年 12月、売電、222kWhで10,656円  1kWh単価、約 48.00 円
 
今年 12月、売電、224kWhで10,752円  1kWh単価、約48.00 円


   去年11月、1,851円の支払。今年の支払1,955円と104円の浪費となりました。今年の買 電は昼間が少なくなって、夜が増えて、去年と殆ど同じ買電額になっています。どんな生活環境がそうさせたのか全く自 覚なし。全くいい加減な生活のようです。

  
早明浦ダムは、 100%を保っていました。

   設置前年年間電気代   207,928円
    1年目の年間電気代    31,518円

   2年目               7,012円

  3年目              ▲2,689円

  4年目              ▲5,499円

  5年目             ▲74,717円

  6年目            ▲116,383円

  7年目             ▲90,784円

  8年目             ▲83,581円

   9年目             ▲37,314円

  9年目12月          ▲12,565円

  10年目12月         ▲20,629円

  参考:使 用料金表

さて来月は!

変換効率40%以上

2014年12月17日 | 太陽光発電

  太陽光発電も孫・菅の売国コンビの企みのお蔭 で、今さらながら不穏な雰 囲気となっています。正常な技術発展によるコストダウンを計るための買い取り制度が一部の資金豊富な企業の有利な投資先 になってしまって、今や、太陽光発 電自体の前途が分かり難いものになってしまったような気がします。

  それでも、技術の世界では着実な研究が重ねられているようです。驚くべき記事がありました。久しぶりに元気が出るよ うなニュースですが、残念ながら、詳細がわかりません。 

   AFPBB Newsより  20141208

   新技術で太 陽電池の発電効率が向上 豪研究

   仏 パリ(Paris)で、建物の屋根に設置された太陽 光発電のための装置20121022日 撮影、資料写真)。(c)AFP/KENZO TRIBOUILLARD

  【128AFP】豪ニューサウスウェールズ大学(University of New South Wales)の研究チームは8日、 太陽電池パネルの効率を向上させる画期的な技術を開発したと発表した。将来的に、再生可能エネルギーの安価な供給源 となることが期待されているという。

  研究チームは、太陽電池パネルに当たる太陽光の40% 以上を電気に変えることに世界で初めて成功したという。

  同大学のマーティン・グリーン(Martin Green)教授は声明で、「これは、太陽光を電気に変換する効 率としては、これまで報告されている中で最も高い」と述べている。

  「われわれは市販の太陽電池を新しい方法で用いているため、これらの効率向上技術 は太陽光発電産業に容易に応用できる」

  グリーン教授がAFPの取材に語ったとこ ろによると、太陽電池を1個しか使用しない従来の方法では、太陽光を電気 に変える変換効率は約33%が限界だったが、新たな方法では、太陽光を 太陽電池4個に分配することで、変換レベルを向上させるの だという。

  ニューサウスウェールズ大によると、シドニー(Sydney) で行われた実験で達成された効率レベルの新記録は、米国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy LaboratoryNREL) の再現実験でも確認されたという。

  グリーン教授は、住宅の屋根に取り付けられる太陽電池パネルにもいずれこの技術を 応用できると期待を寄せている。同教授によると、現在の太陽電池パネルの変換率は1518% という。

  同教授は、AFPの取材に「住宅の屋 根に設置されているソーラーパネルには今のところ、太陽電池が1個しかな いが、ゆくゆくは複数個に増やせる。そうすれば、効率をこのくらいのレベルにまで向上させることが可能になる」と 語った。

  効率レベルの向上などの技術的な進歩が太陽光発電産業で達成されることは、再生可 能エネルギーのコストを下げる助けになるとグリーン教授は指摘している。

  10年以内に、太陽光発電による電気は火力発電よ りも安価になると同教授は確信している。(c)AFP

  何となく漠然としていて、本当なのだろうかと疑いたくなりますが、どうなんでしょう。本当に40%の変換率が現実に なるのなら楽しみなのですが、ここは本当だと信じて待つしかないのかも。
  今や、日本では太陽光発電と言えば何となく胡散臭いものとして見られるような雰囲気になってきた洋画気がします。こ れも、孫・菅の売国コンビのなせる業でしょう。
  再生エネルギーを胡散臭いものにしてしまったこの最悪コンビの罪は重いものがあります。

 何とか、正常に戻って欲し い!

ソーラークリニック

2014年12月07日 | 太陽光発電

  第 5523回に次いで太陽光発電 診断 ソーラークリニックに10月分の診断結果が発表されています。

   8月の記録的な発電量422kWhから9月537kWhと平年並みに戻り、10月も443kWhとまだ 8月実績を上回っています。こうしてみると、8月の発電量はとんでもなく少なかったことが分かります。
  その割に、心配していた農作物には大きな影響がなかったと言うのが不思議です。そうであるなら、毎年今年のような冷 夏になってくれれば生活するには最高です。
  夏の暑さに悩まされながら、何時も、夏、涼しくて冬暖かい土地はどこだろうと、香川県と言う素晴らしい気候の土地に 住みながらも贅沢なことを考えているのですが、こんな夏ならやはり香川が世界一気候に恵まれた土地と言えるかもしれませ ん。
  とは言いながらも、こんな気候に恵まれたところに住みながらこんなことを言ってたら、北や南の地方の方達に叱られそ うです。
  
     登録名はそのまま「マア小父の発電所」です。

    月間 発電量(パネル1kWあたり):     
     
     2014 年     9 月                     1534/1892         97.6kWh/kW

     2014 年    10 月                     1561/1871          80.5kWh/kW 

     月 間日射量比ランキング
 
     

          2014年     9月                     1806/1892           0.692

          2014年    10月                     1797/1871          0.682

     年 間発電量:(パネル1kWあたり)    
 
          2013年    10月~ 2014年     9月    1414/1625     1069 kWh/kW

          2013年    11月~ 2014年    10月    1408/1605     1073 kWh/kW

    年 間日射量比ランキング:   
 
          2013年    10月~ 2014年     9月         1540/1625            0.7

          2013年    11月~ 2014年    10月         1521/1605            0.701

   それにしても、ランクは低位置のままです。
 

 さて、来月 は!

太陽光発電は生き残れるか

2014年11月26日 | 太陽光発電

  第 5497回の「太陽光発電は生き残れるか」で再生エネ買い取り見直しで、太陽光発電の市場が一気に縮小する のじゃないかと書きました。
  問題は、電力会社の送電能力にあるようですが、この問題が解決されない限りいくら太陽光発電が素晴らしいと言っても 解決にはならないようです。
  ところが、NECがもしかしたら、この解決になるのじゃないかと思われる技術を開発したそうです。プレスリリースに ありました。

  NEC(Japan)よ り  20141113

  NEC、住宅やビルなどに設置した100万台以上の蓄電池を制御し電力系統 と同等レベルのリアルタイム需給調整を実現する技術を開発  

  NECは、住宅やビル等に分散して設置された100万 台以上に及ぶ多数の蓄電池や電気自動車(EV)の蓄電池をクラウドから充放電制御し、需 要側の電力制御(デマンドレスポンス:以下、DR)を行うことで、電力 事業者が、既存の電力系統と同等のリアルタイムな電力需給調整を実現する「仮想統合制御ソフトウェア」を開発しまし た。

  今回開発した「仮想統合制御ソフトウェア」は、多数の蓄電池制御において、 発電所が最短秒以下の単位で電力需給調整を行う「ガバナフリー制御」(注1) や「負荷周波数制御」(注1)といった、既存の電力系統と同等のリアルタイ ムな電力需給調整機能を実現します。また蓄電池の劣化特性を考慮しながら適切な配分で充放電が可能なため、約2倍 となる蓄電池の長寿命化を実現します。 さらに本ソフトウェアは、自動デマンドレスポンス(ADR) の最新規格OpenADR2.0b(注2) に対応し、工場やビルなどの大口需要家だけでなく、複数の異なるアグリゲータ等が管理する蓄電池との連携による電力 需給調整も可能になります。

  これらの技術により、電力会社・企業・家庭などの多数の蓄電池が連携し、既 存の電力系統と同等レベルの電力需給調整が可能な、次世代電力システムの実現に貢献します。

  NECは社会ソリューション事業を推進してお り、その注力領域のひとつとしてスマートエネルギー領域を強化しています。今後もスマートグリッドに適用する新技術 の開発を進め、顧客の新たな価値創造と高度な社会インフラの構築に貢献していきます。

  背景

  20127月 に始まった「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(3)を 契機として、今後、太陽光や風力等の再生可能エネルギーの大幅な導入拡大が見込まれています。再生可能エネルギーに よる発電は天候に依存して発電量が急激 に変化するため、導入拡大には、発電所の電力需給バランス調整機能の補強が必要です。多数の需要家の蓄電池を制御 し、電力需給調整を行うリアルタイムDRは、本調整機能を補強する有望な仕組みの一つ といえます。

  リアルタイムDRで は、再生可能エネルギーの活用時に求められる電力需給バランスの変動に合わせて、需要家の蓄電池の充放電をクラウド 上のシステムから自動で制御します。こ のとき発電所の機能を補強するために、「ガバナフリー制御」や「負荷周波数制御」といった電力需給調整機能の実現が 求められてきます。一方、蓄電池は頻繁 な充放電を繰り返すと、蓄電池の劣化が早まる可能性が高まるため、蓄電池の劣化スピードを低減しながら、多数の需要 家の蓄電池を最適なタイミングで制御す る技術が求められます。…以下略

  相変わらず、理論は良く分かりませんが、こうした制御が出来るとなれば、これを買い取りに生かすことが出来るのじゃ ないかと思いました。
  電力会社曰くの汚い電気がきれいな電気に制御されれば電力も買い取ることに積極的に動けるのじゃないでしょうか。
  原発を感情論で止めてしまうような情けない国だけに、将来は、安価な再生エネルギーの活用が望まれるのは間違いない でしょう。その時に、この買い取りの根本的な問題が解決されれば前途は開けます。
  この技術がそれに対応できるのかどうかは私の知識では解りませんが、何となくできそうな気がするだけに期待したいも のがあります。 

希望が持てるかも!

ソーラー道路

2014年11月20日 | 太陽光発電

  第 5371回の「ソーラー道路」で取り上げた道路を太陽光発電所にするSolar Roadwaysがいよいよ完成したのかと思う記事がありました。
  ところが、全く別物のようです。前のはソーラーロードウェイズで今回のはソーラーロードで微妙に違います。前者はア メリカ、今回はオランダの企業です。
  こうやって、研究するところが増えて来るのは歓迎すべきことなのでしょう。それだけ、実現が可能だと思われてきたと 言うことでしょうか。  

  タイナビニュースより   20141112

  オ ランダに太陽光パネルでできた道路が完成

  自転車専用道路70メートル区間で試験運 用スタート

  1112日、 オランダに、世界初の太陽光パネルをはめ込んだ道路「SolaRoad」 が設置された。

  SolaRoadは、アムステルダム郊外のKremmenieか らWomerveerまで、70メー トルの自転車専用道路に設置された。試験運用として2つのレーンを平均2,000台 の自転車が利用する。2016年までには100メー トルに延長予定。3世帯分の電力供給が期待できる。

  北ホラント州の道路工事会社 Ooms Civielと、 技術提供会社 Imtechによる企業連合が研究・開発した。

  道路表面は厚さ1センチの強化ガラス、そ の下にコンクリートに覆われたクリスタルシリコン太陽電池が配列されている。表面ガラスには滑り止めと汚れ防止の加 工が施されている。

  屋根設置型より効率低いが価値ある開発

  自転車の利用率が高く、自転車専用のバイクレーンも多いオランダにとって、バイク レーンへの太陽光パネル設置は自然な発想だという。

  しかし、SolaRoadの設置コ ストは375万ドルかかる。屋根設置型より高額で、発電 力は30%少ない。それでもオランダでは開発の価値が あると評価する。

  プロジェクトでは、今後、道路の照明や信号機、EVへ の電力供給を目指して開発を進めていく。

 SolaRoad, de weg van de toekomst

 

  こちらも詳しく取り上げています。画像が沢山あります。

  スマートジャパ ンより   20141114

  オ ランダの夢「太陽光道路」、無線で車へ電力送る?

 こちらは参考までに以前のアメリカの方の動画です。やはり違いますね。

  どちらが本命になるのか、それとも、新たな開発者が現われるのか、どちらにしても、道路にソーラーが世界に広まると 面白そうです。

  そんな日は来るのか!

ソーラーシェアリング

2014年11月18日 | 太陽光発電

  第 3542回の「中古パネル」で日本で唯一中古パネルの再利用を進めているネクストエナジー・アンド・リソースを 取り上げましたが、農場用の小型のパネルも製造しているようです。

  気が付きませんでしたが、第 5374回の「農場にソーラー」で取り上げたパネルもここの製品だったようです。なかなかアイデア豊かな面 白い会社のようです。こういう会社には頑張って太陽光発電業界で生き残って欲しいですね。  

   ス マートジャパンより  20141110

  農 業と組み合わせる太陽電池モジュール、小型で使いやすい

   ネクストエナジー・アンド・リソースは201411月、 農業と組み合わせて使いやすい太陽電池モジュールの販売を開始した。農作物に光が当たりやすいような小型の製品であ る。  畑陽一郎

   ネクストエナジー・アンド・リソースは201411月 から農業と組み合わせて使いやすい太陽電池モジュール「NE125×125-36-ML)」 の販売を開始した(1)。 ソーラーシェアリング用の製品である。

   単結晶シリコン太陽電池セルを36枚 利用し、出力95Wを得る。太陽電池モジュールの寸法は1199×551×35mmと 小さい。重量は9kg

   「製 品化の発端 はある農業法人から相談を受けたことだ。一般的な出力270W程度の太陽電池モジュールは面積が大きいために、日陰 が多い。面積を小さくしてまばらに配置 できる製品が欲しいということだった。相談を受ける以前から(系統に接続しないで利用する)独立型の製品を取り扱っ ており、寸法や出力が今回の仕様に近 かったために対応できた。製品試験や保証を重視した製品に仕上がった」(同社)。

  「当社や製造会社が倒れた場合にも製品保証が受けられるよう(中国の国有企業である)AON-COFCOとの二 重保証を取り入れた」(同社)。製品の 瑕疵(かし)による経済損失を10年補償し、太陽電池モジュールの出力を保証する契約も付けた。25年後の出力とし て初期値の80%を保証する(リニア出 力保証)。

  「新製品用の架台は特に用意していない。ソーラーシェアリングでは農地の形状や作物の種類によって、必要な架台 の仕様が変わりやすい。多くの顧客は単管(パイプ)を組み合わせて架台としているようだ」(同社)。

  架台は単管が多いんですね。やはりコスト的には一番安くつきそうですね。問題は、 強度なので、電力さんが承認するかどうかによりそうです。


    スマートジャパンは 他にも農地とソラーの記事を沢山取り上げてくれています。

  里 芋と小松菜を栽培しながら太陽光発電、岐阜県の農地でソーラーシェアリング開始  2014年05月21日
 
  営 農と太陽光発電の組み合わせ、「3つの壁」あり  2014年06月13日

  イ チジクの栽培でソーラーシェアリング、2メートルの木の上に太陽光パネル  2014年09月25日
  
  買い取り制度の見直しでこうした農地の利用もどうなるか分かりませんが、折角盛り上がった太陽光発電が健全な発展を とげることができるような解決を期待したいものです。
 
 それにしても、自分たちの利益の為にとんでもない条件を採用させた孫・菅コンビの罪は重い。

二人を国会喚問しろ!


我が家の太陽光発電

2014年11月16日 | 太陽光発電

  例 月我 が家の太陽光発電、11月分、10月10から11月9日までのデータです。33日分で前月より3日多 く、前年より1日多い稼動日数です。

   発電量が思ってた以上に良くて去年より84kWhの増加でした。そんなに天気が良かったとも思って なかったので意外でした。というより、去年が悪かったようです。何だかんだと言っても年間通じたらやはりそれ程大き な変化はないのかも。

   さて、買電です。

去年 10月、買電、 522(267、255)kWhで  11,231円 1kWh の単価、約21.52円
 
今年 10月、買電、 392(183,209)kWhで  8,805円 1kWhの 単価、約24.05円


去年 11月、買電、 562(225,337)kWhで 10,216 円 1kWhの 単 価、約18.18円

今年 11月、買電、 562(210,252)kWhで 10,506円 1kWhの 単 価、約18.69円


   さて、売電は。

去年 10月、売電、387kWhで18,576円   1kWh単価、約48.00 円
 
今年 10月、売電、355kWhで17,040円  1kWh単価、約48.00 円


去年 11月、売電、264kWhで12,672円  1kWh単価、約 48.00円
  
今年 11月、売電、358kWhで17,184円  1kWh単価、約48.00円



   去年11月、▲2,456円の支払。今年の支払▲6,678円と4,222円の節約となりました。 9月、10月と冷夏の恩恵でしたが、今月は発電量の恩恵を受けました。
  発電量が良いと、今度は
早明浦ダムが 気になるのが香川県民ですが、100%を保っていました。そう言えば夜に雨が多かったような。

   設置前年年間電気代   207,928円
    1年目の年間電気代    31,518円

   2年目               7,012円

  3年目              ▲2,689円

  4年目              ▲5,499円

  5年目             ▲74,717円

  6年目            ▲116,383円

  7年目             ▲90,784円

  8年目             ▲83,581円

   9年目             ▲37,314円

  9年目11月          ▲14,416円

  10年目11月         ▲22,584円

  参考:使 用料金表

さて来月は!

発電しない業者を排除

2014年11月07日 | 太陽光発電

  第5497回の「太陽光発電は生き残れるか」 などで取り上げて来た固定価格買い取り制度の受付中止と見直しの動きが少しずつ動き出しているようです。
  
  経産省が早い時期に有利な価格での買い取り価格を申請していながら、未だに着工していない業者を排除する検討に入っ たそうです。
  これは、早くから問題視されていましたが、やっと規制に取り掛かるようです。必ずしも全部が不正に取得したとも言え ないのでしょうが、やはり、長期間寝かせているのは問題でしょうね。

  実を言うと、私も同じ立場にあります。と言うのも、我が家で14kWhの許可を取っているのですが、先立つものが無 く、そのまま放置しているのです。 これも、きっと取り消されるのでしょうね。甲斐性が無いので仕方ありません。それにしても、金の無いのはつらいものですね。  

  時事ドットコムより  2014/11/03

  発電しない業者を排除=再生エネ、電力会社に「拒否権」-経産省

   経済産業省は2日、太陽光や風力など再生可能エネルギーでつくる電気の「固定価格買い取り制度」に関し て、 電力会社への供給を約束したにもかかわらず発電を始めない事業者の排除に向けて検討に入った。発電を行う意思がないと判断した事業者に対し、内諾した電気 の買い取りを電力会社側が取りやめるための条件を明確化する。

  四国電力が契約保留数を発表していましたが、この中にもこうした業者もあるのでしょうね。私のは、個人なのでこの中 に含まれるかどうかは分かりません。
  四国新聞社 | 香川のニュースより  2014/10/31

  四電、再生エネ買い取り中断/契約保留830件

   四国電力の千葉昭社長は30日の定例会見で、10月から契約を中断している再生可能エネルギーの固定価 格買い取り制度に基づく太陽光発電事業者らからの電力買い取りに関し、1日以降に約830件の申し込みがあり、契約を保 留していることを明らかにした。

   四電は、太陽光発電の買い取り契約の急増で電力の安定供給に支障が出る恐れがあるとして、10月から契 約を一時中断。現在、経済産業省が制度の抜本的な見直し作業を進めている。

   四電によると、9月末現在、契約済みの再生エネの買い取り量は、太陽光が200万キロワット、風力が38万キロワット。10月からは、契約は中断するも のの、契約の申し込みは受け付けており、1日以降、約830件、4万3000キロワットの申し込みがあったという。

   経産省は12月上旬にも制度の新たな枠組みを示す予定で、千葉社長は「国の方針が予定通り示されれば、 年内にも対応策を取りまとめる」とした。契約を再開する際には、現在、申し込みを受け付けている分から順に契約手続きを 進めることにしている。

  契約済みがやはり相当あるようですね。この中で取消がどの程度になるのか興味あります。とは言いながらも、これが、 真っ当な条件の契約だったら太陽光発電の前途は明るいのですが、例えば、これを買い取り条件を厳しくしたらどのくらいが 残るのでしょうか。
  このまま切ってしまうより、条件を厳しくして着工を促進するべきじゃないでしょうか。いずれ、太陽光発電が役に立つ ときが来るはずです。
甘いかな!


パワコン不要の太陽光

2014年11月03日 | 太陽光発電

  第 3400回の「直流給電」などで書いてきたように太陽光発電の弱点の一つに電池で出来た直流を交流に返還す るパ ワーコンディショナーによる発電量の減少とその何時までも下がらないコストにあります。
  その上に、パネルの長い耐久性に比べて家電と同じように10年程度しか持たないと言われる寿命があります。
  我が家もそれを恐れてシャープの5年延長の保険に加入しました。厳しかったですが、間違いなく故障すると言われるパ ワコンの何十万円もの費用を考えると仕方ないと考えました。  

  さて、そのパワコンの概念が覆されるようなシステムがあるようです。それも、既にアメリカでは実用されているのだそ うです。これは、想像もしませんでした。

  スマートジャパ ンより  20141028

  パ ワコン不要の太陽光、「交流」でつなぐ蓄電池

  日本国内では全くといってよいほど導入が進んでいない太陽光発電向けのマイクロイ ンバーター技術。欧米では同技術の優位性が評価されており、パワーコンディショナーを追い込むほど導入数が増えてい る。同技術に特化した米企業が、蓄電池をも取り組むシステムを開 発。採用された蓄電池は日本製だった。[畑 陽一郎,スマートジャパン]

   太陽電池が生み出した直流電流をパワーコンディショナーで交流に変えて……。国内のシステムでは大前提となっている このような仕組みを「ひっくり返す」システム技術が、欧米で浸透し始めている。

  パワーコンディショナーは使わない。直流を交流に変換する20cm角 程度の装置「マ イクロインバーター」を太陽電池モジュールごとに接続し、太陽電池モジュールからその場で交流を取り出 すという方式だ(図1)*1)。

  従来のパワーコンディショナーを集中制御だと考えれば、マイクロインバーターは分 散制御に相当する。

 *1) パワーコンディショナーもマイクロインバーターも直流を交流に変換するという意味では同じ機能を備えている。パワーコンディショナーは複数の太陽電池モ ジュールを直列に接続したストリング単位で、得られる電力を最大化しようと動作することに対し、マイクロインバー ターは1枚の太陽電池モジュールだけを最適化する。

 

  1  マイクロインバーターの考え方 出典:エリーパワー

  図1のようなシステムにはどのような利点があるのだ ろうか。幾つもある。「もう少し電力が欲しい」という場合、太陽電池モジュールを1枚 単位で増設できる。1枚だけ大出力のモジュールを追加することも可能 だ。モジュールの特性を合わせる必要がないからだ。このため、パワーコンディショナーを用いた場合よりも、一般には 得られる電力の量が多くなる。

  太陽電池モジュールの故障や、影にも強い。故障したモジュール、影が当たったモ ジュールの出力だけが下がり、隣のモジュールは正常に動作し続ける。システム全体への影響が小さい。

  設置工事も楽になる。もともと交流を通している宅内配線と接続しやすく、システム 拡張がたやすい。マイクロインバーターにコンセントプラグが付いており、これを家庭用コンセントに差し込むだけで動 作する製品もある。「プラグインソーラー」と呼ぶ。

  設置スペースでも有利だ。パワーコンディショナーの専用スペースを用意する必要が ないためだ。小ぶりな家屋ではありがたい。

  ただし、マイクロインバーターにも「欠点」はある。太陽電池モジュールの数だけ装 置を用意しなければなら ず、モジュールの枚数が多いと、パワーコンディショナーよりも割高になるのだ。しかし、次節で紹介するように米国市 場では導入が進んでいる。これは初期コ ストとトータルの発電量を評価した結果だといえるだろう。

  米国市場がマイクロインバーターで突出

  米国の調査会社であるIHS20138月 に発表した資料によれば、マイクロインバーター市場は米国に集中しており、2012年 には世界市場のうち、72%のシェアを占めたという。2013年 には米国の住宅市場の40%がマイクロインバーターを採用しており、パ ワーコンディショナーが少数派に転落する可能性が高い。

  2017年のマイクロインバーターの世界市場は2.1GWま で成長する見込みであるという。これは2013年の約500MWと 比較すると4倍の成長に相当する。

   次は蓄電池をマイクロインバーターでつなぐ

   こうした状況の中、マイクロインバーターの考え方を蓄電池にまで拡張しようとし ている企業がある。米Enphase Energyだ。同社はマイクロインバーターを採用した太陽電池 モジュールを、「双方向」マイクロインバーターを用いた蓄電池と組み合わせる(図2)。 双方向とあるのは、蓄電池には充電と放電の逆向きの電流の流れがあるからだ。同社が世界で初めて開発した技術である と主張する。双方向マイクロインバーターを備えた蓄電池を「Enphase AC Battery」 と呼ぶ。

  マイクロインバーターの利点は太陽電池モジュールと同じだ。工事が容易であり、必 要に応じて蓄電池を増設しやすい。

  同社は2015年下期にも図2の ようなシステムを市場に投入する予定である。全てを交流で接続する「オールACア プローチ」を採る。マイクロインバーターを備えた太陽電池モジュールと、双方向マイクロインバーター、蓄電池をパッ ケージ化した「分散型電力貯蔵システム」として提供することで、住宅内のエネルギーマネジメントを最適化できるとい う。制御にはEnphase Energy Management Systemを 利用する。

  「図2にある運転制御盤は、太陽電池モジュールと蓄電 池の状態を監視して制御する機能を備える」(エリーパワー)。

 

  2  分散型電力貯蔵システムの構成 家電を含め、機器同士を交流(ACケー ブル)で接続する。 出典:エリーパワー

  エリー パワーが蓄電池を単独供給

  Enphase Energyはマイクロインバー ターの開発・製造・販売に強みのある企業だ。だが、蓄電池技術はない。そこで、日本で蓄電池を開発・製造・販売する エリーパワーと戦略的提携の覚 書を締結した。長期的かつグローバルな提携である。「覚書の詳細な内容は公表できないものの、例えば1年 という短期間ではない。Enphase Energyは世界市場に販売網 を構築しているため、当社の蓄電池がそこに載っていく」(エリーパワー)。

  エリーパワーは容量1.2kWhのリチウムイ オン蓄電池モジュールをEnphase Energyに単独供給する*2)。 「新規開発品ではなく、当社が既に量産しているリチウムイオン蓄電池セルを組み合わせて供給する。国内では4セ ルを1モジュールに組み上げているものの、Enphase Energy向けには8セルを使 う」(エリーパワー)。Enphase Energyによれば蓄電池から の出力は275Wもしくは550Wに なるという。

  *2) エリーパワーの発表資料にはEnphase Energyの共同創業者で副社長のRaghu Belur氏のコメントが掲載されている。そこではエリーパワーと提携を結ん だ理由として次のようにある。リン酸鉄リチウムを正極材に使用しており、安全性と性能に最も優れており、長寿命であ ること。蓄電池を高い品質基準の全自動ラインで製造していることが挙げられている。

  「図2には4枚 の太陽電池モジュールと4個の蓄電池が組みになって描かれているものの、 実際のシステムでは太陽電池モジュールと蓄電池の数は11で はない。米国市場では45枚 の太陽電池モジュールと35台 の蓄電池を組み合わせることが一般的だろう。太陽電池モジュールを1枚増設し たとき、蓄電池の数はそのままでよいことも多い」(エリーパワー)。

  日本市場に分散型電力貯蔵システムが導入されるのはいつなのだろうか。エリーパ ワーの発表資料には、同社社 長の吉田博一氏のコメントとして「分散型電力貯蔵システムは米国のみならず、日本を含めた世界のエネルギー問題の解 決に貢献していくものと確信していま す」という発言が掲載されている。



    こんなものが出来ているなんて全く知りませんでした。何故これが日本で採用されないのか不思議です。もしかしたら、業 界か国の規制が絡んでいるのかもしれません。こういうところはアメリカの方が自由競争の原理が働くのかもしれません。
  それにしても、一見コストアップのように思えますが、メガソーラーのように大規模でない住宅用のようにパネルの枚数 が少なければパワコンのコストより安くなると言うのが驚きです。こうなると、住宅用に採用されないのがやはり納得できま せん。

やはり、何か裏があるのかも!

ソーラークリニック

2014年11月02日 | 太陽光発電

  第 5488回に次いで太陽光発電 診断 ソーラークリニックに9月分の診断結果が発表されています。

   8月の記録的な発電量422kWhから9月もどうなる事かと心配していましたが、537kWhと例年並 みの発電量に戻りました。これを見ても、如何に今年の8月の天候が異常だったかが分かるのじゃないでしょうか。
  その割に、心配していた程、米など農作物への影響は大きくはなかったようです。もともと、家庭菜園の趣味も無く芝生 しか植えてない我が家にとっては、 今年の夏の冷夏と雨は大助かりでした。去年は水道代を節約するために水遣りをしなかったところかなりの被害が出たので、 今年は、夏にも水遣りをする予定に していたのですが、結局殆ど必要ありませんでした。それでも芝生は例年以上に青々と茂っています。

  大雨の被害を被った方には申し訳ないですが、今年の冷夏は、私にとっても、芝生にとっても恵みの冷夏でした。
  
     登録名はそのまま「マア小父の発電所」です。

    月間 発電量(パネル1kWあたり):     
     
      2014 年     8 月                     1832/1929          76.7kWh/kW

     2014 年     9 月                     1534/1892         97.6kWh/kW 

     月 間日射量比ランキング
 
      2014年    8月                     1880/1929          0.649

          2014年    9月                     1806/1892           0.692

     年 間発電量:(パネル1kWあたり)    
 
     2013年    9月~ 2014年     8月    1418/1641     1072 kWh/kW

          2013年   10月~ 2014年     9月    1414/1625     1069 kWh/kW

    年 間日射量比ランキング:   
 
     2013年     9月~ 2014年     8月         1558/1641            0.698

          2013年    10月~ 2014年     9月         1540/1625            0.7

   ランキングも少し上がっているようですが、どうも参加者が減っているのもあるようです。相変わらずの低 位置をさまよっています。
 

 さて、来月 は!

  


太陽光発電のコストダウン

2014年10月31日 | 太陽光発電

  昨日は日 本発の新型太陽電池を取り上げましたが、従来の太陽電池も頑張っているようです。と言うか、電池自体は変わ らないのですが、電池以外でのコストであるモジュールと設置コストを下げる工夫への取り組みが進んでいるようです。
  このコストも太陽光発電のコストとしては電池自体のコストと同じくらい大きな問題です。ここで大きくコストダウンで きないと電池が如何にコストダウンされようとも、行き詰まりになります。それだけに、こちらのコストダウンは電池と同じ だけ重要と言えます。

  まずは、工期短縮の工夫です。リンク元に多くの画像がありますので、是非、参考にしてください。

  スマートジャパ ンより  201410240900分 更新

  パ チンパチンとはめていく、太陽電池設置の手間が半分に 

  エクソル201410月、 設置工事の工期短縮に役立つ太陽光発電所向けの架台「XSOL RACK(エクソルラック)」と、同架台に適合する太陽電池モ ジュールを発売した。太陽電池モジュールの固定と結線を同時に行えるため、太陽電池まわりの作業量が2分 の1に減ることが特徴だ。さらに架台のための基礎工 事も不要にした。  畑陽一郎

  エクソルは201410月、 太陽光発電所において、設置工事の工期短縮に役立つ架台「XSOL RACK(エ クソルラック)」と、同架台に適合する太陽電池モジュールを発売した(図1)。

  「立地や規模によって多少変動するものの、材料(架台・太陽電池モジュール)と工 事費を含み、費用は出力1kW当たり23万 円になる」(同社)。これは通常の架台と太陽電池モジュールを組み合わせて利用した場合と比較して高額ではない。… 中略


  設 置作業は本当に簡単なのか

  同社によれば、太陽電池モジュールの設置作業は次のようなものだ。まずモジュールを架台に載せてモジュール上部の溝 が架台の横レールにあるボルト位置 に合うようはめ込む。すると、モジュール下部のコネクタが架台の横レールにあるコネクタに合う位置になるため、そのまま 押し下げる。「モジュール上部の位 置は自然に固定され、下端の位置を調節する必要はない」(同社)。ネジやボルトを使わないため、部品が散乱することもな く、安全に作業できるという。

  以上の流れを図5から図12に示した。これらの図ではモジュールの端面以外を透明に描いている。図5はモジュール上 端を架台に載せたところだ。この時点では何も固定されていない。…以下略

  これは良いかも、設置業者が一番望んでいたことじゃないでしょうか。こういう工夫が出てきたと言うことは、これから もいろんな工夫でコストダウンに貢献してくれるかもしれません。

  パネルの軽量化も工夫されているようです。

  第 4766回の「軽量強化ガラス」で取り上げた旭硝子の軽量ガラスの話題です。 自社のメガソーラーが稼働したそうです。 
  

  環境ビジネスオンラインよ り  20141015

  北 九州市最大のメガソーラーが稼働 パネルは軽量ガラスとFRPで 塩害対策

  旭硝子(AGCは、 北九州市で、同社グループの化学強化特殊ガラスとFRP(ガラス繊維強化プ ラスチック)素材をパネルに採用したメガソーラー「エ ネ・シードひびき太陽光発電所」が、1014日 に全面運用を開始したと発表した。

  同発電所はAGC所有地に設置された 発電規模20.5MWの北九州市最大のメガソーラー。両面 ガラス軽量ソーラーパネルには、同社の軽くて強い化学強化特殊ガラス「Leoflex®」 が両面に使用され、架台には子会社のAGCマ テックスの軽くて錆びないFRP素材「プラアロイ」が 使用されている。いずれも軽さと高い耐久性を特長とする。

  同発電所は沿岸部に立地するため、塩害によるソーラーパネルの劣化や架台の腐食な どが懸念されていた。このような環境下でも、軽量ガラスやFRPの特 長を活かした製品を採用することで、それらの課題を解決し、メガソーラーの長寿命化に貢献するとともに、施工時の作 業負荷を軽減した。

  両面ガラス軽量ソーラーパネルは三菱電機が開発した。耐湿性に優れるガラスを両面 に使用することで、長期間にわたりパネルの劣化を抑え信頼性を高めている。さらに、ガラスを「Leoflex」 にしたことで、通常の片面ガラスのパネルと比べて約2割の軽量化を実現した。

  「プ ラアロイ」を用いたFRP架台の一部には、NTTファ シリティーズと共同開発した施工性の高い新設計の架台を採用し、施工時の作業効率を大きく改善した。なお、この新設 計の架台は2014年度グッドデザイン賞を受賞している。

  AGCは、経営方針Grow Beyondの下、「環境・エネルギー問題に技術力で貢献」を成長戦略のひと つに掲げている。今後も、顧客に最適なソリューションを提供することで、成長基盤の強化・定着を図っていく方針を示 している。

  「エ ネ・シードひびき太陽光発電所」は、西部ガスの100%子 会社エネ・シードと、旭硝子が設立したエネ・シードひびきが運営する。敷地面積は約256,000平 方メートル、建設期間は平成254月~ 平成269月。 投資額は約60億円。

  両面に軽量ガラスを使うと言うのも予想外ですが、片面よりコストアップになりそう な気がしますが、それでもメリットがあると言うことなのでしょうか。ガラスメーカーとしてはその方が使用量が増える メリットはありますね。

  軽量ガラスに対抗するような意外なものも開発されているようです。

  太陽テントグループ | 太陽工業株式会社より  93

  新 発想!ガラスの替わりにアルミ複合板をモジュールの基材として採用

  従 来型より最大53%の軽量化を実現した太陽電池モジュール

  ~軽さと施工性の良さで設置が困難 な屋根にも対応、最大出力147Wの「T-Light Solar」を製品化~

  大型膜面構造物(テント構造物) メーカーの太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、会長兼社長:能村光太郎) は、このほ ど、太陽電池モジュールの軽量化と施工性の向上を目指し、樹脂 ハニカム構造体によるアルミ複合板を基材とした太陽電池モジュール「T-Light Solar」の製品化に成功、これにより、荷重 条件の厳しい屋根への設置を可能にしました。

  「T-Light Solar」は、太陽工業株式会社と岐 阜プラスチック工業株式会社(本社:岐阜市、社長:大松利幸)が共同開発した太 陽電池モジュールで、ガラスと外周フレームで補強した従来型モジュールに替わり、超軽量・高剛性のアルミ複合板 を基材として使用した新製品です。

  その重量は従来の太陽電池モジュール(約12~15 kgm2)と比較し、1平米当たり約7kgと、 最大約53%※1(約41~53%)の軽量化を実現、さらに、優れた剛性特性とモジュール取付位置が自由になる 事で「下地鉄骨材(架台など)の低減や軽量 化」も可能にし、架台などを含めた設置総重量においても業界最軽量クラスのモジュールを実現しています。これに より、スレート屋根の工場など厳しい荷重条 件の建物への太陽光発電の導入を可能としました。

  今回、製品メリットをもたらす太陽電池モジュールの基材には、超軽量・高剛性の樹脂ハニカム構造体「TECCELL(R) (テクセル)※2」に薄いアルミ板を貼 り合せた複合板を採用し、外周フレームなどによるモジュールの補強を不要にしました。さらに、基材であるアルミ 複合板の表面に多結晶シリコン太陽電池のセル42枚と透明保護フィルムを貼り合わせてモジュール化しています。

  これにより、1パネル当たりの外形寸法1300ミリ×1000 ミリ(厚み14ミリ)に対して、約9.1kgの重量に抑 制し、最大出力147wを確保しました。

  太陽工業株式会社は「T-Light Solar」の製品化に伴い、販売計画の立案と 年内中の本格販売開始を目指すと共に、「T-Light Solar」 用の「TECCELL(R)」を製造する岐 阜プラスチック工業株式会社と連携、国際物流総合展2014への出展(岐阜プラスチック工業のブー スにて参考出展)を皮切りに新発想の太陽電池モジュールの認知度を高めていく予定で、さらには「T-Light Solar」を社会に供給することで、地球環境 の保全にも貢献していく考えです。

  これは今までのパネルとは全く発想 が違いますね。まさかこんなパネルが出て来るとは想像もしませんでした。強度の問題は克服されているのでしょう か。
  それにしても、日本の技術者の創意工夫は素晴らしいですね。この調子で行けば、
日 本発の新型太陽電池との組み合わせで画期的な低コストのパネルが出来る時も来そうです。
  一度は夢見た、世界のエネルギーは日本の技術が賄うなんて時代も実現できる時が来るかもしれません。

  いよいよ日本の時代が来るか!

日本発の新型太陽電池

2014年10月30日 | 太陽光発電

  このところ、太陽光発電では良い話題がありま せんでしたが、久しぶりに新型太陽電池の話題がありました。それも、日本で開発されたそうです。
  従来の電池とは根本的に違うようで、これが上手く行けば太陽光発電の世界も再び脚光を浴びるようになるかもしれませ ん。

  日刊工業新聞より   20141024

  日 本発の新型太陽電池「ペロブスカイト」夜明け前-世界の研究者が注目

  ペ ロブスカイト太陽電池の構造。ガラス基板の上で、多孔質の酸化チタンにペロブスカイトの溶液を塗布して 作製する(産総研提供)

  「ペロブスカイト」という結晶構造を持つ、日本発の新型太陽電池が世界の研究者か ら注目されている。開発 からわずか5年でエネルギー変換効率が5倍に増え、現在主流のシリコン系太陽電池に近づきつつある。安定性など実用 化に向けた課題はあるものの、圧倒的に 低コストで作製できる可能性を秘めており、太陽電池の新たな市場を切り開こうとしている。(小川淳)

  「信じられない材料。多少雑に作っても高い発電効率が出る。材料として非常に筋が いい」―。東京大学大学 院工学系研究科の近藤高志教授はペロブスカイト太陽電池の魅力をこう語る。ペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイ トという結晶構造を利用した太陽電池の 総称。一般に炭素などの有機物、鉛などの金属、ヨウ化物や塩化物といったハロゲン化物で構成する“有機無機ハイブ リッド型”だ。

  ペロブスカイト太陽電池は高温や高真空

  プロセスを使わず、塗布だけで作製できる

  このペロブスカイト結晶を、太陽電池の素材として再評価したのが桐蔭横浜大学大学 院工学研究科の宮坂力教 授。09年にペロブスカイト結晶の薄膜を発電部に使用し、太陽電池として動作することを発見した。12年に宮坂教授 らが英オックスフォード大学との共同研 究により、10・9%の変換効率達成を米科学誌サイエンスに発表。現在の変換効率は研究室レベルながら、ガリウムな どを使う化合物系太陽電池と同等の約 20%に到達。

  ペロブスカイト太陽電池の特徴は作製方法が簡単なうえ、製造コストも安価であることだ。高温加熱や高真空プロセスを必要としない。基板の上で、多孔質 の酸化チタンに溶液を塗布して乾かすだけで作製できる。結晶原料も極めて安価だ。

  公 益社団法人日本化学会

  有 機無機ペロブスカイト太陽電池


  相変わらず理論は理解できませんが、何となく何かが起こりそうな気がします。これこそ待ち望んでいたブレイクスルー かもしれません。
  これを是非実用化して、太陽光発電が補助金など無くても十分に採算が合うようになれば、いよいよ化石燃料を使う必要 が無くなる時が来るかもしれません。
  後は、バッテリーの問題ですね。これが一番大きな問題かもしれませんが、それまでは原発との併用でしのぐ方法もあり そうです。
  それにしても、日本がもう一度エネルギー大国になれるチャンスが巡ってくるかもしれないと思うとワクワクしますね。
  

頑張れ日本!

ヤギ除草が増えた?

2014年10月25日 | 太陽光発電

  第 5447回の 「雑草 にヤギを活用」でヤギの活用が広がってきたようだと書きま したが、その後もヤギで除草の話題が時々見られるようになりました。
  あの、にっくき孫さんのところでも採用されたそうです。
孫さんのところを取り上げるのは気が進みませんでしたが、ヤギに免じて取り上げます。   
  

  タ イナビニュースより  20141015

  ソ フトバンク鳥取米子ソーラーパークでヤギ除草を開始

   ヤギ2頭、除草効果とともに安 全面やセラピー効果も検証

  1017日、 鳥取県の「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」で、ヤギによる除草試験が開始される。

  これは、ソフトバンクグループのSBエナ ジー株式会社と三井物産株式会社が設立した鳥取米子ソーラーパーク株式会社と、米子市の株式会社大協組が行う環境に 配慮した活動の一環。

  除草試験には、伯耆町の牧場から借りたヤギ2頭 を利用する。ソーラーパーク併設の「とっとり自然環境館」を飼育スペースとして、その駐車場周辺約900平 方メートルの敷地内で雑草を食べさせる。

  試験期間は1130日 まで。現場での除草効果や品質、安全面における機会除草との比較、セラピー効果などを検証する。

  騒音、二酸化炭素排出を低減 環境問題改善に期待

  ヤギによる除草は、エンジン式草刈り機や除草剤を使用した場合と比べ、騒音や二酸 化炭素の排出、土壌汚染など環境への負荷が低減される。また、地域住民への癒し効果や環境問題への理解を深める効果 なども期待されている。

  SBエナジー、三井物産、鳥取米子ソーラー パーク、大協組は、今後も環境保全活動を推進し、環境負荷の低減に貢献していく意向だ。

  メガソーラーだけでなく普通の広場などでも利用されるようになったようです。これ は意外と大きな波になるのかもしれません。雑草退治はヤギや羊など草食動物の利用が当たり前になったりして。

  朝 日新聞デジタルより    2014年10月12日

  放 し飼いのヤギ大活躍 URが堺市の団地で除草実験

  都市再生機構(UR)の津久野南団地(堺市西区)で、広場にヤギを放し、雑草を食べてもらう1カ月間の除草実験 が実施されている。草刈り機が排出する 二酸化炭素の削減に加え、動物と触れあって心を癒やすアニマルセラピー効果も期待しているという。11日は団地の住 民たちが広場の囲いの中に入り、ヤギと 直接触れあった。

  URは昨秋、東京都町田市の団地で実証実験をした。ヤギはおとなしく、ほとんど鳴き声やにおいもないと好評だっ たという。西日本支社は1日から、津久 野南団地(11棟730戸)の棟の間にある広場の一つ約千平方メートルに囲いを作り、日中に2匹を放している。団地 の自治会が世話をしており、夜は近くの 小屋で休ませる。

  普段は柵ごしにヤギを見ていた子どもたちはこの日、柔らかそうな草を選んでおそるおそるヤギに差し出した。おと なしく食べることがわかると、「メーさ ん、どうぞ」と話しかける子も。頭をなでてみた北川瑠知亜(るちあ)ちゃん(5)は「ちょっとぬくかった」。自治会 長の村上徳幸さん(67)は「毎日たく さんの人が見に来て、みんな笑顔になっています」と話した。

  採用するところが増えてくると、こんな話も出て来るようです。何だか、太陽光発電が増えてパネルの盗難が増えて 来たなんて話を思い出します。

  毎日新聞より   819()

  <ヤ ギの除草隊>誰が盗んだ? 2匹首輪残し姿消す

   岐阜県美濃加茂市の里山で活躍する「ヤ ギの除草隊」のヤギ2匹が突然姿を消した。管理する岐阜大職員が10日朝、首輪二つだけが残されて いるのを見つけ、警察に盗難の被害届を出した。

   公共用地の除草費用を削減しようと、市が除草隊の事業をスタートし、現在は約20匹が飼育されている。市が企画した「触れあい体験」にも参加し、子どもた ちの人気を集めた。

   市は「未利用の山林を昔の里山によみがえらせる『里山千年構想』の大切なパートナー。元気で返して」と呼びかける。盗難を知った子どもたちからは切ない “悲メェ~”が聞こえそう。【小林哲夫】

  ヤギなんか盗んでどうするんでしょう。自分のところの雑草でも退治し ているのでしょうか。まさかヤギの乳が目的でもないでしょうしセコイことをする奴らがいるもんです。

増えて来た証拠でしょうか!