DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

5月19日はボクシング記念日(2015年)

2015年05月21日 00時07分12秒 | ボクシングネタ、その他雑談
一昨日19日は、日本ボクシング界にとって記念すべき日でありました。1952年、日本敗戦後7年目に白井 義男(シライ)が当時の後楽園球場で世界フライ級王者ダド マリノ(米)に挑戦。判定勝利を収め、日本に初の世界王座をもたらしました。

   

5月19日のボクシング記念日は5年前の2010年から発足されています。しかし今年は残念ながら特に大きなイベントは開催されませんでした。出来れば毎年この日に日本ジム所属の元/現役世界チャンピオン達が集まり、何らかの興行を行ってもらいたいです。

1923年生まれの白井氏。その年には関東大震災が起こっています。また歴史小説家の司馬 遼太郎氏と同年生まれだったんですね。

5月19日は日本のボクシング・ファンにとりとても意味深い日。しかしボクシング界のみならず、日本国民の記念日として記録してほしい日でもあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9戦目の相手が決定(色々:05‐20‐15)

2015年05月20日 02時35分31秒 | 世界ボクシング
最近(2015年5月20日ごろ)のニュースです。

1)来月13日に米国イリノイ州でプロ9戦目の試合を予定しているライトヘビー級の強豪アルツロ ベテルビエフ(露)。現在フランスを本拠地としているコンゴ人、ドゥードゥー ヌグンブ(Doudou Ngumbu)と対戦することが決定しています。このフランス人、40戦(34勝13KO6敗)のキャリアを誇り、WBOインターコンチネンタル、マイナー団体WBFの王座を獲得した経験があります。また7月にセルゲイ コバレフ(露)に挑戦するナジブ モハメディ(仏)、フリオ セサール チャベス(メキシコ)を破ったアンドレイ フォンフォラ(ポーランド)等強豪選手との経験アリ。いずれも敗北を喫していますが、判定まで粘っています。

2)同じ興行にはWBAスーパーウェルター級王者エリスランディ ララ(キューバ)も登場。古豪デルビン ロドリゲス(キューバ)を相手に防衛戦を行います。

3)2日後の22日に初防衛戦を予定しているWBCクルーザー級王者グレゴリー ドローズド(露)の初防衛戦の相手がようやく決定。ポーランドのルーカス ヤニクを迎え撃つことになりました。

4)来月2日に2度目の防衛戦を予定しているワンヘン メナヨーシン(タイ)の挑戦者も決定しています。比国のジェリー トモダンがタイに渡り王者に挑戦します。

5)来月末27日に予定される2階級制覇王ティモシー ブラッドリー(米)対WBAスーパーライト級レギュラー王者のジェシー バルガス(米)戦には、WBOウェルター級の王座が争われる様子。しかしフロイド メイウェザー(米)が正式に同王座を返上した情報は現在までに入っていません。

6)その一週間前の20日には、無冠戦ながら注目のウェルター級12回戦が組まれています。そのカードに出場するのは元IBFウェルター級王者のショーン ポーター(米)と3階級制覇を達成しているエイドリアン ブローナー(米)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チュディノフ、シュトルムに勝利(WBAスーパーミドル級)

2015年05月19日 06時36分24秒 | 世界ボクシング
先週末9日、ドイツで行われた試合結果です。
WBAスーパーミドル級王座決定戦(レギュラー王座):
暫定王者ヒュードル チュディノフ(露)判定2対1(118-110、116-112、112-116)フェリックス シュトルム(独)

*今回が僅か13戦目のチュディノフに対し、4度ミドル級王座を獲得してきたシュトルムは50戦(39勝5敗3引き分け)近くのキャリアを誇ります。

中盤戦までは拮抗した内容だったこの試合。パンチのシャープさで勝るシュトルムですが、如何せんパワー不足が感じられました。逆にチュディノフはパンチの重みはあるものの、スピード感に欠けています。しかしドイツ人のガードの上からでもパンチを放ち続け、ポイントを少しずつ奪取していきます。

9回終了間際、ロシア人の右で大きくバランスを崩したシュトルム。ロープがなければ明らかなダウンでした。しかしそれ以前にグローブをキャンバスについていました。要するに主審の判断ミスです。しかしそのパンチによるダメージを引きずっていたシュトルムは、最後の3回にポイントを奪われていき時間切れ。判定は割れましたが、ロシア人の勝利は明らかに見えました。ちなみに私(Corleone)は117対111でチュディノフの勝利を支持しました。

昨年師走に暫定王座に就いているチュディノフは、晴れてレギュラー王座に昇格。一見不器用そうな選手ですが、ぎこちなくも会うとボクシングもこなせます。まだ27歳のロシア人。今後が楽しみな選手です。


WBAスーパーウェルター級王座決定戦(暫定王座):
ジャック クルカイ 判定3対0(115-112、116-111、118-110)マウリス ウェバー(共に独)

*ドイツ人同士で行われた暫定王座決定戦。クルカイが3回にダウンを喫しますが判定勝利。一人のジャッジはその回以外はすべて新王者を支持した事になります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロマゴン、ソーサを子ども扱い(WBCフライ級)

2015年05月18日 01時37分37秒 | 世界ボクシング
現地時間の昨夜、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBCフライ級戦:
王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)TKO2回2分37秒 挑戦者エドガル ソーサ(メキシコ)

*当初の予定では、ゴロフキンの試合結果をメインに載せようと思っていました。しかし両試合の内容を比較した結果、ロマゴンの圧勝劇の方が明らかにインパクトが強かったため、順序を逆にしています。何せ歴戦の勇ソーサが何も出来なかったのですから。

2回、連打からの右クロスで1度目のダウンを奪ったゴンザレス。2度目は連打から左。最後は三度連打でソーサをキャンバスに送り、主審はそこで迷わず試合をストップ。圧倒的な強さで2度目の防衛に成功したロマゴン。体格も同級に適合し始め、締まった体つきでした。


WBAスーパー・WBC暫定ミドル級戦:
王者ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)TKO6回45秒 挑戦者ウィリー モンロー(米)

*結果は試合前の予想通り。ゴロフキンが2回に2度、そして6回にこの試合3度目のダウンを奪い挑戦者をギブアップに追い込みました。しかし試合内容を振り返ると、ゴロフキンの苦戦という印象を残した一戦となっています。

2回終了時まではゴロフキンのペース。このまま早期決着も予想されました。今回の試合が組まれた大きな理由はモンローがサウスポーという事。3回から5回まで、ゴロフキンがサウスポーを苦手とする試合内容が繰り広げられました。ゴロフキンのパンチは大振りで当たらず。逆にダメージが深刻な筈の米国人の反撃を食らうという始末。右構えでサウスポーが苦手でない選手は、自身の左ジャブで相手を崩していきます。しかし現在のゴロフキンにはそれを行う技術はありませんでした。

結果としては14連続KO/TKO防衛に成功したゴロフキンですが、まだまだ伸ばす余地が多分にある事を暴露。逆にある意味、どこまで伸びていくかが楽しみですね。14連続防衛といえば、バーナード ホプキンス(米)が破るまで、カルロス モンソン(亜)が保持していた同級の最多連続防衛記録に並んだ事になります。凄いものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩佐、英国で世界初挑戦(IBF暫定バンタム級)

2015年05月17日 01時17分20秒 | 世界ボクシング
6月13日、英国で予定される試合です。
IBFバンタム級暫定王座決定戦:
岩佐 亮佑(セレス)対 リー ハスキンス(英)

*正規王者であるランディ カバジェロ(米)が自身の怪我により戦線離脱。長期休養も予想されるため、今回の暫定王座決定戦が開催される運びとなりました。

暫定ながらも21戦目にして念願の世界初挑戦に漕ぎ着けた岩佐。敵地に乗り込みどんな試合を見せてくれるのでしょうか。

岩佐と対戦するハスキンスは31勝(13KO)3敗(全KO負け)の戦績の持ち主。フライ級から徐々に体重を上げ、まずフライ級で英国、英連邦王座を獲得。同じ2王座をスーパーフライ級でも獲得しています。バンタム級ではWBAインター・コンチネンタル、欧州(2度)、英国王座を獲得しており、3敗はすべて同級で喫したもの。そのすべてが中盤戦(6回、7回、8回)で起こっています。今回の試合も中盤戦が鍵になる可能性がアリと見ます。

170センチの岩佐が身長で5センチ英国人を上回り、年齢は6歳若いときています。体調管理がしっかり出来、敵地でのプレッシャーに負けなければ岩佐に勝利が転がってくる可能性大、だと予想します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週末の試合予定

2015年05月16日 00時12分43秒 | 世界ボクシング
2015年5月第3週末の試合予定です。

16日 土曜日
米国・カリフォルニア州
WBAスーパー・WBC暫定ミドル級戦:
王者ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)対 挑戦者ウィリー モンロー(米)

WBCフライ級戦:
王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)対 挑戦者エドガル ソーサ(メキシコ)


22日 金曜日
ロシア
WBCヘビー級挑戦者決定戦:
アレクサンデル ポベドキン(露)対 マイク ペレス(キューバ)

WBCクルーザー級戦:
王者グレゴリー ドローズド(露)対 挑戦者 未定

カナダ
ヘビー級6回戦:
ドノバン ラドック 対 エリック バラック(Barrak)(共にカナダ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラドックの次戦が決定(色々:05‐15‐15)

2015年05月15日 02時57分26秒 | 世界ボクシング
最近(2015年5月15日ごろ)のニュースです。

1)一週間後の22日、3月末に14年半ぶりの実戦を行った元ヘビー級ランカーであるドノバン ラドック(カナダ)が再起第2戦目を予定。これまでの戦績が8勝(7KO)2敗(2KO負け)の同国人エリック バラック(Barrak)と6回戦で対戦します。

2)WBCヘビー級王者デオンティ ワイルダー(米)が来月13日、地元米国アラバマ州のリングにエリック モリナ(米)を迎え初防衛戦を行います。

3)上記のWBCヘビー級に先駆け今月22日、ロシアで同王座への挑戦者決定戦が行われます。その試合に出場するのは元WBA王者アレクサンデル ポベドキン(露)とマイク ペレス(キューバ)。

4)WBCヘビー級戦と同じ日に、ニューヨークではWBAフェザー級のスーパー王者であるニコラス ウォータース(ジャマイカ)が登場。ミゲル マリアガ(コロンビア)を迎え2度目の防衛戦を行います。王者の戦績が25戦全勝21KOなら、挑戦者の戦績は20戦全勝18KO。両選手の戦績だけを見ると楽しみな一戦ですね。

5)戦わずしてWBAライト級の暫定王者からレギュラー王者に昇格したダルレイ ペレス(コロンビア)。7月18日に英国に乗り込み、アンソニー コローラ(英)の挑戦を受けます。

6)同興行にはWBAスーパーバンタム級レギュラー王者のスコット キッグ(英)も登場。元IBF王者キコ マルティネス(スペイン)を迎え6度目の防衛戦を行います。

7)現在空位のIBFミドル級王座決定戦が6月20日、カナダで行われます。今回の王座決定戦に出場するのはハッサム ヌジカム(仏/カメルーン)とデビット レミュー(カナダ)。  
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バドゥ ジャックが新王者に(WBCスーパーミドル級)

2015年05月14日 00時19分01秒 | 世界ボクシング
先月24日、米国・イリノイ州で行われた試合結果です。
WBCスーパーミドル級戦:
挑戦者バドゥ ジャック(スウェーデン)判定2対0(116-112、115-113、114-114)王者アンソニー ディレル(米)

*年々、米国では地味なクラスに降格傾向にあるスーパーミドル級。そんな同級を象徴しているかのような今回の一戦でした。地味な王者が、あまり知られていない挑戦者に僅差の判定負けを喫し王座から転落。強いて言えば新王者の出身国。ボクシング(プロ?)不毛の地スウェーデン出身のジャックはデビュー5戦目以降米国東海岸を中心にプロ活動を行い、今回の王座奪取まで結び付けています。今後このWBC王座も欧州勢に巻き込まれる可能性大と見ます。


WBAミドル級戦(レギュラー王座):
王者ダニエル ジェイコブス TKO12回2分12秒 挑戦者カレブ トラックス(共に米)

*以前はスター候補選手だったアメリカ東海岸出身(ニューヨーク)ジェイコブスの初防衛戦。挑戦者の地元アメリカ中西部で行われた初防衛戦では、挑戦者を最終回にストップ。元スター候補生の面目を保つことに成功しています。

現在WBAミドル級のスーパー王座にはゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)が君臨中。ゴロフキン対ジェイコブス戦がニューヨークで行われる可能性、ないでしょうかね?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長谷川、おいしい勝利(フェザー級)

2015年05月13日 01時10分19秒 | 世界ボクシング
先週末9日土曜日、神戸市立中央体育館で行われた試合結果です。
フェザー級10回戦:
長谷川 穂積(真正)判定3対0(100-91、98-93、97-93)オラシオ ガルシア(メキシコ)

*昨年4月以来の試合に臨んだ長谷川。今回の対戦者、ガルシアの試合前の戦績は29戦全勝21KO。この試合を前に、ガルシアとの対戦をかなり危険視する声が多く聞かれました(というか聞かれる意見は長谷川陣営からすると否定的なもののみ)。

試合というか、その選手の実力はリングに上がって見なければ分からないものですね。このメキシカン、確かに長谷川と対峙すると骨格が大きく、体力があることがヒシヒシと伝わってきました。しかし上体は硬く、左ジャブ、連打というものが打てません。技師長谷川にすれば、ガルシアの左外側に出て左を放っていけば良いのみ。見ている側としては、長谷川の足が止まらなければ負けることはない、と序盤戦で確信が持てる試合でした。

もちろん両者の相性というものもあるでしょう。しかし予想外の大差判定勝利を収めた長谷川。2013年8月以来の勝利を収めています。しかし今回の勝利のみで「再び(三度)世界」というのは少々早い気がします。少なくとも年内にもう一試合は長谷川の雄姿をリング上で見たいものです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボンバー炸裂(WBCスーパーフェザー級)

2015年05月12日 00時25分16秒 | 世界ボクシング
今月1日、大田区総合体育館で行われた試合結果です。
WBCスーパーフェザー級戦:
王者三浦 隆司(帝拳)TKO3回1分29秒 挑戦者ビリー ディブ(豪)

*驚いたことにこの試合、2人のジャッジは最初の2回を挑戦者のラウンドとしています。

まあ、そんな事も後の祭りで、三浦が豪快なパンチ力を見せ付けて豪州人を沈めています。三浦のボクシングはどのように形容すればいいのでしょうか?攻撃力の増したセレス小林(国際)、または無骨になったエドウィン バレロ(ベネズエラ)といったところでしょうかね?

すり足で相手に近づき、近距離で突然と位置を変え、相手からすれば意外な角度からパンチを貰ってしまう。この試合を決めたパンチも左フックでした。しかし三浦がディブの左外側に出たため、ディブからすればストレートを貰った錯覚を覚えたのではないでしょうか。しかしそのパンチでディブの首がグニョリとなっていました。正直、あのパンチを受け立ち上がったディブには驚かされてしまいます。

対抗王者である内山 高志(ワタナベ)とは違った形の強打者である三浦。先日、と言っても三浦の防衛戦の後、内山はサウスポーのタイ人ジョムトーン チューワッタナ(タイ)を豪快に沈めています。しかしサウスポーと言っても、三浦とジョムトーンはまったく別のスタイルの持ち主であり、両選手を比較するのは如何せん苦しいでしょう。ただ内山は左ジャブで左構えの選手をコントロールすることが出来ます。内山は2011年1月に三浦にダウンを奪われていますが、試合自体はコントロールし8回終了で三浦をギブアップに追い込んでいます。両者の再戦が実現しても、同じような形で内山が勝利を収めるのではないでしょうか。

秋ごろに三浦、内山が揃い踏みで防衛戦。そして大晦日に王座統一戦、というのが理想ですね。

しかしボンバーとはうまい形容です。


ミドル級10回戦:
村田 諒太(帝拳)TKO5回38秒 ダグラス アタイデ(ブラジル)

*村田がちょうど1年ぶりのKO勝利を収め、全勝記録を7(5KO)に伸ばしています。


スーパーフライ級8回戦:
八重樫 東(大橋)TKO2回2分5秒 ソンセーンレック ポスワンジム(タイ)

*格下を無難に下し再起に成功した八重樫。即世界再挑戦ではなく、しばらくはこのレベルの選手を相手にこれまでの疲れを抜きながらコンディションを整えていくのが無難ではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする