DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

プエルトリコのヘスス ロハス、根性勝ち(WBAフェザー級戦:暫定王座)

2017年09月26日 01時57分09秒 | 世界ボクシング
今月15日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦(暫定王座):
挑戦者へスス ロハス(プエルトリコ)KO7回2分59秒 王者クラウディオ マレロ(ドミニカ)

*ヘスス ロハスといえば1980年代後半から、1990年代の全般にベネズエラ出身の技巧派がいましたよね。日本のリングでも何度か実戦を行いました。レパード 玉熊(国際)の持つWBAフライ級王座に挑戦し、引き分けたのが1990年の師走。その8年後に飯田 覚士(緑)の持つWBAスーパーフライ級王座に挑戦。その時は飯田が肩を脱臼したために戦力大激減。それに乗じて判定勝利を収め、WBAフライ級に続いて2階級制覇に成功。しかし飯田の同門であった戸高 秀樹とは1度目は負傷引き分けで王座防衛に成功するも、再戦で判定負け。2001年9月に、玉熊の後輩であるセレス 小林に挑戦するも、僅差判定負けで世界王座返り咲きならず。しぶとい技巧派でした。

今回登場する同姓同名のプエルトリコのヘスス ロハスは、ベネズエラのヘスス ロハスと打って変わってタフなファイター選手。兎にも角にも前に出て、しつこくしつこく相手にパンチを放っていきます。プエルトリコのロハスを例えて言うなら、80年代の韓国選手。相手がギブアップするまで攻めの姿勢を貫き最後は勝利。まさしくこの試合がそのような感じでした。

センスを感じさせるサウスポー・スタイルのマレロ。スピーディーなボクシングを展開していきますが、ロハスはそんな事お構いなしに突進していきます。6回終了時の公式採点がどうだったかは分かりませんが、多分マレロがリードしていたでしょうね。

迎えた7回終盤。ロハスの愚直な前進に根負けしたとでもいいますか、プエルトリコ人の連打からの左でダウンを喫した王者。それほど肉体的なダメージは感じられませんでしたが、テン・カウント内で立ち上がることは出来ず。僅か5ヵ月で王座転落となってしまいました。

現在のWBAフェザー級王者には、スーパー王座にレオ サンタ クルス(メキシコ)が、レギュラー王座にはアブネル マレス(メキシコ)が君臨しています。両選手ともバンタム級上がりのため、もしこのロハスと対戦したら体格負けするかもしれません。
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