キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

お江戸日本橋へ

2020年11月29日 | Weblog
友人に誘われて日本橋まで落語を聴きに行くのだが、新日本橋から近いが、東京駅から丸善を通って、日本橋を渡って行こうと思う。
昔、よく通ったコースで、そのまま小伝馬町の取引先まで歩いたが、当然丸善で本をチェクし、タックルショップでルアーを眺めた。
当時、大会社の仕立てのいいスーツを着たオジサンたちがビジネス書のところに来ていたなあ、まだ、日本が株主資本主義に毒されてない頃で、のんびりしたいい時代だった。
どう見たってグローバリズムとネオコンが世界をこんな風にズタズタにしたのに、未だにその手先となって小狡く働いている日本人が居るのに呆れる。

天気は今朝も抜群にいい、シャツとコットンスウェーターで出かけるが、帰りが遅くなると北風に替わり冷えるというが、遅くなるなら呑んでるから寒さも感じないだろう。

予定通り東京駅で降りたのが11過ぎで、ネットで調べて評判の良かった讃岐うどん屋で腹ごしらえをしたが不味かったなあ。
大磯の月京にあるうどん屋のほうが格段に美味い。
丸善に戻る途中、日本橋の脇で神田川クルーズに寄ってパンフをもらったが、以前からあったかなあ、東京駅から日本橋までの街の様子もすっかり変わってしまったけどね。

丸善で1時間本を眺めたが嬉しかったなあ、すごく幸せな気持ちになった。
このくらい本が並んでるといいなあ、以前は当たり前と思っていたんだけどね。
地方では本屋の存続自体が難しく、売れ筋の本を並べて売り場効率をあげざるを得ないから魅力が無いんだよな。
女性が多かったが何冊も本を抱えた人がいて、その姿を眺めるのも嬉しかった。
何冊か買いたい本があり、重くなるのでネットで買うことにし店を出たが、丸善に対してチョット申し訳ないって気持ちだった。

待ち合わせの1時に「お江戸日本橋亭」に着き知人と「桂塩鯛ひとり会」を聴いた。
開口一番の瀧川鯉舟は7年やってるのに声がでかいだけで酷かったな、変身することはあるんだろうか、他人事ながら心配になった。
塩鯛は「質屋蔵」と三枝の「ワニ」で、「質屋蔵」の出だしでどうも居眠ってしまい、愉しめなかったが「ワニ」は面白かった。
若い頃、三枝が嫌いだったが、才能豊かだなあと思った。

知人と大船へ戻り、居酒屋で5時から1時間だけ、6時以降は予約で満席のところどうにかもぐりこんだ。
2周年記念で全ての酒が500円となっていて、日頃呑まない高い銘柄を5種類呑んだ。
有名蔵の純米吟醸と純米大吟醸で、いいと言われるものには一つのパターンがあり、確かに美味いが詰まらないね。
鯛と鮪の刺身、穴子天婦羅、イベリコ豚塩焼き、肉豆腐。

2軒目は同じ大船で焼鳥屋に入ってワインを飲んだが、ここもフルハウスで、どうにか端っこの席にありついた。
金曜の夜だからなのか、人気店は何処も混んでたよ。
ボンボチ、せせり、以上鶏、白、かしら、以上豚を食べた。

知人とは駅で別れ、藤沢で下車、茅ケ崎から移転した「凛」を探したが、札幌の知人から久し振りの電話があり、長く話していたのでスマホの電池が切れ、場所が検索できなくなった。
古いスマホで充電に凄く長く掛かるのに、あっという間に消耗してブラックアウトする。
娘の連れ合いにもらったものだから、今までよくもっていると考えるべきなのだろう。
札幌郊外の家に高齢の母親がいて帰ることが出来ず、ホテル住まいをしているとのことで、うちも母が家に居たら同様な対応をしなきゃいけなかったなあ。
久し振りに話が出来て嬉しかった、今日は嬉しいことが一遍にやって来た。

茅ケ崎で降りるか、辻堂にするか迷ったが、辻堂のBOの方がでかいので辻堂で降りた。
本もCDもこれってのは無く、何となく「MIKA NAKASHIMA BEST」2005年ソニーミュージックを290円で買った。
「雪の華」しか知らないが、この子、暗くて面長で好きなタイプなんだ。

PICHICHIに行ったら混んでいて、茅ケ崎へ行こうと駅に行ったが生憎電車がなく、PICHICHIに戻って
後ろの丸テーブルに席を作ってもらった。
久し振りだが、オーナーも元気そうで、コロナにも関わらず流行っている。
贔屓の店が流行っているのは嬉しい。
カウンターに移り、音楽の話をしていたら隣の美人も話に加わり、帰る時に楽しかったと言われた。
グラッパとマールを飲んだ。

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