キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

あっという間の30年

2014年11月19日 | Weblog
先日、夜中に二宮駅で同級生と会った。
一瞬本人かどうか見間違ったのは、前に会った時より随分と痩せていたからで、顔に皺がより随分と老けた感じがした。
100キロから72キロに落としたそうだが、本人も皮膚に張りが無くなったことを自覚しているようで、もう還暦だぞ仕方ないじゃないかと話していた。

それを思い出したわけでは無いが、伊勢佐木町を随分先まで歩き「かつ半」でロースカツを喰った。
揚げ物は命取りといわれて久しいが、とんかつは日本人が考え出した料理の傑作の一つだから、身体に悪いぐらいで食するのを諦めるわけには行かない。

大岡川から伊勢佐木町に出る途中、「小川」を覗いたら親父がうろちょろしていたので顔を出した。
元気でいてくれてほっとしたが、随分疲れているそうで、あんなもんには出るもんじゃないね、と散々は目にあったようだ。
どら焼きを家に五個、友人に二個購った。

「かつ半」の帰りにはBOに寄ることになっている。
福田和也「山下奉文」文春文庫 2008年、小島信夫「しゃれた言葉」講談社文庫 昭和59年、宇野千代「或る男の断面」中公文庫 2011年を買う。

「山下奉文」は何時も目に付くのだが今まで何故か買わなかった。
「しゃれた言葉」は多分持っているが、この人の本は中々無いので演芸好きの友人に差し上げてもいいと購入した。
「或る男の断面」も多分持っていて読了した記憶があるが、面白いので若い人にあげようと思って買った。
愛書家によっては同じ本を二三冊書棚に並べる贅沢を大いに楽しんでいるようだが、私にもその性向がある。

夕方、久し振りにアルマニャックから、最も古い取引先で友人のサミュエルがやってきた。
はじめて会ってから30年にはなるだろう。
和食を所望したので福家へ連れて行って飲んだが、積もる話が多く尽きなかった。
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