秋雨の横浜から、今日はフランスからワインメーカーがやってきました。南フランスからの小父さんです。来週私が行く地域からです。その地域で一番優れたワインを作っていると言っておりました。そんなことに驚いてはいけません。やって来る人は皆”うちのワインは世界で一番とおっしゃいます。”一度その人達10名ほどを横に並べて、この中で真に世界一は誰なのか決着を付けろと言ってみたいものです。まあ最近はそんなことを言うメーカーのワインは買わないことにしております。冷静な分析能力を喪失している人は、真っ当なワイン造りは出来るはずが無いからです。ではどの様な事を言われると買いに走ってしまうのかと申しますと”気に入るかどうか分からないけど取りあえずサンプルあげるから飲んでみて”なんてのに弱いですね。こんな始まりで取引を開始して年間6万本も販売しているワインが、スペインのダニエル カスターニョ、今では押しも押されぬこの地区の第一人者、でも最近”うちのワインは世界一”などと言い出しております。困ったものです。この世界一病はワインメーカーのかかる病気の一種と考えたほうが良いかも知れません。
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