酒を飲まないと読書が捗る。
酒も読書も快楽だから、どちらを愉しんでもいいが、酒を飲むと疲れるが読書は酒ほど疲れない。
快楽の度合いは甲乙つけがたい、今夜は佐伯啓思の「神なき時代の終末論」を読んでいるが、これかなり面白い、ブルゴーニュの古酒に匹敵するのかな、長い経験と多くの知識に拠って彫琢された思考は、深みと複雑な襞があり味わい深い。
一休みして風呂に入り、さっぱりとした身体と脳で、新たな気分で先を愉しもうと思う。
ちなみに、音楽は中森明菜のフォークのカバーアルバムを聴いている。
友人知人に何時も中森明菜で飽きないのかと言われるが、いい女は多面性があるから、長く一緒にいても飽きない。
しかもポット出のオネエチャンじゃないから、時間も愉しめる。
「セカンド・ラブ」は、五つのヴァージョンを持ってるから、十の恋の切なさをを愉しめる、分かるかなあ。