キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ローマにて

2009年06月16日 | Weblog
ローマは思ったより暑く、日曜日の午後観光のために歩いている人達は息絶え絶えで、日陰で休んでいる人がほとんどでした。夜はさすがに湿度が低いせいか過しやすく、今回のワインコンヴェンションは日曜の夜、ローマの一番の繁華街で始まりました。やってきた生産者はラッツィオという生産地域のかたで、ローマに近いわりに有名産地のピエモンテやトスカーナに押されて知名度が無いらしく、ローマを市場として今までやってきたようです。

この地域には200社位のカンティーナがあり、注目すべきは50社位だとの事ですが、その中の選りすぐりの4社が今回のコンヴェンションのサポーターです。その後、話をする機会があって分かったのですが、この内二社ついては日本にインポーターがいて、既にワインを輸出しているようです。今回参加したバイヤーは、アメリカ3社、台湾、香港、マレーシア、インド各1社ですから、それはそれで良いのでしょうが、新たに日本のインポーターを探す必要が無いのに、我々にやけに親切で、イタリアの金持ちというのは、世界の金持ち同様に鷹揚なものだと思いました。

彼らのワインを試飲して感じたことは、白ワインが総じて優れていて、赤については樽熟成したものは、しつこくて感心しませんでした。もう少し試飲を重ねて評価をしてみたいと思いますが、何しろ4社がサポーターなので、ここ以外のワインが味わえない欠点があり、ラッツィオを理解するのは難しいかもしれませんね。

話は全く変わりますが、愚息より携帯にメールが入り、孤軍奮闘されていたノアの三沢社長が試合中バックドロップで亡くなられたとの事、凄くショックを受けました。せめてローマより心からの追悼を捧げたいと思います。
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