キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

結婚記念日

2019年03月23日 | Weblog
夜久し振りに買ってきた酒「幻の滝」純米吟醸を呑んだ。
精米歩合が60%なので吟醸だが、吟醸香はなく辛口ですっきりして、厚味はそれほどなかったが、ある種掴む感じもありまあまあの酒だった。
吟醸香が好きなわけではないが、それを好む人も多く、”吟醸”と謳うと高級品と錯覚する人がいるので、とにかく吟醸や大吟醸と付けたがる風潮がある。
でも枕詞に騙されず酒そのものに当たって評価をするしかないんだよねえ、まあ何事もそうなんだけど。

晩飯の時に、鰊の塩焼き、ブロッコリー、大根サラダなどがあったので、それを肴に呑めばよかったが、飯を食い終わってニュースを観て、常盤貴子の「遥かなる山の呼び声」が始まり、それを観ながら呑み始めた。
これBSですでに2度やっていて、その2度目、ついこの間観たのだが、酒を呑みながら腰を据えてまた観ようってのは、常盤貴子が好きなんだろうね。
彼女、姿形ももちろん悪くないが、声が好きなんだなあ、色っぽい声じゃないけど、ちょっとハスキーですっきりした声がいいんだなあ。
仲間由紀恵さんも同じ理由で好きだなあ。

この間見た時にも高倉健と倍賞千恵子のと比較してあれこれ書いたが、特に横浜地方裁判所での場面がオリジナルの汽車の中でのやりとりより数段落ちるなあと思ったが、二度目なので違和感が少なかった。


9時から大原千鶴さんの「きょうの料理」で、昆布の佃煮と蕗味噌の作り方を教わった。
昆布の佃煮では、鯛の酒蒸しとショートパスタを作り、蕗味噌でポークソテーとマッシュポテトを作っていたが、なるほどねえと思った。

二階に上がり「田中角栄」を読了した。
長年読まずに来て期待して読みだした本だったが、大きな期待がいけなかったのか期待外れだった。
思っていたほど角栄に肉迫してなかった、角栄本では小室直樹のが一番かなあ。
その後、油井正一「ジャズの歴史物語」を読んだが、ジャズメンの名前がものすごく出てきて、ほとんど知らないから読みにくく、加えてリズムや音階の話が出て来るので、音痴の僕には当然ちんぷんかんぷんだ。

それでもニューヨークの成り立ち、オランダがインディアンから25ドルのアクセサリーで分捕り、その後イギリスのものになり、ヨーク卿の名前からニューヨークになったことを知った。
ニューオーリンズの頃はプロは少なく、皆さん本業の傍ら演奏を楽しんでいたようで、昔、宮田輝司会で「ふるさとの歌祭り」という番組があり、「おばんでございます」と云いながら、地方の歌や踊りを舞台に乗せ放送していたが、ジャズの起源はああいった物だと書いてあった。
この例え、凄く納得がいったな、でも日本の歌と芸能はあれから何処へ行ってしまったのだろう。
小沢昭一が集めたのを最後に散逸してしまった。


朝からぬるまったい空気で気温が高く、シャツと上着の薄着で、自転車に乗りJA湘南へ行き、ブロッコリー、落花生を買い、帰り道の農家で八朔を買った。
家でPCの前で仕事をしていたら、娘たちが一升瓶をもってやって来た、中之条にある蔵が作った「牧水の歌」純米酒だった。

きょうは32回目の結婚記念日である、何故こんなに長く一緒にいたのか不思議だが、別れるのは一緒になるよりエネルギーがいるもんだ。
昼は外へ美味いものを喰いに行こうと妻を誘ったら、昼は海老炒飯だという、欲のない奴だ。

コメント
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