こちらの立派な門の左に見えているのが洋館で右手には和館があり奥に庭が広がっています。
こちらのお屋敷は 弘前出身の藤田謙一が大正8年に造らせた別邸で、造ったのは堀江佐吉の息子たちだそうです。
それで、藤田謙一氏とは?・・・ってことになりますが。
ご存知かもしれませんが、私は存じ上げず。何しろ転勤で秋田に行くまで秋田藩主佐竹氏だと言うことを知らなかったのです。特に興味もなかったけれどせっかくその土地にいるのですからと、お城は久保田城、殿様は佐竹と覚えたのですから。。。それに東北6県はわかっていても、地図にはめるとあの県とあの県だけががどこ?・・・でしたが覚えましたよ。30歳にして。
で、藤田謙一氏に戻り・・・パンフレットによりますと
「明治6年(1873)~昭和21年(1946)弘前生まれの実業家。勅選貴族院議員。
旧姓明石。5歳で親戚の藤田家の養子となる。
明治24年19歳の時に上京し、明治法律学校(現、明治大学)に入学、熊野敏三法学博士の書生となる。
明治35年たばこ製造販売業の岩谷天狗商会に入社、以後60社以上の会社代表や取締役となる。
東京商工会議所会頭を経て、昭和3年(1928)日本商工会議所初代会頭に就任。日本屈指の財界人をして活躍した。
藤田育英会の創設、弘前市公会堂の寄付など、多くの育英事業や寄付行為でも社会に貢献した。」そういう方だそうです。
パンフレットでは省かれていましたが
ウィキペディア によると大蔵省(現在の財務省)に入省したと書かれていますね。
個人のお宅と聞きびっくり、別邸だったと聞き再びびっくり。和館があり茶室があり、レンガ造りの倉庫あり・・・お手入れの行き届いた低地部は池泉回遊式庭園、高台部は岩木山を眺望する借景式庭園 総面積は約21,800㎡(約6.600坪)
あんまりすごいから ぐるっと回って写真を撮ってみました。そして載せました。
ぐるっと回って玄関の反対側へ・・・1階は喫茶室になっています。
こちらの洋館は無料で見学できますが(2階は立ち入り禁止でした)和館と庭園は入園料大人300円。
お手入れの行き届いたひろくてきれいなお庭です。
以前住んでいた日光には 通称日光植物園と言うのがありました。正式には国立大学法人 東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園 といって、国立なのに入園料を払ってあんまりお手入れの行き届いていないお庭で子どもを遊ばせていました。当時はいくらだったか忘れましたが、今調べたら330円ですって。
今日はかなりまじめに書いています。こういうこともできるんです。たまには・・・
八角形の塔の屋根は こちらもやっぱりきれいな赤でした。
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