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ベルディヒ空気伝説検証-1


 注意:以下の記事には、トマーシュ・ベルディヒ選手を笑いものにした内容が含まれています。同選手の関係者及びファンのみなさまにおかれましては、どうかお読みになりませんよう、切にお願い申し上げます。


  ATP(男子プロテニス協会)が2014年2月10日付けで発表するシングルス世界ランキングトップ10。

   1.ラファエル・ナダル(スペイン)
   2.ノヴァク・ジョコヴィッチ(セルビア)
   3.スタニスラス・ワウリンカ(スイス)
   4.ファン・マルティン・デル・ポトロ(アルゼンチン)
   5.ダヴィド・フェレール(スペイン)
   6.アンディ・マレー(イギリス)
   7.トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)
   8.ロジャー・フェデラー(スイス)
   9.リシャール・ガスケ(フランス)
   10.ジョー=ウィルフライ・ツォンガ(フランス)


  私が10数年のブランク(1999~2012年)を経て、再びプロテニス、もっぱら男子の試合を観戦し始めてから1年半。

  特に上記トップ10の選手たちを中心に、フェデラー以外の選手の顔もなんとか識別できるようになってきた。フェデラーについては、テレビ画面の中で豆粒ほどの大きさであっても、その動き方や打ち方の特徴ですぐに分かるほど進歩した。

  しかし、こうしてトップ10の名前を見渡して、どうしても顔を思い浮かべられない選手が1人だけいる。トマーシュ・ベルディヒ(Tomas Berdych、チェコ)である。

  ベルディヒはわが愛するロジャー・フェデラーの天敵であり、フェデラーをバカにした発言をインタビューで堂々と言ってのける大胆不敵な選手である。だから私はベルディヒが嫌いである。ベルディヒが負けたというニュースを読むたびに、「ざまあみやがれ」と心中快哉を叫んでいる。

  しかし、嫌いという感情は、好きと同じく積極的なものである。みなさんもご自分の日常の人間関係に置きかえてみて下さい。嫌いな人の顔って、意外にすぐ思い浮かぶものじゃありませんか?  

  ベルディヒは私にとって憎むべき相手である。それなのに、その顔が思い浮かばない。いったいなぜなのか?ちなみに他のトップ10の選手たちはこうやって見分けてます。


   ラファエル・ナダル:唸り声がデカい。いつも大汗をかいている。顔やウェアを神経質にいじる。
   ノヴァク・ジョコヴィッチ:頭髪がウニ。脚がよく開く。身体が細長い。
   スタニスラス・ワウリンカ:不精ヒゲ。顔が野呂佳代に似てる。
   ファン・マルティン・デル・ポトロ:トップ10の中で最もイケメン美男子1時間くらい見つめあっていたいサルマタみたいな緩いズボンを穿いている。
   ダヴィド・フェレール:ドングリを両方のほっぺたパンパンに詰め込んだ状態のリス、あるいは顔をふくらませて威嚇するフグに似ている。
   アンディ・マレー:フランシスコ・ザビエル。
   リシャール・ガスケ:顔がおっさんぽく、顔の大きさが身長に占める割合が大きい。
   ジョー=ウィルフライ・ツォンガ:トップ10の中で最もかわいい膝枕で耳かきをしてあげたい

   【番外編】ガエル・モンフィス:体型と動きと髪型が独特。
        グリゴール・ディミトロフ/ミロシュ・ラオニチ:見分けがつかない。この二人が対戦すると非常にまぎらわしい。
        バーナード・トミック:ダニエル・ラドクリフに似てる。
        ジョン・イスナー:眉毛が濃くてぶっとい。イモト。体がデカい。
        イェジィ・ヤノヴィッツ:勝つと豪快にウェアを破る。高見盛。こないだ、「ジャージー・ヤノヴィッツ」と名前が表記されていた。修学旅行か乳牛の品種?

        レイトン・ヒューイット:意外と小柄。
        トミー・ハース:デル・ポトロの次にイケメン見つめあいたい
        ミハイル・ユーズニー:顔がコワい。夜道で遭遇したら逃げる。


  さっき、ATP公式サイトに行って、ベルディヒの紹介ページを見てきた。2010年から堅実にトップ10の地位を守り続けている。特に6位とか7位にいるのが好きらしい。これほどの選手なのに覚えられないのは、私がおかしいのかもしれないと思い、試しにグーグルで「ベルディヒ 存在感 ない」で検索かけたら、なんとサジェスト機能で「ベルディヒ 空気」と検索候補語が出たではないか!みなそう思っていたのだ。

  ベルディヒはその存在感の薄さから、日本の一部のテニス・ファンの間で「空気」と呼ばれている。名付け主は2ちゃんねるのユーザーたちの模様。さすがだ。2ちゃんねるは的を射た意見が実は多い。ユーモアのセンスも抜群で、しょっちゅう爆笑させてもらっている。

  ベルディヒには「空気伝説」なるものが存在するらしい。まとめると、

  1.これほどのトップ選手なのに、カタカナによる名前表記が一致していない。ウィキペディアによれば、「トマシュ・ベルディヒ」、「トーマス・ベルディハ」、「トマス・ベルディッチ」、「トマス・ベルディフ」、「トーマス・ベルディッチ」と各種あるという。

  確かに、テニスのニュースを読むと、ベルディヒは記事ごとに名前のカタカナ表記が異なるといっても過言ではない。更に英語の実況中継で、「トーマス・バーディッチ」、「トーマス・ベルディック(←ミネラルウォーター?)」などと呼ばれているのを聞いたこともある。またカタカナ表記のみだと、私はしばしばベルディヒとトマス・ベルッチ(Thomaz Bellucci、ブラジル)とを混同してしまう。

  他のトップ10選手の場合は、せいぜい「アンディ・マレー」か「アンディ・マリー」か、「スタニスラス・ワウリンカ」か「スタニスラス・バブリンカ」かといった違いしかない。

  2.数年前の全豪オープンの試合中、休憩時間にボール・パースンを最初は手で呼んだが気づいてもらえず、次に声をかけて呼んだがこれも無視された。更に、チャレンジを要求した際、なぜかそのポイントに限ってホーク・アイが記録しておらず、機械にも無視されるという空気っぷりを発揮した。

  3.大会中にコートの外を歩いていても、みんなに気づいてもらえない。

 というものらしい。

       
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