第5話
『友情と恋・・・あなたはどちらを選びますか』
波奈江は朝日と上手く行きそうではしゃぎまくり。
そんな中、光があおいと付き合うことになったとのことで、
それを聞いたみんなはビックリ!!
翌日、写真館に来た光は、
朝日に履歴書用の写真を朝日に頼む。
無表情の光に笑顔を要求する朝日。
光は笑顔になれるようなことを言ってと。
「お前さ、あおいちゃんと付き合い始めたんだって?」
「全然面白くありません。」
「すげえ意外でビックリしたんだけど。」
「目当ての女に振られたんですよ。
諦めないって選択肢も考えたんですけど、
僕の身近に何年も粘っても粘っても全く報われない人がいたんで。」
「全然面白くないんだけど?」
「ちゃんとしてくれるんですよね?」
「えっ?」
「波奈江のことですよ。」
「するよ。 するに決まってんだろ。」
「分かりました。 あなたの言葉を信じることにします。」
海の家で酔っ払ったおじさんに絡まれる夏希。
そこへタイミング良くやって来た朝日。
おじさんは波奈江の父だった。
賢二の店に移る朝日たち。
この町では花火大会の日に告白するという話題に。
そこで正気に返った波奈江父は朝日に、
あの看板を本当に外していいのかと聞く。
「お願いします」と朝日。
店で2人になった朝日と夏希。
夏希は看板を外したらもう言い訳が出来なくなると。
花火の日に告白すればという。
そんな夏希に自分こそどうなのと朝日。
「だってさ、私まだ充電期間中だし。
まだ前の傷生乾きだし。」
「でもさ、無理にでも動き出さないと
錆びついて動かなくなっちゃうよ?」
「はっ?バッカじゃないの?」
「あんたにだけは言われたくないよ。」
香澄の看板が外されるのを見守る朝日。
もう少しで第二回のミスコンがあるから、
その優勝者でまた看板を作れと波奈江父に言われた。
『心の中で燻っていた香澄の存在は、
この町から看板が外されることで
跡形もなく消え去ろうとしていた。
そしてこれからは隣にいる波奈江と共に歩いて行く。
そう思っていた。』
写真館に波奈江の父がやって来て、
花火大会の時に毎年撮っている家族写真を
朝日に撮るよう命令する。
いつもは社長が撮ってるらしいが・・・
今年は家族写真無理かもと波奈江。
パパは今家出中だと。
海でイルカを見たと言う父に、
母はいる訳ないと言ったことが喧嘩の原因のよう。
朝日はひとりで海へ行き、イルカの写真を撮ろうとした。
イルカの存在が証明出来たら波奈江母も許してくれるだろうと。
でもこの海にはイルカはいないよう・・・
「俺はおじさんを信じるよ。」
自分のことしか考えてないような人が、
25年も欠かさず家族写真撮り続ける訳がないと。
だから今年でそれを途絶えさせる訳にはいかないと朝日。
光とバッタリ会った波奈江。
「ああ。 そういえば彼女出来たんだって? ビックリしたよ。」
「俺もビックリした。」
「えっ? 自分のことでしょ?」
「だからさ。」
「うん?」
「今年の花火の日は付き合えないから。
毎年振られて泣いてたでしょ?
今年は俺も忙しいし、ヤケ酒? もう付き合えないからさ。」
「うん。 もう大丈夫。」
「ホント?」
「うん。 今年は大丈夫だから。」
「ならいいけど。」
孝至と朝日。
孝至は花火大会に夏希に勝負を賭ける気らしい。
「でもその点お前たちは楽でいいよな。
だって100%勝敗が決まってる出来レースみたいなもんだろ?
波奈江がお前の告白を断る訳ねえんだから。」
海の家でご飯を食べている波奈江父に
ビールを1本サービスする夏希。
「知ってます? 和泉さんのこと信用して、
イルカの写真撮ろうとしてる人がいるんですよ。」
「なかなか見込みのあるやつじゃねえか。」
波奈江父と一緒に歩く夏希。
「不幸な女はいつ幸せな女になる予定なんだ?」
「まあ、ご存じの通り男に逃げられてから
まだ日が浅いですからね。」
「時間なんか関係ねえだろう?」
「関係ありますよ。
ついこの間まで結婚を決意してたのに
またすぐ別の男って訳にはいかないから。」
「どうして?」
「どうしてって。 恥ずかしくないですか?
なんかいつも男がいないと 駄目みたいで。」
「そんなこと気にしてる人間の方が
よっぽど恥ずかしいと思うけどな。
もっと自分にさ、素直になりゃいいんだよ。
海を目の前にして素直になれなかったら
どこで素直になるんだ?」
まだ海で写真を撮ろうとしている朝日のところへ
夏希がやって来た。
波奈江父がイルカを見たのは見間違いだったかもと
言ってたと聞き、軽くショックを受ける朝日。
が、カメラを構えて写真を撮る。
波奈江父のところへ行く朝日。
イルカは撮れなかったけど、
家族写真は撮らせてもらうと、さっき撮った写真を見せる。
「これ見て下さい。
朝子さん、早起きして海行ってたんですよ。
多分イルカ見つけようとして。
おじさんの言うこと信じようとしてたんです。
これで許していただけないっすかね?」
妻・朝子にすぐさま電話をする波奈江父。
仲直り出来た。
波奈江から電話で家に来るよう言われた夏希。
家に行くと浴衣を渡された。
「私ね、夏希には本当に感謝してんの。
花火の前日をこんな幸せな気持ちで迎えられるのは
夏希のお陰だからさ。
私ね、大事な友達って
過ごした年月に比例するって思ってたんだけどさ。
夏希と出会って年月なんて全然関係ないんだなって思ったよ。」
波奈江の言葉を聞いた夏希は複雑そうな顔で・・・
朝日が波奈江の家の家族写真を撮影し、
波奈江父も笑顔に。
夏希も浴衣を着てみんなで夏祭りへ。
けど夏希は波奈江と朝日に目が行ってしまう。
花火大会も始まった。
その時、夏希に贈る花火というアナウンスが流れる。
「夏希さんに感謝の気持ちを込めてこの花火を贈ります。
いつも美味しい料理をありがとう。
この町に来てくれて本当にありがとう。
夏の希望と書いて夏希さん。
あなたはまさに僕たちの夏の希望となりました。
普段なかなか気持ちを言葉にすることが出来ませんが、
幸せを心より祈っております。
レストラン青山ファンクラブ一同より。」
嬉しそうに花火を見上げる夏希。
孝至が今回のことを全部仕込んだのが朝日だと言う。
その言葉に朝日を見つめる夏希。
「みんな今日はホントにありがとね。
そういえば、今日って凄く大事な日なんじゃない?」
早く大切な人と気持ち伝え合ってきなと、
みんなを促す夏希。
そして朝日に言葉でビシッと言ってきなと言い、
朝日と波奈江を手を振って送る夏希。
夏希は孝至にゴメンと言って帰って行く。
勢津子と賢二は店から花火を見ていた。
そこへ夏希がやって来る。
この町が大好きになったと。
みんなが大好きだし、ホントに大切だから東京へ帰ると。
「苦しいんです。 ここにいたら・・・もっともっと・・・
もっともっと好きになっちゃいそうで。 苦しいんです。」
そう言い、泣き出す夏希。
朝日と波奈江。
朝日が波奈江に言葉で伝えようとした時、
なんとそこへ香澄が現れた!!
波奈江は朝日に取ってもらった金魚を落としてしまう。
今更~!! ∑(゜Д゜;)
何故、今更戻って来たんだよ!!
あまりにも酷い仕打ち。
朝日にも、そして波奈江にも。
夏希はいつのまにそんなに朝日が好きになってたんだ?
気になってる風ではあったけど、ちょっと突然すぎて驚くわ。
これって最終的には朝日&夏希カップルになるの?
さすがに香澄には行かないよね?
なんか波奈江が不幸すぎるんですけど(-_-;)
ところで、春夫さんと清子さんってなんなの?
あのカップルって重要なの? 必要?
福さまはまた出なかった。
その代わりと言ってはなんだけど、哲さん登場(笑)
波奈江と駿の父って・・・(‐∀‐;)
なんかもう福さま出る気配なさそうだなぁ。
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