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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

日本国憲法を考える

2012年10月15日 12時12分13秒 | えいこう語る
普段日本国憲法など、読むことはない。
でも憲法第九条だけは、日米安全保障条約の中で暮らす国民として、一番身近な存在で何度も読んでいる。
自分の住んでいるところに米軍の基地がある人たちなら、憲法の解釈と理解は、私たちより熟知しているに違いない。
オスプレイの強制配備は、沖縄県民は国家に人権を無視されている。
函館市民は大間原発建設再開で、沖縄と同じく国家に無視されている。
国家というものならまだしも「電源開発」という、水力や火力発電が専門で、原発建設は初めてだという一会社が、世界初のフルMOXという、実験も成功していない原発の建設を開始するというのは、随分なめられたものだ。
しかし我が国では、親分が国で子分が電源開発と言うことでもないようだ。
「建設再開は電源開発側にある」と政府はいうから、原発エネルギー問題は電力会社の言いなりのようだ。
以前、横綱の品格問題が騒がれた時、大相撲の親方がマスコミに向かい「朝青龍に怒られるぞ」といったのと、よく似ている。
国民が原発会社を怒らせると、節電はしなければならないし、料金の値上げまでされるのだ。
というところで、日本国憲法を考えてみた。
※ハーレー・ダビットソンがいる風景。


まずは、前文。
政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないよう・・・。
戦争は原爆投下で終了した。福島の原発事故はそれと同じではないか。
さらに、全世界の国民がひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有する・・・福島県はいまだに16万人が戻れないでいる。
前文からこんな状況だ。あまりにも憲法違反が多いようなので、はしょってみる。
第3章の「国民の権利と義務」だ。
第11条。基本的人権は侵すこと出来ない権利として、現在及び将来の国民に与えられる。・・・そうなっているだろうか。
第12条。自由・権利の責任とその乱用の禁止である。・・・国民は必死で税金を支払っている。それを勝手に使い、世界一の借金国にまでした我が国の責任はどうなのか。
第13条。ここが最も肝心らしい。全ての国民は個人として尊重される。・・・沖縄県民や東日本の被災地の人々は、尊重されているのか。そして我々函館市民もだ。公共の福祉などは誰も違反していない。違反しているのは国ではないか。
早朝から血圧が上がっているようだ。
「憲法漫才」を思いついた。
「何が国民の権利だ、人権だ。オスプレイやプルトニウム、笑わせちゃいけないよ。憲法第九条を知っているのか、このボケ・ドジョウ。お前らは国民に対し喧嘩を売っているのか。オスプレイや原発による威嚇または武力の行使は、正義と秩序と平和を基調とする日本国民が選挙権を行使し、永久にお前らを放棄してやるぞ」
現在、大間原発建設反対訴訟が函館地裁に起こされている。
憲法第13条が争点らしいが、私は第九条を争点としたい。
大間原発は、プルトニウム239という、世界最大の猛毒兵器の「時限爆弾」なのだ。スイッチを入れたら、いつ爆発するかもしれないその恐怖に我々は脅え続けるのだ。
条文内の国際紛争を、国内紛争と置き換えてみる。
『国内紛争を解決する手段としては、永久に原発を放棄する』
こんな憲法解釈はいかがだろうか。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (深山 霞)
2012-10-15 23:34:42
ハレーと背景のピンクの小さなハウス。一見日本ではない。なんだかアメリカ中西部の町を思わせる。そうなのか、団塊の世代は今将に「俺達に明日は無い」の世界に慕っているのだろう。此れが出来るのは「北海道であろうと思う。
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Unknown (■かわぐち えいこう)
2012-10-16 14:40:47
「俺たちには明日はない」「キャッシュカードに残はない」そんなギャグを思い出します。先日、新聞に、ポニー&クライドが使った、拳銃の競売があった話が小さく載っていました。あの映画で、フェイ・ダナウエイの虜になりました。その後のマックウイーンとの「華麗なる賭け」では、成熟した女性に、変身していました。特別美人じゃないけど素敵な女性というのは彼女のような人ですね。
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